保健福祉の現場から

感じるままに

難病患者就労支援と障害者雇用

2024年08月13日 | Weblog
「障害者総合支援法の対象疾病(難病等)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/hani/index.html)は今年度から369疾病(https://www.mhlw.go.jp/content/001184976.pdf)になり、対象となる方は、障害者手帳を持っていなくても 必要と認められた支援が受けられる。一方で、「難病患者の就労支援」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/06e.html)について、R6.5.20NHK「難病患者を障害者雇用率の対象に 患者団体が就労支援へ請願書」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240520/k10014455151000.html)が報じられている。「難病患者さまとご家族向け 支援ガイドブック 」(https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240401_shien1f.pdf)で示されるように、今年度から福祉・就労等の各種支援を受ける際に使える「登録者証」の発行が始まっているが、障害者雇用対策(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html)としてもっと進められないものであろうか。「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/seikatsu_chousa_list.html)には難病患者も含まれているが、難病患者に対する偏見・差別があってはならないように感じる。例えば、「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouseishakai/index.html)では議論されないであろうか。
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コロナワクチン接種後死亡と死因究明

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.16President「コロナワクチンの健康被害は「副反応」ではない…京大名誉教授が「医療現場の声」を軽視する政府に憤るワケ 「副作用の深刻さ」が闇に葬り去られてしまう恐れがある」(https://president.jp/articles/-/84635)。
R6.8.19TBS「「健康被害にも目を向けて検証して」新型コロナワクチン接種で国を提訴 13人が総額9150万円の損害賠償求める」(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1367349?display=1)。

