初公開のルノワール作品

トルコのクーデターは未遂に、島岡美延です。
71年前、戦争を終わらせまいとした軍人集団が、日本にもいた…。
そして今、日本国憲法が変えられる可能性のある国会になりました。
フランスは、ニースでのテロ事件を受けて、明日まで国民の服喪期間。
こんな事態に、ルノワールは何を思っているかしら。
柔らかな日差しの中で輝く女性たちの笑顔が印象的な、フランス近代絵画の巨匠・ルノワール。
国立新美術館で『ルノワール展（8/22まで）』を観てきました。
オルセー美術館とオランジュリー美術館が所蔵する、100点を超える絵画、彫刻、デッサンなど。
今回、最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が初来日。
明るい屋外で、踊る、飲む、語る…、にぎやかな談笑と楽しげな音楽が聞こえてくる大作。
フランス人が大切にしてきた愛すべき時間。
のちの妻をモデルにした「田舎のダンス」の愛らしさ。
対になる「都会のダンス」と揃っての来日も45年ぶり。
フランスに簡単に行けないので、貴重な展覧会。