唯一、通じない相手の存在

雪も混じりそうな冷たい雨、島岡美延です。
明日で東日本大震災から1年、このところまた地震も頻発しています。
「今、この瞬間に震度7が起こる」と想像できますか？
人間は自分の物差しで考えるもので、その想定を超えることが起きた時、受け入れることは簡単ではありません。
韓国映画『超能力者（本日公開）』をご紹介します。
「目の力で人々を意のままに操る」ことができる男チョイン（カン・ドンウォン）。子どもの頃から差別され、他人の視線を避けるように生きている。その力を察知されないようにしてきたのに、ある出会いが彼を変える。
自分の力がまったく通用しない男イム・ギュナム（コ・ス）。
己の存在を否定されたように感じたチョインは、破壊的な力を誇示し始める。
一方、自分の「特殊な能力」に目覚めたイム・ギュナム。超能力者VS力が通じない唯一の者。
2人の対決は、人々を巻き込み、エスカレートしていった・・・。
これはあくまでSF。ただ「今までの常識で計れない人」に出会った戸惑い、と考えてみるのも面白いかも。