新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00006.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00001.html)のR6.8.5審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001284570.pdf)p5「これまでの進達受理件数:11,668件、認定件数:7,899件」「死亡一時金または葬祭料進達受理件数:1,447件、認定件数:762件」は、これまでの予防接種行政(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/index.html)ではみられなかった異様な光景かもしれない。R6.4.16衆議院「新型コロナウイルスワクチン接種の実態と迅速な被害救済に関する質問主意書」(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a213078.pdf/$File/a213078.pdf)のR6.4.26答弁書(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b213078.pdf/$File/b213078.pdf)で「令和六年四月十七日時点では、審査会における申請に係る進達受理件数に占める審査未処理件数の割合は減少している」とあるが、R6.4.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001246550.pdf)p5「これまでの進達受理件数:10,917件」・R6.8.5審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001284570.pdf)p5「これまでの進達受理件数:11,668件」とあり、新年度に入ってからも3か月半で751件の追加申請で、審議が追いつかない感じかもしれない。新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00006.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00001.html)で、これまで死亡一時金や葬祭料の認定は、R4.7.25審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000968535.pdf)、R4.9.9審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000988225.pdf)、R4.10.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001002016.pdf)、R4.11.7審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001010036.pdf)、R4.12.12審議結果(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29613.html)、R5.1.12審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001036860.pdf)、R5.2.10審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001056934.pdf)、R5.3.14審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001072628.pdf)、R5.4.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001088141.pdf)、R5.5.26審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001101072.pdf)、R5.6.19審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001109493.pdf)、R5.6.26審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001113128.pdf)、R5.7.14審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001121511.pdf)、R5.7.31審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001128563.pdf)、R5.8.21審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001136789.pdf)、R5.8.30審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001140613.pdf)、R5.9.15審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001147110.pdf)、R5.9.22審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001149268.pdf)、R5.10.16審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001157241.pdf)、R5.10.23審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001159848.pdf)、R5.11.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001169037.pdf)、R5.11.24審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001171205.pdf)、R5.12.18審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001179956.pdf)、R5.12.25審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001183565.pdf)、R6.1.19審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001194447.pdf)、R6.1.26審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001198698.pdf)、R6.2.19審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001212315.pdf)、R6.2.26審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001214935.pdf)、R6.3.18審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001229226.pdf)、R6.4.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001246550.pdf)、R6.5.2審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001252207.pdf)、R6.5.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001255322.pdf)、R6.5.20審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001255643.pdf)、R6.5.31審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001259614.pdf)、R6.6.10審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001262822.pdf)、R6.6.17審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001265008.pdf)、R6.6.20審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001266553.pdf)、R6.7.5審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001272574.pdf)、R6.7.11審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001274777.pdf)、R6.7.25審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001280927.pdf)、R6.7.31審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001283094.pdf)、R6.8.5審議結果(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001284570.pdf)にある計762件であるが、比較的若い世代も少なくない。また、この他に死亡一時金や葬祭料がない「心肺停止」も少なくない。さて、死因究明(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei.html)に関して、R6.7.5「死因究明等推進計画の変更について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei_keikaku_00002.html)が出ている。例えば、R6.2.5Web医事新報「【識者の眼】「予防接種健康被害救済制度が誤解を招かないように」勝田友博(聖マリアンナ医科大学小児科学准教授)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=23636)の「実際に同ワクチン接種と死亡との因果関係が否定できないと判定されたのは2例」について、「死因究明」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei.html)、「チャイルド・デス・レビュー(Child Death Review)」(https://cdr.cfa.go.jp/)が積極的に図られてきたであろうか。例えば、R5.8.3朝日「コロナワクチン接種後の死亡、解剖1割 「死因究明の態勢づくりを」」(https://www.asahi.com/articles/ASR706DZBR7MOXIE01J.html)が報じられていたが、その後どうであろうか。「チャイルド・デス・レビュー(Child Death Review)」(https://cdr.cfa.go.jp/)は、①情報収集(こどもの死亡に関する情報を収集する)、②検証(専門家が協力して、死亡に至った背景・原因を検証する)、③提言(効果的な予防策を提言する)の3つのプロセスからなる。R5.4.19Web医事新報「CDRにおける壁」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=21799)の「厚労省が公表したモデル事業の手引きが2021年度から改訂され、大きな壁が生じました。」「壁①─原則として保護者の同意が必要」「壁②─司法解剖の結果を用いることができない」とあるが、まさか、コロナワクチン(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html)に合わせたわけではないであろう。また、R5.3.9参議院「mRNAワクチンに関する質問主意書」(https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/211/syuh/s211037.htm)の「広く国内でも研究を進めるべきであり、国内の研究者がmRNAワクチンを使用して実験できるように、入手希望者にはワクチンを供給すべきと考えるが、政府の見解如何。」について、R5.3.22答弁書(https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/211/touh/t211037.htm)で「「mRNAワクチン」を含め、新型コロナワクチンについては、医薬品医療機器等法による承認を受けたものについて、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律(令和四年法律第九十六号)による改正前の予防接種法附則第七条第一項の規定による予防接種に用いることを本来の目的として製造販売業者と供給契約を結んでいることから、政府が所有する新型コロナワクチンを御指摘の「入手希望者」一般に提供することは考えていない。ただし、国内における新型コロナワクチンの開発のために政府が費用を補助して研究を行う者に対しては、当該新型コロナワクチンの製造販売業者の同意を得た上で、例外的に提供している。」について、R6.4.15朝日「コロナワクチン廃棄2億4千万回分 厚労省「無駄とは考えていない」」(https://www.asahi.com/articles/ASS4H2Q2SS4HUTFL009M.html?iref=pc_apital_top)、R6.4.15読売「コロナワクチン廃棄額6653億円…厚労省「必要な量購入した」「無駄とは考えていない」」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240415-OYT1T50201/)と無駄に大量廃棄するよりも、国内の研究希望者には特に条件をつけることなく提供できなかったのであろうか。製造販売業者には実験されると何か都合が悪いことがあったのであろうか。R6.5.7Web医事新報「【識者の眼】「非感染性・慢性疾患の疫学者が語る『比較によらない関連の可能性の論法』」鈴木貞夫(名古屋市立大学大学院医学研究科公衆衛生学分野教授)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24245)の「アナフィラキシーなどメカニズム的に接種との因果関係が確立しているものはわずかで、それ以外のものは、接種と非接種の両群の発生率を比較することで関連を分析し、エビデンスは構築される。このエビデンスのために両群の比較は必須であるが、厳密な比較妥当性のためには、さらにランダム割付が必要である。それができない市販後の調査で薬害と認定されているものは、サリドマイドの380など桁外れに高いオッズ比を示している事例に限られる」とあるが、因果判定には疫学分析だけではなく、病理所見や動物実験なども組み合わせて慎重に判断する必要がある。今回の紅麹サプリ事件(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E9%BA%B9%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)をみればよくわかる。それにしても、全く不思議なのは、新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00006.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00001.html)での死亡一時金・葬祭料の認定に関して大手マスコミで全然タイムリーに報道されないことである。そればかりか、R5.5.26現代「なぜニュースウォッチ9は「ワクチン死」に触れなかったのか――遺族の決死の告白を踏みにじった「NHKの粗暴」【NHKワクチン被害者遺族放送問題#1】」(https://gendai.media/articles/-/110832)、R5.5.26現代「「私たちはNHKを許さない」コロナワクチン死を訴える気持ちを踏みにじった遺族が明かす「取材の全容」【NHKワクチン被害者遺族放送問題#2】」(https://gendai.media/articles/-/110833)、R5.5.26現代「なぜNHKは「ワクチン死遺族の悲痛な声」を報じなかったのか…証言で浮かび上がった深層【NHKワクチン被害者遺族放送問題#3】」(https://gendai.media/articles/-/110834)のような報道の歪みすらみられ、R5.12.5BPO「NHK『ニュースウオッチ9』新型コロナワクチン接種後に亡くなった人の遺族を巡る放送についての意見」(https://www.bpo.gr.jp/?p=11824&meta_key=2023)が出ている。R5.9.6サンテレビ「【健康被害救済制度】新型コロナワクチン 過去45年間全てのワクチン被害認定数累計を超える~厚労省は「申請・認定件数の公表を控えるように」都道府県にメール~」(https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/09/06/71393/)も明らかに変である。そういえば、医療事故調査制度(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061201.html)(https://www.medsafe.or.jp/)に関して、R6.7.10Web医事新報「【識者の眼】「医療事故調査報告書を公表するな」榎木英介」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24673)とある。R5.10.24Web医事新報「【識者の眼】「医療事故調査報告書は公表・公開してはならない」小田原良治」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=22969)のはずであるが、R5.9.26愛西市「事例調査報告書 新型コロナウイルスワクチン接種後に容体が急変し、死亡した事例」(https://www.city.aisai.lg.jp/cmsfiles/contents/0000014/14866/houkokusho.pdf)が公表され、R5.9.26アメーバ「接種後死亡、アナフィラキシーだけが報道されるのはなぜ?」(https://ameblo.jp/777rose/entry-12822095715.html)のような違和感を感じた方が少なくないかもしれない。本当にどうかしている。
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マイコプラズマ肺炎

