美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

彼の心に何が起きたのか

2012年09月20日 06時54分43秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
厳しい残暑は今日まで? 島岡美延です。
民族の対立において、島国の日本と地続きのヨーロッパでは、大きく違うのかもしれません。
実在の人物を描いた映画『ソハの地下水道(22日公開)』をご紹介します。
1943年、ポーランド。下水修理と空き巣稼業(!)で妻子を養っていたソハは、収容所行きを逃れようと、地下水道に繋がる穴を掘るユダヤ人たちを発見する。
ドイツ軍に売り渡して報奨金を得るより、ユダヤ人を匿ってやり、見返りに金をせしめることを思いつく。
迷路のような地下水道を誰よりも知り尽くしているソハだったが、子どもを含むユダヤ人グループは、面倒を見きれないほどの人数で、隠れ場所の確保、食料の調達も容易ではない。
執拗なユダヤ人狩りをする将校は目を光らせ、ソハの妻子や若い相棒も、処刑の恐怖におののいていく。
もう限界と、手を引く決意をしたものの、彼の心は自分でも信じられないほど、すでにユダヤ人たちに寄り添っていた・・・。
この真実を世に知らしめたアグニェシュカ・ホランド監督、見事です。
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秋になっていく

2012年09月19日 07時16分02秒 | 日記、その他
激しい雷雨があって、彼岸の入り、島岡美延です。
本当に暑かった今年ですが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りになってほしいもの。
ちょっと興味深い電車に乗って、思わず「上のほう」ばかり見ていました。
中吊り広告のある場所に「のれん」! 
こげ茶の布に「どんぶり日和」という文字が染め抜かれています。
いわゆる企画広告がずらりと貼られた車内ですが、よく見ると、複数企業の商品が。
秋のご飯横丁、というテーマで、様々なレシピが紹介されています。
どんぶりとか、ワンプレートの「ご飯におかずをかけた」メニューが人気、とは聞いていましたが、いろいろあるものですね。
クリームソースで煮込んだようなものもご飯にかける、ソーセージを焼いて載せる・・・。
暑い時期は、あまり長時間、火を使いたくなかったけど、早く、秋になって!
まもなく秋分の日、東京の日の入り時刻は、17時38分。ずいぶん日が短くなったものです。
秋の夜長、という実感はもう少し先になりそうですが、心地よい季節も目前です。

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言葉や行為は我が身に

2012年09月18日 07時34分51秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
急な雨を日傘でしのいだり、島岡美延です。
今日はさらに大気の状態が不安定になりそう。
「不安定」な気持ちが、人々の行動に拍車をかける、そんな世界のニュース映像が連日、流れています。
主張したいことがある、というのはわかります。でも放火、破壊、略奪・・・、なぜ人はそうなってしまうのでしょう。
集団で暴動を起こす、それが「本能」だとは思いたくない。
でも「いじめ」の問題を想像した時、集団の悪意が暴走する、というのは悲しいけど事実としてあるでしょう。
誰かの悪口を言う・・・、ストレスの多い日々を乗り越えるため、その行為で多少、「すっきり」するのかもしれません。
でも、ちょっと考えてみませんか? 
その「悪意に満ちた言葉」、本当にあなたの心を満たすのでしょうか。言った分だけ、さらに落ち込んだ、という経験もあるのでは?
「笑顔で不満」を言う人はまずいません。
誰かを攻撃する言葉、行動で、どんどん笑顔から遠ざかる、あなたの魅力を損ねていく・・・。
すべて自分に、はね返って来ます。
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80年代ロックがアツい

