伝説のタンゴ・ペアの人生

昨日は東京で初の猛暑日、島岡美延です。
世界のダンスの中で、最も熱く、官能的なアルゼンチン・タンゴ。
伝説のタンゴ・ペアの人生は、愛と憎しみとダンス…。
映画『ラスト・タンゴ（9日公開）』をご紹介します。
マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスは、14歳と17歳で出会って50年近く踊り続けた名コンビ。
その栄光の裏で、愛し、結婚し、嫉妬し、裏切り…。
離婚後も二人で踊るも1997年、日本でのステージを最後にペア解消。
現在、すでに80歳を超えた二人が、当時を振り返り、激しい言葉で相手を語るドキュメンタリー。
マリアとフアンが踊りと愛にのめりこんでいく、若き日々を演じたタンゴダンサーが素敵。
さらに闘いの日々だった壮年時代を映画『タンゴ・レッスン（97）』でフアン役を演じたパブロ・ペロン。
80代でも細いハイヒールで踊るマリアが圧巻。
フアンは自ら車を運転し、変わらぬ美しい立ち姿。
製作総指揮は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の名匠ヴィム・ヴェンダース。