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.19山陽「マイコプラズマ肺炎 早期治療大切 県内流行兆し 大石教授に対策聞く」(https://www.sanyonews.jp/article/1597960/)。

R6.8.13TBS「「マイコプラズマ肺炎」約8年ぶりの高水準で広がる 全国の患者数5週連続増 長引く咳が特徴」(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1356124?display=1)が目にとまった。「感染症法に基づく医師の届出」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html)では「マイコプラズマ肺炎」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-38.html)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ma/mycoplasma-pneumonia.html)は基幹定点医療機関からの週単位の報告である。感染症疫学センター(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)の「IDWR速報データ」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)でそれぞれの都道府県の状況を把握しておきたい。NHK「感染症情報と医療・健康情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/medical/)の「約20種類の感染症データ・情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/)でのマイコプラズマ肺炎の「感染症状況マップ」はわかりやすい。ところで、昨年、R5.11.24CNN「子どもの呼吸器疾患増加、「新型病原体ではない」と中国当局」(https://www.cnn.co.jp/world/35211938.html)が出ていたが、我が国でも警戒すべきかもしれない。9月24日~30日は「結核・呼吸器感染症予防週間」(https://www.jatahq.org/headquarters/campaign/)であるが、その頃にはどうなっているであろうか。但し、基幹定点以外の患者も少なくないかもしれない。
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こどもの貧困対策

