民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.1090 スペインのおっさん

2010-01-22 22:57:22 | Weblog
・・というあだ名を・・付けて眺めては喜んでいる

大きさは「カセットテープ」を立てたぐらいだからごく小さい。計って見たら9cm・・。
これがまた細部にわたり実によく出来ていて・・見るたびに腹筋が揺れる

農夫か牧童か・・古き良き時代・・貧しいが心豊か・・と言う風に見える。
居酒屋中の居酒屋?・・この格好で当たり前に飲んだくれて屈託がない。

ひっくり返ったコップから赤い液体がこぼれている・・きっと「ぶどう酒」に違いない。
ワイン・・と言うよりぶどう酒と言う方が合いそうな雰囲気・・陶器のボトルがシックリ来る。「ウイ~~!・・ヒック!」・・と言ったところか

逃げる白いネズミを・・猫が今にも飛びかかろうかと・・」・・芸が細かい。

破れズボンのボタンは取れひもで結んだところが泣かせる。
とろんとした表情に吸うともなしのくわえたばこ・・これも実に良く出来ている・・決して高価なものではないがお国の匂いがプンプンする。

この人形はその昔、とても気の合っていた友人へのお土産に・・と思って買ったのだが、結果的には「☆お気に入り」になったままである。・・その友人にとてもよく似た人形でアチラで買い求める時も噴き出しそうになりながら値段も気にせず買った思い出の品。

ここまで砕けなくとも良いがこんな酒が飲んでみたい。
拙者の当面の「ゆめ」は・・津軽かどっかの名も知らない港町の場末の居酒屋で・・聞き取れないような方言に包まれて屈託なく酔ってみたい。

そんな「お安い」事が出来ないのには幾つかの訳がある・・。
近場ではしょうがない・・目的もないそんな旅は・・中々出来そうで出来ない。
一人旅でなければ意味がない・・それに一人でなければ・・よほど気の合った同じ想いの友人・・得難いよね中々。

そんな訳で「ゆめ」は「ゆめ」のままでもう何十年も過ぎた。
かなう日は来ないだろうが・・それも「ゆめ」の「ゆめ」たる所以(ゆえん)だろう。

この時のスペイン旅行はオールフリーのまさに「ひとりたび」だったが、外国での場合はレストランに行きたい時に困ってしまう。バールならともかくレストランで「一人飯」はアチラが変な顔をする。

「で、どうしたの?」ってか?・・しょうがないからツアー連れの女子大生二人を「おごるから」・・とお供にしたよ・・・・一人だけ・・と言う訳にもいかないしね。

死ぬまでに一度は・・そんな港町の場末の居酒屋・・やっぱ行ってみたい拙者であります。
コメント
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