修理というか加工と言うか・・・。
撥を取り落とすか、よっぽどお稽古したかで先が減る・・または折れる事がある。
お稽古で先が2ミリも3ミリも「チビル」と言えばよっぽどだ。
その修理をする際に横一文字にカットしてごまかす手法があり、それが最も手早い。結果は少し分厚撥が出来上がる。
良いものは片方ずつ厚みの違う造り・・硬軟の好みで使えるようになっている。
「もっと柔らかい方が・・」というリクエストにこたえて「ダメ元」の加工に入る。・・「ダメ元」は謙遜で、少し傷が残ることへの牽制だ・・。
さて写真である。
これが拙者流の「道具」・・紙やすり・・サンドペーパーか?・・真中が確か3.000番?の砥石・・埃払いのような妙なものが「餅いね苗」の干したもの。仕上げはグラインダーに木綿のパフを取り付けての蝋びき。
四角く転げているのが右の「むかしの撥」・・細く長い・・のお尻をカットしたかけら・・これが象牙屋参右衛門のストラップの原料になる・・まさに「口銭」である。
いね苗の事はずっと以前に書いたが・・多分お忘れだろう・・。
先ず目の粗いサンドペーパーで・・ゴシゴシ・・順に目の細かいペーパーへ・・変えていくつもりが「♪どこ行ったのさぁ~」状態で見つからない。
拙者の仕事場はかなり独立しているから・・むやみな所へ仕舞うはずもないが・・「無い!」・・ここで「ままよ!」・・となる。
次の目のペーパーまでは・・あった。
その次に活躍するのが・・いね苗・・十草というものがあるが、あれの優しいモノだと思われたい。
ゴシゴシゴシ・・湿らせたタヲルの上でゴシゴシゴシ・・
ためつすがめつ睨みながら・・ゴシゴシゴシゴシ・・次が砥石・・。
砥石の角を撥に当てないように・・水をかけながらコシコシコシ・・少し音が違う。だんだん「キトキト」・・きれいになったら砥石にピタッとくっつく・・それ程粒子が細かい。
水気を拭き取って・・グラインダーで艶出しの「蝋びき」・・見事に「ピッカピカ・・」。
あと2種類のSペーパーと最後に水ペーパーがあったらねぇ~・・わずかに残った傷が・・それでも意地悪くすかしてみない限り判らないよ。
物がものだけに慎重になる・・手をかけるまでの時間が工夫を増幅させる。
自分のものは納得ずくで出来るが・・お弟子と言え他人のものはね・・。
左の撥・・透けて見えるでしょう?・・コレデイイノダ・・良い「芯持ち」の撥のしるし。
本職の作業がどう言う風なのかまったく知らない「仙人流」である。
先ずは「メデタシメデタシ」
撥を取り落とすか、よっぽどお稽古したかで先が減る・・または折れる事がある。
お稽古で先が2ミリも3ミリも「チビル」と言えばよっぽどだ。
その修理をする際に横一文字にカットしてごまかす手法があり、それが最も手早い。結果は少し分厚撥が出来上がる。
良いものは片方ずつ厚みの違う造り・・硬軟の好みで使えるようになっている。
「もっと柔らかい方が・・」というリクエストにこたえて「ダメ元」の加工に入る。・・「ダメ元」は謙遜で、少し傷が残ることへの牽制だ・・。
さて写真である。
これが拙者流の「道具」・・紙やすり・・サンドペーパーか?・・真中が確か3.000番?の砥石・・埃払いのような妙なものが「餅いね苗」の干したもの。仕上げはグラインダーに木綿のパフを取り付けての蝋びき。
四角く転げているのが右の「むかしの撥」・・細く長い・・のお尻をカットしたかけら・・これが象牙屋参右衛門のストラップの原料になる・・まさに「口銭」である。
いね苗の事はずっと以前に書いたが・・多分お忘れだろう・・。
先ず目の粗いサンドペーパーで・・ゴシゴシ・・順に目の細かいペーパーへ・・変えていくつもりが「♪どこ行ったのさぁ~」状態で見つからない。
拙者の仕事場はかなり独立しているから・・むやみな所へ仕舞うはずもないが・・「無い!」・・ここで「ままよ!」・・となる。
次の目のペーパーまでは・・あった。
その次に活躍するのが・・いね苗・・十草というものがあるが、あれの優しいモノだと思われたい。
ゴシゴシゴシ・・湿らせたタヲルの上でゴシゴシゴシ・・
ためつすがめつ睨みながら・・ゴシゴシゴシゴシ・・次が砥石・・。
砥石の角を撥に当てないように・・水をかけながらコシコシコシ・・少し音が違う。だんだん「キトキト」・・きれいになったら砥石にピタッとくっつく・・それ程粒子が細かい。
水気を拭き取って・・グラインダーで艶出しの「蝋びき」・・見事に「ピッカピカ・・」。
あと2種類のSペーパーと最後に水ペーパーがあったらねぇ~・・わずかに残った傷が・・それでも意地悪くすかしてみない限り判らないよ。
物がものだけに慎重になる・・手をかけるまでの時間が工夫を増幅させる。
自分のものは納得ずくで出来るが・・お弟子と言え他人のものはね・・。
左の撥・・透けて見えるでしょう?・・コレデイイノダ・・良い「芯持ち」の撥のしるし。
本職の作業がどう言う風なのかまったく知らない「仙人流」である。
先ずは「メデタシメデタシ」
先生は自分でされるんですね!!
きっと愛着をもって納得されるまで磨くんでしょうね!
費用と日数が・・それに、この手の職人も少ないようで・・。
上手くいくとうれしいし、ある種の緊張も楽しいものです。