2024年08月13日 | Weblog
こどもの貧困対策(https://www.cfa.go.jp/policies/kodomonohinkon/)について、R6.8.10「子どもの貧困対策の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備 に関する政令案等について(概要)」(https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000277997)で、「こどもの貧困の解消に向けた対策に関する大綱に定める指標として「ひとり親世帯の養育費受領率」が加えられた」「法律名が「子どもの貧困対策の推進に関する法律」から「こどもの貧困の解消に向けた対策の推進に関する法律」に改正されたこと等に伴う所要の改正」は理解したい。指標「離婚後に養育費を受け取るひとり親の比率」の追加や年次報告(https://www.cfa.go.jp/resources/white-paper/)は結構であるが、自治体ごとの評価指標の見える化によるPDCAが不可欠と感じる。「地域こどもの生活支援強化事業」(https://www.cfa.go.jp/policies/kodomonohinkon/seikatsushien/)、「ひとり親家庭等生活向上事業」(https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/hitorioya-seikatsu-koujyou/)をはじめ、地域ごとの取り組みの見える化が必要かもしれない。そもそも、厚労省資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000141914.pdf)p1~3「地域福祉に関する法律」には、生活困窮者自立支援法(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/joubun.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059425.html)、子どもの貧困対策の推進に関する法律(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H25/H25HO064.html)などは入っていないが、R6.6.26「子どもの貧困対策の推進に関する法律の改正について」(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/752df913-0c4c-48b1-8b40-62a7cb4b5e67/c9d1e6da/20240705_policies_kodomonohinkon_02.pdf)で変わるであろうか。
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基本チェックリストとニーズ調査

2024年08月13日 | Weblog
基本チェックリスト(https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1f_0005.pdf)に関して、R6.8.13保健指導リソースガイド「認知症の発症リスクが5つの質問で分かる 「基本チェックリスト」を用いて認知症対策 保健師なども活用しやすく」(https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2024/013273.php)の「基本チェックリストの「買い物」「相談」「階段昇降」「物忘れ」「時間的方向性」の5項目が、認知症の新規発症に関連」は興味深い。基本チェックリスト(https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1f_0005.pdf)の「自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか」は、若い人でもあまり行わないかもしれない。住民啓発向けに、R5.12.22AERA「【専門医が教える】加齢によるもの忘れと認知症の違いは? 認知症と老化の見分け方」(https://dot.asahi.com/articles/-/207739)、R5.12.25AERA「【専門医が教える】認知症チェックリスト 「『面倒くさい』と頻繁に言うようになったら要注意」」(https://dot.asahi.com/articles/-/207750)も参考になる。R6.1.15President「「高血圧でも糖尿病でも喫煙でもない…」12の認知症リスクのうち最もハイリスクな高齢者に多い疾患 「加齢だから仕方がない」と済ませてしまいがちだが」(https://president.jp/articles/-/76867)の「認知症の最大リスク要因は「難聴」」とあり、「①聞き返す回数が増える、②会話がかみ合わない、③呼びかけても反応しない、④会話中に前かがみになる、⑤電子レンジの音に気づかない、⑥外出が減っている」は理解したい。ところで、「介護保険事業計画策定に向けた各種調査等に関する説明会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken_384533.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000138653_00002.html)にある「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」は元気高齢者を対象に3年ごとに各市町村で実施されている。R3.9.21「令和3年度地域支援事業実施要綱の改正点について」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2021/210922_2.pdf)の資料(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000635027.pdf)p83「日常生活圏域ニーズ調査等による健康に関連する指標の状況;複数年度ごとに任意の時点における地域の健康に関連する指標を集計し、時系列評価、地域間や他市町村との比較を行うことで、住民主体の介護予防活動の取組状況と、生活支援の充実状況の評価に活用する。健康関連指標の例:主観的健康観、社会参加の状況、運動機能、口腔機能、栄養状態、認知機能、閉じこもり、うつ、健康寿命等」とあるが、各自治体の取り組みはどうなっているであろうか。全国介護保険担当課長会議(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-rouken_204736.html)のR5.7.31介護保険計画課資料(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001126934.pdf)p2「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査は、市町村によって調査対象とした高齢者の状態等(調査対象母集団)が異なる可能性があることから単純に比較することには適さないが、「見える化」システムに登録した本調査結果(E指標)の一部(大分類:「日常生活圏域ニーズ調査の結果」、中分類:「各種リスクを有する割合」又は「その他」)に関しては、他地域と共通する母集団を抽出してグラフ化することで比較が可能となっており、令和5年3月のシステム改修により全国や都道府県の平均値との比較を可能としたところである。各地方自治体においては、調査結果をより多角的に分析し、特徴を把握する上で、この平均値等は参考になると考えられるため、積極的にデータを「見える化」システムに登録するとともに、ご活用いただきたい。 また、令和5年3月に単純集計やクロス集計が可能な自動集計分析ソフトを提供しており、調査結果の更なる分析にご活用いただきたい。これら調査結果や他地域との比較等については、各地域の一般介護予防事業等の総合事業の効果測定や評価の実施、介護サービスの利用の見込みへの影響測定、地域支援事業に要する費用見込等を行う際の参考としていただきたい。」とあったが、どれほど活用されているであろうか。
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医療事故調査

