保健福祉の現場から

感じるままに

いつまで”新型”?

2024年08月22日 | Weblog
R6.8.22President「いつまで「第○波」を続けるつもりなのか…「高齢者を守れ」の大合唱を繰り返す国は衰退するしかない コロナ騒動を続けたい老害のせいで若者が犠牲に」(https://president.jp/articles/-/85162)はR6.8.18現代「「熱中症のほうがむしろ命の危険」...《新型コロナ第11波》とまるで「オウム返し」のように危機をあおり続ける「メディアの不見識」」(https://gendai.media/articles/-/135506)と同様に興味深い記事である。感染症疫学センター(https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html)のIDWR速報データ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html)の「定点把握疾患(都道府県別)」、「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況)2024年」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00461.html)をみると、全国的に第11波を感じる地域が多いかもしれない。R6.8.16「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況について」(https://www.mhlw.go.jp/content/001289186.pdf)p5「新型コロナウイルス感染症入院患者数の推移」ではICU入室・人工呼吸器利用者数はそれなりの波がみられており、また、「死亡診断書(死体検案書)の情報を用いたCOVID-19関連死亡数の分析」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/00001.html)は今のところ3月(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001258314.pdf)までであるが、「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況)2024年」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00461.html)の波に合わせて、コロナ死亡者の波がみられるであろう。しかし、以前のR2.4.15産経「無対策なら42万人死亡も 厚労省の新型コロナ対策班が試算」(https://www.sankei.com/article/20200415-ESINFND3ERMYDD6YGJRZYOTIVE/)、R3.9.15日刊ゲンダイ「ワクチン接種完了でも「150日間で死者10万人超」の衝撃予測!」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294774)、R3.10.5AERA「コロナ前の生活で「死者10万人」のシミュレーション 専門家が詳細解説」(https://dot.asahi.com/aera/2021100400048.html)など、専門家による試算・推計で不安が煽られていた頃とは違う。R3.9.7NHK「“第5波”若い世代の死者増加 東京8月は最も高い割合に…」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210907/k10013247861000.html)が報じられていたが、「死亡診断書(死体検案書)の情報を用いたCOVID-19関連死亡数の分析」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/00001.html)が年齢階級別に示されれば、オミクロン流行後は大半が後期高齢者であることがわかるであろう。なお、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後(https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html)、法律に基づく外出自粛は求められないが、「発症日を0日目として5日間は外出を控えること」「5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ること」が推奨されている。全国各地でエッセンシャルワーカーに影響が出ているかもしれない。また、「コロナ後遺症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html)に関して、R6.8.20sirabee「後を絶たない“コロナ後遺症”で東京都も患者支援 大空幸星は「抑うつがずっと出てくるっていう方も」」(https://sirabee.com/2024/08/20/20163330966/)の「現場の医師によると、後遺症を訴える患者は一向に減る様子が無い」とある。R6.7.31日刊ゲンダイ「コロナ治療薬は公的支援なし、高額だと3万円…それでも飲むべき理由 感染症の専門家が指摘」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358339/)では「早期に治療薬を飲んだ人は倦怠感などのコロナによる後遺症が出にくいというデータがあり、こうした予防効果も期待できます。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358339/2)とあるが、「新型コロナウイルス感染症に関する令和6年4月以降の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/00003.html)のR6.3.5「新型コロナウイルス感染症 令和6年4月からの治療薬の費用」(https://www.mhlw.go.jp/content/001219096.pdf)について、R6.8.2東京「お金持ちだけが医療を受けられる?