疲れない体、している？

夏日の体育の日になりそう、島岡美延です。シルバー世代は体力が向上しているとか。確かに、アラ還のバレエ仲間って、本当にタフ！
ところで「疲れないカラダ」といえる自信はありますか？　安保徹著「疲れない体をつくる免疫力（三笠書房）」によると、「疲れ」には2種類あり、忙しすぎて常に疲れている人は、交感神経優位の疲れ。身体をあまり使わない人が少し動くとすぐに疲れるのは、副交感神経優位の疲れ。体調が良い人は、この自律神経のバランスがうまく取れていて、疲れにくいのだそう。
つまり、「やる気・元気モード」と「リラックスモード」の切り替えが上手くできることが疲れないコツ。リラックスする時間なんて！という方に、一番のオススメは「長く深い呼吸」。仕事中でも「息を吐ききって、素早く吸ってゆっくり吐く」ならできませんか？　脳にも即効性がある深呼吸、いつでも試してみましょう。
ふだん健康なら「身体に悪いこと」も時には必要。その「負荷」が身体の免疫機能を高める・・・、これってどんどん楽をしすぎている人間への警鐘かも！

オージー「白鳥」に感動！

晴れの特異日だった10月10日の朝は雨、島岡美延です。
東京文化会館で、オーストラリア・バレエ団の「白鳥の湖」を観ました。公開中の映画「小さな村の小さなダンサー」で、グレアム・マーフィー振付の「白鳥」を少し見て、どうしても行きたくなったのです。
映画で「ドン・キホーテ」を踊ったマドレーヌ・イーストーがオデット。ただ、ダイアナ元妃がモデルという新解釈！　一幕は、王子との結婚式。そこへ王子が交際中のロットバルト男爵夫人（黒鳥の役割）が現れる。パドトロワは、王子と夫人の仲むつまじさに「私を見て」と踊る花嫁・・・！
精神を病んだオデットは病院に入れられ、「白鳥の湖」の夢を見る。その白鳥達は、まるでジゼルとアルブレヒトを隔てるウィリのよう！　三幕では、男爵夫人の夜会に、一人、白い衣装のオデットが現れ、王子は彼女のもとへ。しかし心の傷は、取り返しのつかないものに・・・。
踊りの技術、振付（四羽の白鳥も独創的！）、衣装、舞台美術。すべてに釘付けになり、立ち上がって拍手！　「胡桃割り人形」も面白そうです。

喪失からの新たな旅立ち

ノーベル平和賞は対立の引き金となるのでしょうか、島岡美延です。連休初日は肌寒い雨ですね。
NHK記者が捜査対象者に警察の情報を伝えたという報道。大阪地検特捜部の証拠偽造に、そこまでやるかと衝撃を受けましたが、この問題も「報道機関の中でも特別な存在」の暴走を感じます。報道機関による情報漏えいが「個人的な不祥事」で片づけられませんように。
さて、本日公開の映画「冬の小鳥」をご紹介します。現在も続く韓国の海外養子縁組。フランス人の養子となったウニー・ルコント監督の実体験から着想された物語。1975年のソウル郊外のカトリック児童養護施設が舞台です。
よそ行きの服を着せられた9歳の少女ジニ。そこへ連れてきたのは大好きな父。自分は皆と違う、いつかお父さんが迎えに来てくれると、周囲と馴染むことを頑なに拒むジニ。施設には外国人の養父母がやってくる。車に乗せられ、歌で送り出される「選ばれた子」。ようやくジニが打ち解けた年上のスッキもアメリカへ。やがてジニに訪れる旅立ちの日・・・。少女の目は何を見ていたでしょう。