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.12東京「神奈川県立病院機構 医療事故の公開基準見直し 患者死亡受け27項目の改革案策定」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/347024)が目にとまった。神奈川県立病院機構(https://kanagawa-pho.jp/index.html)のR6.7.4「神奈川県立病院機構医療安全推進体制に係る外部調査委員会による 「42の提言」アクションプラン」(https://kanagawa-pho.jp/project/files/42_actionplan.pdf)をみておきたい。「医療事故調査制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061201.html)(https://www.medsafe.or.jp/)に関して、R6.7.10Web医事新報「【識者の眼】「医療事故調査報告書を公表するな」榎木英介」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24673)とあるように、R5.10.24Web医事新報「【識者の眼】「医療事故調査報告書は公表・公開してはならない」小田原良治」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=22969)は理解したい。一方で、R6.7.5朝日「患者死亡事故、病院が詳細非開示に 専門家「誤った条例運用」批判」(https://www.asahi.com/articles/ASS713F9BS71OHGB008M.html?iref=pc_apital_top)のような情報公開請求による場合の開示のあり方について、整理が必要かもしれない。なお、R3.4.28衆議院「医療事故調査制度の運用改善と見直しに関する質問主意書」(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a204122.pdf/$File/a204122.pdf)のR3.5.14答弁書(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b204122.pdf/$File/b204122.pdf)p3「「民事責任を追及される可能性、紛争となる可能性、訴訟係属」を理由として医療事故調査を行わないことについては、法第六条の十一第一項の規定に基づき、医療機関は医療事故が発生した場合には速やかに医療事故調査を行わなければならないことから、不適切であると考えている。」は医療機関管理者に周知される必要がある。
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医療安全管理