…コロナが流行ってるけど治療薬はこんなに高い 「いのちの格差」実態は」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/344554)、R6.7.22四国新聞「新型コロナ、8~9月に流行拡大/有識者、治療費軽減を要望」(https://www.shikoku-np.co.jp/national/medical_health/20240722000511)、R6.7.16tokyoheadline「都医師会・尾﨑会長、新型コロナ感染増に懸念「せめて夏場だけでも自己負担の軽減を」」(https://www.tokyoheadline.com/760923/)等が報じられている。一方で、R6.7.24「新型コロナウイルス感染症治療薬開発の振り返り等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001279161.pdf)p4「一般流通されている新型コロナの抗ウイルス薬の国における保有の取扱いについて⇒不測の事態に備えた保管を継続し、使用期限が到来したものは順次廃棄。」が注目される。R6.5.25朝日「「活用模索したが…」 国が買った新型コロナ飲み薬8割廃棄の可能性」(https://www.asahi.com/articles/ASS5T22QMS5TUTFL017M.html?iref=pc_apital_top)では「国はゾコーバを2022年11月に100万人分、さらに翌月に100万人分を購入した。このうち、使用するために医療機関に配分されたのは約23万人分(11・5%)にとどまる。ラゲブリオは購入が160万人分で、医療機関への配分は約82万人分(51・3%)。パキロビッドパックは購入が200万人分で、医療機関への配分と不備があった製品との入れ替え分で合わせて約25万人分(12・5%)」とあり、R6.6.24日経「国のコロナ薬、430万人分が未使用 期限切れなら廃棄へ」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA068NV0W4A600C2000000/)では「未使用分の内訳は、ゾコーバは購入した200万人分中約177万人分、ラゲブリオは160万人分中約78万人分、パキロビッドは200万人分中約175万人分だった。現在の1人あたりの薬価をもとに単純計算すると、未使用分は全部で3000億円を超える。」とある。まさか、“貧乏人に投薬するよりも廃棄の方がマシ”というわけではないであろうが...。R6.8.22President「いつまで「第○波」を続けるつもりなのか…「高齢者を守れ」の大合唱を繰り返す国は衰退するしかない コロナ騒動を続けたい老害のせいで若者が犠牲に」(https://president.jp/articles/-/85162)の「子どもや若者の将来を鑑みるのであれば、少しでも日本の衰退を鈍化させるための策を打つことこそ、喫緊の課題ということ。そんな状況下で「コロナ治療に公費を」とはよく言えたものだ。」(https://president.jp/articles/-/85162?page=4)について、R6.6.14共同「新型コロナ治療薬、処方率低下 4月以降の負担増が影響か」(https://www.47news.jp/11058894.html)の「公的支援が終わったことで、ゾコーバの場合、3割負担だと1万5千円程度の支払いが求められるようになった。ラゲブリオとパキロビッドの負担額は3万円近くとさらに高額だ。」とR6.3.8日刊ゲンダイ「【表付き】4月から新型コロナ治療薬の自己負担21万円の恐れも…受診の比重はむしろインフルが上」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337184)の「インフルエンザの薬代は、たとえば古くからある「タミフル」は5日分で2302円で、そのジェネリックは同1144円。重症化を予防する最新の「ラピアクタ」でも6331円で済む。3割負担は、それぞれ690円、343円、1899円」を比べると、コロナとインフルエンザの治療薬負担額には大きな違いがあることを理解したい。「コロナ治療をインフルエンザ治療と絶対に同じようにさせてはならない」という考えなのであろうか。感染症部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127717.html)のR5.3.13資料3「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の呼称について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001070844.pdf)で「将来的にウイルスの特性に更なる変化等があれば、呼称を見直すこととしてはどうか。」とあり、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」の呼称が継続されている。R5.1.20FNN「新型コロナ“5類”に引き下げへ 専門医「重症化しなければ感染やむなし」マスク撤廃も賛成【静岡発】」(https://www.fnn.jp/articles/-/473648)の「新型コロナができる前に、人に風邪を引き起こすコロナウイルスは4種類ありました。これまでと同じように今回の新型コロナは5番目の風邪になるはずです。」とあり、いずれ「5番目のコロナかぜ」あるいは「武漢かぜ」と呼んでも良いかもしれない。R5.12.13Web医事新報「【識者の眼】「COVID-19ワクチンとCOVID-19根絶、これからの課題に関する考察」西條政幸」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=23287)の「オミクロン株によるCOVID-19はCOVID-19にあらず、COVID-21あるいはCOVID-22などの名前に変更すべきではないか」に賛同する方が少なくないかもしれない。
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