大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

代表での藤春には何を求めるべきか?

2015-03-25 00:21:21 | ガンバ大阪
甲府戦の録画を見直してみると、藤春ってよう代表に選ばれたな、って思ってしまうわ。だって、甲府の方も藤春の裏のスペースが弱点だと解っているせいか、石原や松橋を使って藤春の裏を突いてくるんだけども、こんなに狙われる選手を代表に呼んでしまって大丈夫なのか、ってw ビルドアップにしても逆サイドの米倉のように中盤でと絡んでいるわけでもなく、寧ろ高い位置に張り出して幅を取り(これはこれで大切な役割だが)、開いたスペースにSHが下がって受けたりもしている。

ただ、そんな藤春を使っている時にこちらも彼のところを狙われることくらいは織り込み済みであったりもするわけよね。だからまあ、藤春のところにボールが運ばれると岩下がカバーに寄り、大森ないし阿部が下がってカバーし、はたまたこの試合ではニセ9番とも言うべき宇佐美までがケアしたりもする。そうすることによって、相手の方には彼ら本来の形とは違うやり方に持って行かせてしまうっているということ。甲府の試合をずっと見ているわけではないんからなんとも言えないんだけども、藤春のところをしっかり対応できれば相手の攻めてを消してしまえる。こちらからすれば裏抜けでアドリアーノに一発やられるのが一番怖い感じだったけども、裏のスペースはCBの上下動(統計見ると走行距離がSBよりも上)によって上手く消せていたし、甲府がサイドに色気出したことで、アド自身が前を向いてフィニッシュに行く機会も殆どなかったのではないか?

そう、ガンバに居たわずか半年でも彼はゴールを量産していたんだけども、それは彼自身がフィニッシュによく絡んでいたからでもあったわけ。悪く言えば、数打ちゃ当たるタイプですけどもねw 前線で起点になる動きを期待するというのはちょっと違うかな、という気はするけどもね。去年徳島に入ってから強引に前向こうとしたひとりよがりっぷりが目立ってしまって(それで昨年の最終節は出ていなかった)いたのを見ると、アドは基本多くのチャンスを与えてくれる上位チーム(それはJ1上位に限らずJ2上位でもいいんだけども)で活躍出来る選手かもしれない。

その意味で得点を多く挙げられるのは勿論FW個人の資質もあるんだけども、その選手に対してお膳立て出来る中盤は本当に偉大だな、と。

FWと言えば微妙な評価なのがパトであって、確かに2点目のゴールなんかは彼が裏に走ってキープしたことで宇佐美がシュート打てる空間をクリエイトしたことには異論はないんだけども、この試合でいくつかあるクロスにも、直線的な動きで入るせいかイマイチら合わせられていないし、裏に抜けだした場面なんかは絶対決めないといけないわけ。多分頭で合わせられなかった場面なんかは赤嶺なんかだと合わせられた可能性があるかもしれないけど、その辺は周りとのコンビネーションの具合を見て出場機会が増えて行けばいいとは思いますね。

チーム全体で言えば、本来はコンちゃんが怪我しないっていう前提での開幕ダッシュを目論んでいたんだろうな、というのが伺えるわけなんだけども、心配なのはこのタイミングで代表に行ってしまうこと。まあ、怪我持ちである浦和の興梠なんかも選ばれたということは、恐らく今回は監督の意向というよりは、代表に選手を送り込みたいクラブや代理人の意向が大きく働いた可能性があるということかもしれない。確かに移籍市場において選手を評価する客観的な基準が、代表歴があるかどうかということであるなら尚更自分とこのクライアントを一人でも多く代表に送り込みたいっていう思惑が働いてもおかしくはないんだけども。

まあ、そんな中で藤春が呼ばれたわけなんだから、彼には守備面での不安定さがまだまだあるにしても、思い切って彼の持ち味であるスプリントと攻撃参加をアピールして来てほしいとは思う。戦術的な約束事は後から叩き込めばいいわけで、速く走る能力っていうのは教えられるものではなく、持って生まれたものであるわけで、そこに目をつけられたらいいかな。

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