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.13Web医事新報「【識者の眼】「赤穂市民病院医師書類送検から見えるもの」榎木英介」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24866)の「リピーター医師に迷惑を被ったという認識のままでは、医療事故が再び起きる可能性がある。」は重要な指摘かもしれない。R6.3.2現代「独占スクープ『脳外科医 竹田くん』モデルの患者が初証言…「脊髄がドリルに絡みついた」痛ましい手術ミスの一部始終」(https://gendai.media/articles/-/125095)、R6.5.7現代「「指に針を突き刺して…」決死の内部告発!『脳外科医 竹田くん』のモデル医師が吹田徳洲会病院で「デタラメ診療」連発、院内は大混乱」(https://gendai.media/articles/-/129067)、R6.5.7現代「「人として最低限のルールさえ…」なぜ『脳外科医 竹田くん』モデルは医師を続けられるのか? 吹田徳洲会病院の院長が語った「驚愕の言い分」」(https://gendai.media/articles/-/129068)、R6.5.27現代「「ひとりずつ院長に呼び出されて…」『脳外科医 竹田くん』モデル医師を告発した、吹田徳洲会病院スタッフの「怒りと絶望」」(https://gendai.media/articles/-/130583)、R6.5.27現代「『脳外科医 竹田くん』モデルの医師がついに「書類送検」された…渦中のA医師が直撃取材で語ったこと」(https://gendai.media/articles/-/130584)の連載が出て、R6.7.22神戸新聞「手術中のドリル操作ミスで神経切断、障害負わせた疑い 執刀医ら書類送検 赤穂」(https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202407/0017914369.shtml)が報じられている。なお、R6.5.20President「高確率で患者は死に、後遺症に苦しむ…トンデモ外科医"竹田くん"をクビにせず雇用し続ける病院の言い分 過酷な労働条件ゆえ常に医師不足に悩む「救急救命科」で働いている」(https://president.jp/articles/-/81776)で引用される、群馬大学「医学部附属病院医療事故調査委員会」(https://www.gunma-u.ac.jp/outline/hospital/g7901)について、H27.11.19ビジネスジャーナル「死亡事故多発の群大病院、執刀医に責任押しつけか 「適格性欠く医師」、医療界は猛反発」(https://biz-journal.jp/2015/11/post_12489.html)、H28.10.3現代「群馬大病院の死亡事故、最終報告書から学ぶこと 事故が起きた際に責めるべきは個人ではなくシステム」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48008)と、医療安全管理体制が問われていた。その後、R4.10.24文春「“日本最先端”国立国際医療研究センター病院で”医療事故死” 遺族が「病院は調査を拒んできた」と告発」(https://bunshun.jp/articles/-/58284)、R6.3.3朝日「カルテ情報、病棟で閲覧できる 死亡事故を機に改革、群馬大病院は今」(https://www.asahi.com/articles/ASS2Y2QT1S2MUTFL00D.html)が報じられている。そういえば、今年、R6.2.22日刊ゲンダイ「入院患者十数人が死亡…改善命令が出た神戸徳洲会病院のデタラメ管理体制」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/336513)、R6.1.18京都新聞「京都第一赤十字病院、手術の説明や記録で不適切対応 京都市が行政指導」(https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1186543)が報じられているが、医療機関地方厚生局届出情報(https://caremap.jp/cities/search/facility)の基本診療料の「医療安全1」で検索すると、いずれの病院(https://www.kobetokushukai.org/)(https://web.qq.pref.hyogo.lg.jp/hyogo/ap/qq/dtl/pwdetaillt01_002.aspx?chosanendo=2022&chosano=1&kikancd=1280000860)(https://www.kyoto1-jrc.org/?ym=5586-03)(http://www.mfis.pref.kyoto.lg.jp/ap/qq/dtl/pwdetaillt01_001.aspx?kikancd=2610000077)も「医療安全対策加算1(A234)」(https://provide-a-better-life.com/iryouanzentaisaku)が算定されている。「保険診療における指導・監査」(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shidou_kansa.html)の「適時調査実施要領等」(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shidou_kansa_jissi.html)の令和5年4月版調査書(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/dl/chousa_shisetsukijun01-1.pdf)では「重点的に調査を行う施設基準」の一つに「医療安全対策加算」があり、確認事項(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/dl/chousa_shisetsukijun01-3.pdf)p101「医療安全対策加算(A234)」はどういう状況であろうか。
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戦前の暗黒時代より暗い!?

