民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 656 初冬の風物

2008-11-14 20:56:59 | Weblog
お芋に大根・・そして吊るし柿・・。

「なんで大根役者って言うの?」・・こんな質問が来たら「えっへん!」と答えようと待っている・・が・・。知恵元は隠岐の島である。

アチラのブログで・・なんとか言う名前の大根を植えたそうだ。・・その弾みで出たのが「大根役者」・・。もちろんご存知の方は多いと思うが・・「めったに当たらない役者」を指した言葉である・・とか・・なるほどねぇ・・大根であたった人も見たことないね・・ソウダッタノカと納得した。

そして「吊るし柿」・・干し柿と言うのもあるがどうなんだろう?・・手法の違いかな?・・今日渋柿を頂いた・・ご承知の通り吊るし柿は渋でないといけない。

いつもは出来上がったものを頂戴するのだが、訳ありで拙者の方に回ってきた。
「40個程あります」と言っていたが41個あった・・なんか得した気分・・。
出来上がったものはこんなには・・ね・・ずっと昔に一度作ったことがある。

陰干しで風通し良く・・なかなか難しいのだ・・カビたりして・・。
ずっと昔の話は・・この家にたまに上がって来ていたころの事・・「アレ?」・・楽しみに来たのに「無い・・なーーんにもない」・・あったのは吊るしていた縄とおびただしい種・・だけであった。

「おかしいなぁ・・これキット○ちゃんの仕業やで・・と近所の青年の名前を・・気の毒と言うか日ごろの行いと言うか・・アハハ・・ややあってカラスに違いないと結論した・・。○ちゃんの名前が出たことでもう一度笑った・・思いっきり!。
○ちゃんは拙者より二つ年嵩で「当地のゴンタ」である・・悪気は更々ない気のいい男である。

さて、もらって帰って「一気呵成」に剥く・・柔らかくなってもいけないし、先延ばしにすると気が萎える。一時間ほどで済んだ・・「へぇ~何と薄い皮・・」とサイが驚いた・・拙者の銘刀「有次=ありつぐ」は誠によく切れるのだ・・このペティーナイフで大きな魚の解体から刺身まで全てを行う・・出刃仕事以外は。

向こうが透けて見える皮は欲張りからではない・・一心不乱にむくと・・こうなるのだ・・拙者。・・「縄をなうならワラありますよ・・」と言われたがそこまではね・・うちに白い荷造りロープ(写真)があるのを知っているのでそれは断った。

さてむき終わって「吊るすべぇ・・」とロープの撚りを戻すが・・戻らない。・・ナナナナ何と!・・これは撚ってない・・縄目はただのプレスであった。・・なるほどねぇー・・ずっとロープだと思っていたこれはただの一本の「ひも」であった。

軸のとれたものは金串にさしてごらんのとおり。明日は風を通して・・と思ったら天気予報は「雨」・・。マ、いいか・・今度はゆっくり管理しよう。・・と今は思う。

うまく保存するとお正月まで大丈夫・・柿なますとかも好きな人は多い。ただねぇ家で作ると柔らかくなって甘くなった時・・最大の誘惑・・がある。それを乗り越えねばならない・・でもその時食べても柿は「成仏」してくれるんだよね・・

と、勝手に自分を許す事になりそうな気がする。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする