どうなる、ロシア選手

リオ五輪目前で衝撃的なニュース、島岡美延です。
世界反ドーピング機関（WADA）は、ロシアが多くの競技で、国主導でドーピングを行っていたという調査報告書を発表しました。
ロシアで開催された2014年のソチ五輪出場の全ロシア選手を調べ直すことも決定。
今回の手口、主に情報機関の人間を使った「検体のすり替え」と見られています。
公開中の映画『疑惑のチャンピオン』では、ドーピングがいかに技術開発のいたちごっこか、という現実が克明に描かれています。
ツールドフランスの絶対的王者が、世界最高のドーピング技術で勝利を重ねていった実話。
ソチ五輪は「壊さないと開封できない瓶の尿検体のすり替え」があったようですが、『疑惑のチャンピオン』では、採血検査でさえ“陽性が出ない”ための信じがたい方法などが、克明に描かれています。
個人の勝利への欲求から、チームメイトに同様の薬物使用を強要していく過程も。
そうまでして手に入れたかった、名誉、金…。
ロシア選手たちの運命、果たして、どうなる？