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.13President「身内の性犯罪を隠蔽し、告発者を逮捕…戦前よりひどい警察の実態を大マスコミと裁判所はなぜ見逃すのか 戦前の暗黒時代より暗いこの国の言論と司法」(https://president.jp/articles/-/84789)をみると、「公益通報者保護制度」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/)(https://www.mhlw.go.jp/shinsei_boshu/kouekitsuhousha/index.html)がまともに機能していないように感じられる。R3.1.13東京「「国民的熱狂をつくってはいけない」半藤一利さんが残した昭和史5つの教訓」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/79716)の「言論の自由・出版の自由こそが生命」はどうなるのであろうか。最近のR6.7.18東スポ「神奈川の病院で男性看護師が認知症女性に暴行 内部告発で判明 病院側は「再発防止に努めた」」(https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/309820)、R6.7.11TBS「元職員「ひどい言葉を…何回か耳にした」 医師らが患者に36件の“虐待”か 匿名の通報が県内の自治体に 三重」(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1287922?display=1)は内部告発で発覚しているが、氷山の一角なのかもしれない。そういえば、R6.7.26毎日「通報窓口、外部設置へ 兵庫県、知事告発対応巡り」(https://mainichi.jp/articles/20240726/ddn/041/040/004000c)に続き、R6.7.31毎日「告発の外部窓口検討 知事、兵庫県での疑惑受け /奈良」(https://mainichi.jp/articles/20240731/ddl/k29/010/266000c)が報じられている。R6.7.21日刊ゲンダイ「会社の窓口には相談しにくくて…ハラスメント相談代行のメリットと「3つの事例」」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357727)で「日本公益通報サービス」(https://jwbs.co.jp/)が紹介されているが、通報窓口の外部設置も一つのあり方かもしれない。「公益通報者保護制度検討会」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/meeting_materials/review_meeting_004/)の行方も注目される。
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自費診療

2024年08月13日 | Weblog
R6.8.18東洋経済「医療界の"嫌われ者"が暴く、がん「エセ医療」の罠 『がん「エセ医療」の罠』岩澤倫彦氏に聞く」(https://toyokeizai.net/articles/-/803786)。

R6.8.11マネーポスト「《歯科治療「自費診療」の落とし穴》有効性が証明されていない治療も横行 “自費診療の枠でやる限りには規制されない”制度上の問題も指摘」(https://www.moneypost.jp/1172570)の「根拠のない“エセ歯科治療”でも、歯科医の裁量で行なう自費診療の枠でやる限り、現行法では規制されないという制度上の問題がある」に目がとまった。R6.8.7マネーポスト「歯科治療の現場で起きる深刻なモラルハザードの実態「不要な治療が横行」「売上ノルマを設定」…“虫歯の激減”も要因の一つに」(https://www.moneypost.jp/1172557)が出ていたが、不健全な状況といえる。しかし、自費診療問題は医科にもあてはまるであろう。自費診療は自己責任かもしれないが、患者向けに自費診療の専用警告サイトが必要と感じる。ところで、厚労省「保険診療と保険外診療の併用について」(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/heiyou.html)の「保険診療と保険外診療の併用は原則として禁止しており、全体について、自由診療として整理される。」は理解したい。保険外併用療養費制度(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000921208.pdf)は「先進医療」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html)、治験等の「評価療養」や「患者申出療養」(https://www.mhlw.go.jp/moushideryouyou/)などに限定されている。例えば、R5.12.18現代ビジネス「医師のモラルは大丈夫…? 年収3000万円の「街の診療所」、なかには「ヤバすぎる儲け方」をしてるヤツらがいた」(https://gendai.media/articles/-/120518)の「自費診療で患者から報酬を得ているのに、さらに保険診療の報酬も受け取る、いわゆる『二重請求』をしている人」のような医療が少しでも淘汰されないものであろうか。
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フリーアクセス