奥様、おめでとうございます

明るいニュースというのはいいですね、島岡美延です。昨日は、ノーベル賞の鈴木さん、根岸さんの快挙を称える報道や、羽田空港の新しいビルのお披露目など、元気になれました。
今回のダブル受賞、さらに嬉しかったのは、お二人とも奥様のことをかなり語っていたこと。ちょうど今年が金婚式の根岸さんは「賞の半分は彼女にあげなきゃ」と言い、あわただしかった受賞の夜、「おなかぺこぺこ」と帰ってきて、奥様の手料理を食べたという鈴木さん。おそらく、夫の研究内容はよくわからなくても、ずっと支え続けてきたお二人の奥様に、あらためておめでとうございます、と伝えたいです。
一昨年に受賞した益川さんは、結婚以来、奥様を初の海外旅行につれていかなきゃ、と授賞式に出ることを照れくさそうに話しました。ふだんの愛情表現は、夫婦それぞれの形があるでしょうが、「一緒に歩いてきてよかった」という日が、どの夫婦にもありますように！
みなさんのコミュニケーションはいかが？　どんなことがあっても「信じて支え」あえれば、素敵ですね。

美男美女でなきゃ！

ノーベル賞で嬉しいニュース、島岡美延です。例によって、化学賞の受賞理由は難しいけれど、根岸英一さん、鈴木章さん、おめでとうございます！　ところで、日本人女性初受賞は、あと何年先かしら。
さて、理屈抜きに、スクリーンで美男美女のアップを見たい、という9日公開の映画2本をご紹介します。
まずは「ナイト＆デイ」。トム・クルーズとキャメロン・ディアス、久々の共演です。何者かに追われるスパイ、ロイと、空港でぶつかった偶然からその騒動に巻き込まれるジューン。この映画のキャメロン・ディアスは、イケメンにときめくフツーの女性。だんだんとチャーリーズ・エンジェルになっていく？　アメリカ、ヨーロッパ、無人島への逃避行と危険な恋の行方をご堪能あれ！
そして「死刑台のエレベーター」。現在の横浜に舞台を移し、名作が蘇りました。スクリーンで美しさが増す、吉瀬美智子。「あの人を殺して、私を奪いなさい」と命じられ、「僕も愛してる」と答える夫の部下の阿部寛。犯行後に待ち合わせ場所に現れない男、一晩中、探し回る女。衝撃の結末は！？

下向いて歩きすぎ！

昨日は、半袖と日傘が欲しいくらいでした、島岡美延です。理想的な秋晴れって、なかなか難しいですね。
皆さん、前を向いて歩いていますか？　というのも昨日のこと。向こうから歩いてくる人が、なんと5人連続で「携帯を見ながら歩き」だったのです。ちょっと怖い光景かも、と思っていたら、私の横を追い越していった人も携帯を見ていました。
以前、TVで、メールをしながら歩いている人の「視野」に関する実験をしていました。前方から来る人やベビーカーなどが目に入るのは、想像以上に「ぶつかる寸前」の地点でした。相手が自転車や車なら、危険度はさらに高まります。
視野が狭くなるだけでなく、身体そのものにとってもかなりキツイ状態です。携帯をいじりながら歩く人の「首」に注目！　真下を見るように「首を直角に折ろうとしている」人と、背中を丸め「首だけ前に突き出した」人がいます。首だけ前に、というのは、高さや距離が合っていないパソコンの画面を見るときにもやっていませんか？
いずれにしても、そんな歩き方、やはり美しくありません！

榎木さん、夢を叶えましたね

キンモクセイの香りを感じました、島岡美延です。例年より遅め、10月も夏日があり、秋の花たちも戸惑うはずです。
鹿児島出身の俳優・榎木孝明さんが長年に渡って企画を温め、主演した作品「半次郎（9日公開）」をご紹介します。
以前、作家・内田康夫さん「著作1億冊突破記念イベント」で司会を務めました。榎木さんは、かつて浅見光彦、今は兄の刑事局長役でおなじみです。その後もインタビューする機会があり、「主演の時代劇映画を作りたい」と必ず語っていました。
インド好きで、画家としての人気も高い榎木さん。映画製作をあきらめずに周りを巻き込み続けたのですね！　西郷隆盛のそばにこの男、と言われた中村半次郎の生涯を描きました。剣の腕は抜群、豪放磊落な性格で、女性も敵をも魅了する真っ直ぐな心の持ち主。半次郎のすべてが乗り移ったように、スクリーンで大暴れです。鹿児島の人たちも、心からこの映画に協力したのでしょう。
幕末から明治へ、日本最後にして最大の内戦、西南戦争で、何ゆえに男たちは戦ったのか。魂がアツかった時代を劇場で！

