保健福祉の現場から

感じるままに

耐震性

2005年11月23日 | Weblog
今年はアスベストに関して大々的に報道され、国民の関心が非常に高くなった。各施設における使用が疑われ、病院での実態調査も行われた(http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/topics/051004-1a.html)。報道の行方によっては今度は「耐震性」に関心が集まるかもしれない。先般、「地震災害に対応した医療施設の配置計画に関する研究班」では回答6843病院のうち昭和56年に定められた新耐震基準をすべての建物が満たしている病院は36.4%、耐震診断受けた976病院のうち耐震補強必要性指摘 は64.8%でうち補強工事完了は26.3%に留まっていることを公表した。以前から医療機関、社会福祉施設、学校の耐震化率については公表されていた(http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku/houkoku/siryou2-2-5.pdf)(http://www.bousai.go.jp/oshirase/h15/bousai.pdf)が、あまり注目されてこなかった。アスベストに関しても新たに問題が発生したのではなく、報道をきっかけに顕在化したのである。やはり報道の絶大な影響を感じざるを得ない。
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