2012年09月17日 05時52分04秒 | 姿勢&見た目
蒸し暑い敬老の日、島岡美延です。
15日で95歳になった祖母は、介護保険の利用ゼロ、このまま100歳目指して、元気でいてね。
夢をあきらめない! パワーあふれる映画『ロック・オブ・エイジズ(21日公開)』をご紹介します。
ブロードウェイミュージカル、「80年代のヒットナンバー」で綴る物語に主演するのは、トム・クルーズ。ボイストレーナーについた訓練の成果をぜひ!
ロックの神と呼ばれたステイシー(トム)だが、今は酒に溺れ、舞台のドタキャンも。それでも彼を追う女たちは、その姿に失神する。
彼のバンドの解散コンサートが、ロサンゼルスのバーボンルームで間もなく開かれる。ここは、初ライブの地であり、彼はソロになろうとしていた。
彼をスターにしたマネージャー、遠慮のない女性記者、デビューを夢見るライブハウス店員、歌手になろうとロスに来た女の子、ロック廃絶運動の母親(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)たち・・・。
若者たちの「夢」が、かつてのカリスマを揺さぶります。
あなたの忘れ物、探しませんか?
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あの人もバレエの

2012年09月16日 07時14分00秒 | 日記、その他
暑さに加え、湿った空気、島岡美延です。
台風、秋雨前線・・・、今週は雨マークが増えそう。
美術館は、たいてい冷房が強め。そこで「涼しげな絵」を見てきました。
ニューオータニ美術館『マリー・ローランサンとその時代展 巴里に魅せられた画家たち(30日まで)』です。
若い頃のキュビズムの絵は意外でしたが、「彼女らしい」淡いパステルカラーの大きな絵がいくつも。ほとんど「黒目」という独特の女性の表情。
バレエの衣装や舞台美術を手がけていたという事実は驚きでした。
「バレエ・リュス」というディアギレフが率いていた集団が、バレエ興行のあり方を打ち出し、現代につながるバレエ人気を決定づけたのです。
その『牝鹿』の衣装、美術はマリー・ローランサン。また、あのモーリス・ユトリロは『バラボー』の衣装で参加。
ニジンスキーが踊った『牧神の午後』のレオン・バクストの衣装デザイン資料も。
パリにいた佐伯祐三、荻須高徳らの絵画。小磯良平の『踊り子』の絵も素敵でした。
小ぶりの美術館、いいものです。
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避難の際の体力は?

2012年09月15日 07時23分22秒 | 姿勢&見た目
三連休の天気が気になりますね、島岡美延です。
沖縄県に接近中の台風16号は中心気圧900hPaという猛烈な威力。頑丈な建物の中で、通り過ぎるのを待つしかありません。
さて、今月の姿勢テーマ「動ける身体にしておく」に自信はありますか? 
いざ避難するとき、素早く行動する、数分ほど走り続ける、誰かを抱えたり、おんぶしたりする・・・。
筋力も持久力も必要ですね。
風水害の避難について、想定してみましょう。
特に都市型水害といわれるものは「あっという間に増水」が特徴です。降雨量情報などのこまめなチェックが必要。
避難する際の注意としては「長ぐつをはかない」こと。運動靴など、ひもで締められる靴で!
歩行できる水の深さは一般的に50㎝までと言われますが、流れが速ければ20㎝でも歩行困難になります。
持ち物はリュックなどで背負い、両手が使える状態に。
また、マンホール、側溝などが見えない浸水域では、長い棒などで足元の安全を確かめながら進むことも必要。
これらに耐えられる身体ですか!?
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終わらない夏の忘れ物

2012年09月14日 07時15分12秒 | 日記、その他
夜中の地震にちょっと身構えました、島岡美延です。
揺れが長かったので「もっと大きくなったらどうしよう」と。正直いって、午前2時台に、素早く動き出す自信はありません。
富士山初冠雪のニュースに「幻」を見ている気分。この残暑、いつまで居座るのでしょう。
トイレの個室に化粧ポーチの忘れ物を見つけました。その後、それは洗面台の鏡の前に置かれていたけれど、持ち主は気づいたかしら。
忘れ物や落し物が「主張している」光景を最近、よく見かけます。
ガードレールやフェンスなどに「見つけやすいように」ぶら下げられた、帽子、ストール、日よけ手袋、携帯入れ、折り畳み傘の袋・・・。
どうしてここにこんなものが、と思うようなものもありますね。無事に持ち主に戻るといいけど。
とあるゴミの集積場に置かれた中型冷蔵庫。「家電リサイクルの正しい出し方で」というメッセージのテープでまかれていました。
あの冷蔵庫の中に何かあって、事件に発展したりしませんようにと、暑い午後に、ふと想像が暴走しそうになるのでした。
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脚本、役者、演出、お見事!