横浜美術館でバレエ気分

昨日は、横浜で「芸術の秋」を堪能、島岡美延です。母と出かけた桜木町で、目の前に大観覧車、遠くにベイブリッジを眺めながら、新しいビルでランチを楽しみました。
横浜美術館で開催中のドガ展（12月31日まで）は、早い時期に行く計画をしたら良いことが。ちょうど、著名な美術評論家・高階秀爾氏による、ドガの「眼差しや身振り」に関する講演会を聴講できたのです。
ドガは、踊り子の画家と言われますが、あくまで「動き」を描くための題材としてバレリーナをとらえていたよう。そして光の扱い方。パステルで表現されたチュチュの輝きある質感！　とにかくデッサンの天才だったことがよくわかります。
同時代の音楽も流れるというので、珍しく音声ガイドを借りてみました。「バレエの授業」という作品で、ダンサーの前で棒を持って立つオジサマ。なんとオペラ座に「ジゼル」を振付けた、ペローさん！　そこで「ジゼル」の曲が聞こえる幸せ・・・。初来日の「エトワール」、競馬場を描いたもの、踊り子など習作の数々、思わずTシャツなど買っていた私でした。

最近、バレエシーンのCMが

予報よりいい天気の日曜日、島岡美延です。ただ、今夜は雨になりそうなので、気温の変化には対応しないと。
10月は、TVの新番組が始まる時期ですが、CMも色々と新作が登場していますね。
中でも目が釘付けになったのが、高級イメージの某カード会社のもの。裸足の男性ダンサーが、シャツなど普段着で踊っているのです。跳ぶ、回る・・・、アップになるその爪先の美しいこと！
もう少し前から、車のCMでベルリン国立バレエ団のポリーナ・セミオノワが踊っているものがあります。車の走りと彼女の踊り、どちらもスピード感と美しさをイメージさせますね。
実は、バレエシーンを見せているのは、現役のバレエダンサーだけではないよう。ビタミン剤のCMの冒頭で踊るのは、バレエ留学の経験を持つタレントさん、シャンプーのCMで、噴水の前でグランジュテするのはモデルさん。長年のお稽古が身体に染み込んでいるのでしょう。
あんなふうになれたら！とイメージすることも大事。昨日は某バレエ発表会に出かけ、自分を客観視するきっかけを見つけました。

写真、映像で想像できること

国会も検察も混乱の秋、でしょうか、島岡美延です。
ついに最高検は、大阪地検特捜部の前の部長と副部長を逮捕しました。自分の名前に「容疑者」とつく日が来るなど想像もしていなかっただろう二人。取調べでは容疑を否認しているようですが、果たして最高検は、どんな「構図」を描き、どう立証するのか。「検察」の中で、これまで起こってきたことが、どこまで明らかになるか、注目です。
先日、北朝鮮で大きな動きがありました。ついに権力を3代目に継承させる準備です。そんな重要人物の、ついに「公表」された姿、形にも様々な憶測が飛んでいます。
第一印象は、特別待遇を当たり前のように受けて、美味しいものを食べて、運動不足な若者、というところ。自分を「大きく見せる」ことに慣れているようにも思えます。
ちなみに、体格がよくても、必ずしも「堂々と」した印象にならない人もいます。背が高いことが苦痛だったり、太っていることでいじめられたりすれば、おどおどした雰囲気に。小柄でも声が大きいなど、存在感が大きく感じられる人も。さて、あなたは？