美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

闖入、調和、そして・・・

2012年03月02日 08時47分58秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
雪ではなく雨になりそう、島岡美延です。
三軒茶屋のシアタートラムで上演中(4日まで)のモダンスイマーズ、新たな三部作の幕開け「ロマンサー 夜明峠編」を見てきました。
得意のシンプルなセットながら、墨絵のような山の木々の気配にすいこまれそう。
人里離れた峠に暮らす女(石田えり)と成人した息子ら。
やってきたのは、マタギ(千葉哲也)や里の人間たち。
「巨大な熊が里で人を襲っている。それを殺さなければ被害は拡大する。ここにいては危ないし、ここを拠点に狩りをする。」
「その熊なら昔から知っている。襲われたことはない。自分たちはここから出て行くつもりはない。」
女が提案する。「納屋なら好きに使っていい。自分たちもここにいる。」
声しか聞こえないあの熊はなんなのか。自然という名の、私たちの手に負えないすべてのもの?
「大勢の利益のため」の犠牲は許されるのか? 
これは、すべての日本人に投げられたボール。
終演後に言葉を交わした、作・演出の蓬莱竜太氏の確信に満ちた表情が印象的でした。続編も期待大!
コメント
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