2024年08月13日 | Weblog
厚労省「我が国の医療保険について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken01/index.html)では「国民皆保険制度」の特徴の一つとして、医療機関を自由に選べる「フリーアクセス」が示されているが、R6.8.10現代「病院で「いつでも診察」が日本を貧乏にする…医療制度《フリーアクセス》の大きな欠陥」(https://gendai.media/articles/-/133413)をみておきたい。例えば、「紹介状を持たずに特定の病院を受診する場合等の「特別の料金」の見直し」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26666.html)にあるように、令和4年10月から紹介状なし大病院受診時の特別料金が拡大・増額されているが、さらなる見直しも早晩必要になるかもしれない。そういえば、R6.5.23経済財政諮問会議(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/agenda.html)の厚労相資料(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/shiryo_06.pdf)p7「民間保険(先進医療特約等)の活用も関係省庁と連携して検討」が進められるようであるが、R6.4.9Web医事新報「【識者の眼】「高額な医療技術・医薬品の『保険外し』論には多面的な議論を」坂巻弘之」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24072)の「がんや稀少疾患などで効果(臨床上の便益)があるものを、高額であるから、あるいは費用対効果が悪いから公的保険から外すというのは、共助でリスクに備える公的保険の役割そのものの否定ともいえる。自由診療や混合診療においては、情報の非対称性により、設定価格の妥当性を患者(消費者)が正しく判断できず、かえって不利益につながりかねないこともある。であるなら、公的保険のもとで管理し、適正使用をさせるべきであろう。」は同感である。しかし、PMDA「最適使用推進ガイドライン(医薬品)」(https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0028.html)のような革新的薬剤が続くと、高額療養費制度(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html)の見直しが避けられないかもしれない。「全世代型社会保障構築会議」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/index.html)のR5.12.22「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/siryou2-2.pdf)p13「医療・介護の3割負担(「現役並み所得」)の適切な判断基準設定」、p15「高額療養費自己負担限度額の見直し」の行方が注目される。これは、「年金繰り下げ」(https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-02.html)や「社会保険適応拡大」(https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/index.html)とも関連してくるが、逃げてはいけないように感じる。なお、最適使用推進ガイドライン(https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0028.html)が策定される高額医薬品について、以前の全国保険医新聞(http://hodanren.doc-net.or.jp/iryoukankei/shinbun/160905.pdf)の「「オプジーボ」の薬価は英国に比べて日本は約5倍に上る」のようなことはあってはいけない。H30.5.23PRESIDENT「「留学ビザ」で日本の医療費を食う中国人 「抜け道」を作った日本が悪いのか」(http://president.jp/articles/-/25207)では「ハーボニーは3カ月の投与で465万円かかる」とあったが、 改善されているであろうか。
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カンピロバクター食中毒

2024年08月13日 | Weblog
食中毒(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html)について、 R6.8.10神戸市「鶏のレバ刺しを含む食事による食中毒事件の発生」(https://www.city.kobe.lg.jp/a99427/683712141569.html)が出ている。R6.3.25神戸新聞「神戸・北区の飲食店で食中毒、客6人が下痢や発熱訴え 3日間の営業停止に」(https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202403/0017470870.shtml)、R6.4.4神戸新聞「鶏のなめろうや刺し身食べ、3人からカンピロバクター 神戸・三宮で食中毒 「新鮮でも注意を」」(https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017506746.shtml)などが続いている。食品中の食中毒菌汚染実態調査(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01.html)では、「生食用の食肉(鶏)」でカンピロバクター陽性率が高いことがわかっており、「生食用の食肉(鶏)」のリスク(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000130235.pdf)についてもっと普及啓発すべきである。なお、鹿児島県「生食用食鳥肉等の安全確保について」(http://www.pref.kagoshima.jp/ae09/kenko-fukushi/yakuji-eisei/syokuhin/joho/niwatori_namasyokuh30.html)の基準は一部自治体に限られているであろう。
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