2012年09月13日 06時57分23秒 | 姿勢&見た目
まだ、かなりの残暑・・・、島岡美延です。
今週も様々な映画をご紹介していますが、これで暑さを忘れて欲しい! 
実話でもテレビの劇場版でもない脚本で真っ向勝負、映画『鍵泥棒のメソッド(15日公開)』です。『運命じゃない人』などの内田けんじ監督最新作。
銭湯で転倒し、頭を強打して記憶を失った羽振りのいい男、コンドウ(香川照之)。
居合わせた貧乏役者・桜井(堺雅人)は、とっさにロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます。
実はコンドウ、誰も顔を見たことがない「伝説の殺し屋」!
桜井は、大金が絡んだ危ない依頼を受けてしまい、大ピンチ。
一方、自分を桜井と思い込んでいるコンドウは、役者としての成功を目指し、真面目に努力していく。
そんなコンドウと出会い、好感を抱いた女性編集長・香苗(広末涼子)。
ある理由から「結婚する日」だけを決めていて婚活中の彼女は、コンドウにプロポーズ!
ついに、コンドウの記憶が戻り、怒涛のラストへ。
誰も見たことがない、大人のための欲張りな一本。必見です!
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「甦る」ことを信じて

2012年09月12日 07時12分59秒 | 日記、その他
昨日の暑さ、夜の雷雨に驚きました、島岡美延です。
9月11日は、東日本大震災から1年半、アメリカ同時多発テロから11年。
時間はその出来事から遠ざかっても、変わらないこと、変えられないことがあります。
今日、津波に負けなかった「奇跡の一本松」が、撤去されます。防腐処理などをして、再びこの地に「立てられる」そう。
その姿は、未来にわたって、人々の心に多くの想いをもたらすはず。
古代エジプト人は「人は甦るもの」と信じていました。ミイラを作り、その棺に絵や文字を書いたり、呪文を書いたものを納めたり。
死者が遭遇する旅路の試練を乗り越えるガイドブックのような「死者の書」、その世界最長(37m!)のものを見てきました。
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー『大英博物館 古代エジプト展(17日まで)』、約3000年前の人々の考えが手に取るように伝わります。
永遠の命への憧れ、「太陽」こそがその象徴でした。
夜の闇のあと、必ず上る太陽。古代エジプト人にも、私たちにも希望の光は届いています。
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女たちは、いつもそこに

2012年09月11日 07時05分34秒 | 姿勢&見た目
食卓の秋は進んでも、気温はまだ夏、島岡美延です。
9月15日は、かつて敬老の日でした。15日公開の女性パワーに迫るドキュメンタリー映画を2本ご紹介します。
まず『スケッチ・オブ・ミャーク』。ミャークとは、沖縄県宮古島のこと。
ここに伝わる「古謡」と「神歌」は、厳しい暮らしや神への信仰から生まれ、秘かに歌い継がれてきたもの。
音楽家、久保田麻琴氏が、その唄が絶滅の危機にあることを知り、録音して回った記録。
人間は自然の中で、畏敬の念を持って生きてきた・・・。
それを忘れていないかと、「おばあ」たちの歌声が力強く訴えかけてきます。
もう一つは『イラン式料理本』。
監督が、身近な7人の女性に、各人の「台所で」インタビューしたもの。
伝統的料理などを作りながらあふれ出す言葉・・・、イランにおける夫婦、嫁姑、家族のドラマが詰まっています。
9歳で結婚してまもなく100歳!という老女から、双子を育てながら大学に通う監督の妹まで、様々な世代の女性たち。
宮古もイランも女性のたくましさに拍手!
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