亞冠小組賽第2輪 大阪鋼巴4-3全南天龍 - 非常感謝川崎前鋒球迷們的合作

試合や遠征のことについて書く前に、一言、情報提供をして下さった川崎サポさんたちには厚く御礼申し上げます。ヨスの空港からスタジアムへ行くのに、POSCO行きのバスに乗ると、途中の停留所で泊まっている最中に運転手さんが、身振り手振りで、スタジアムの側に着けるからそこでおろしてくれると説明してくれた。また、試合後に全南のスタッフの方がタクシーを呼んで下さった。

また、スタジアム内でも、一度スタジアムの外に出ても再入場できたのも川崎サポの情報に基づくものだった。今回私を初めとしてガンバサポがアウェー遠征を無事に乗り切れたのも、ひとえに去年川崎サポの皆さんが体験したことを我々が踏襲したからに他ならない。ACLの現行制度では、連続して出場することが難しいために、他サポとの間で如何にアウェー情報を交換し合えるかがカギだと考えていた。その意味では将来他のチームが、全北・全南・大連・メルボルンといった場所でアウェーをする場合に今度は我々ガンバサポが情報提供をするべきであろう。

実は一番不安があったのは、試合後の足であった。今回現地組は私が知る限りではほぼ全員に近い人たちが、釜山からのツアー組み（オフィシャルツアーもあれば、釜山までの飛行機は個人で行き、釜山からは有志で手配したバスに乗り合わせた人たち）であって、完全な個人参戦というのは、今回私ともう一人の男性しかいなかったのではないだろうか？しかもその男性は東光陽からのモーテルに泊まり、しかもスタジアムまで歩いてきたという私以上のツワモノｗ　

ということで、私は自力でタクシーを捜す破目になる。仲間内ではこの辺りは予め予約していなければタクシーは拾えないんじゃないかと言われていて心配だったが、私は川崎サポさんのアドバイスに賭けた。メインスタンドの関係者用の出入り口の方に出向き、全南のスタッフの方にお願いしてタクシーを呼んでもらい、待つこと10分弱でタクシーが来てくれた。お陰でそのタクシーで予め予約していたヨスのホテルまで行くことができた。この時料金は6万ウォンで、多分ボラれたとは思うけども、運転手さんもわざわざヨスにまで行って貰ったわけだし、試合に勝って気分が良かったから7万ウォンを（チップも含めて）渡した。ただ、韓国のタクシーってメーター表示がどこに出ているのか非常に判りにくいなあ・・・

それだけに今回、川崎サポのアドバイスを無にすることなく、試合に勝てたことは嬉しい。川崎のように大勝というところまではいかなかったし、内容をとっても課題は多い。

しかし、ACLでは結果がまず大事であり、2点のビハインドを背負いながらも勝てたということが大きい。先週末のジュビロ戦の試合後に、帰りご一緒したウナギイヌ氏（こういうHNですが、しっかりした方です、念のため）とお話した時に、守りから入って先制点をやらないところからやったらどうかと話していたし、実際報道でも「超守備」と伝えられていた（といってもカントクがこれを明言していたわけではないけども）。だが、フタを開けて見ると、そんなことは微塵にも感じられないｗ、4－4－2のダイヤモンド型のシステムでスタートしたのであるが、いきなり2失点。それでもその後攻撃的に立ち向かい、球際への寄せが前半とは見違える程良くなって（特に明神は最高！）、4－3と引っ繰り返してからは、水本を入れてまず3バックにして相手の突破に備え、更に山崎を入れて前からの追い込みをかけ、そしてロスタイムには時間稼ぎも含めて武井を投入して辛くも逃げ切った。

一方の全南はどうだったか？一番手ごわかったのが今季から加入した１８番のシモンエスであったが（前半藤ヶ谷のセーブがなければ完全にやられていた）、彼をしっかり見ていれば何とかなりそうだとは思った。にも関わらずそれでもやられてしまったのは、スカウティングが不足していたからだろうか？メンバーが入れ替わり、またサンドロ・ヒロシも今回出場していない。サカマガでの予想布陣と比べると中盤の選手が入れ替わっているのは、ケガ人の影響なのか？後半４２分にCKでサビトビッチがフリーで放ったヘディングが枠を外したのには救われたが、普段は長身の選手についているバレーが下がった後だけに肝を冷やした場面ではあった。

この全南が今後シドニーやチョンブリに対して如何に戦うかで、グループリーグの行方が全く変わってくる。リーグに専念するつもりでACLを捨てられると、ガンバとしてはやりにくい。このような激戦区は去年の浦和がそうであったように、混戦になればなるほどチャンスが出てくるものだと思うからである。

それと今回の審判団は、中東の笛ならぬバングラデッシュの笛（AFCの審判の人選には首をかしげてしまうが）・・・橋本が取られたPKの場面は納得いかない。確かに橋本は足を出さずに、シュートコースを切るように対応すべきだったとは思うのであるが、あの程度のプレーなんて逆にシミュレーションが出てもおかしくはないとは思う。これがアウェーの洗礼ってヤツなのか？

まあ、橋本だって不用意に行けばヘタな審判にかかるとPKもありうるということを身をもって感じただろう。SBが本職でない分良くやっているとは思うけど、後半彼のサイドのところをしばし突かれていたから、加地の復帰が待たれるところである。ところで、佐々木って一体どうなっているのでしょう？

今回、韓国へ行ったのは初めてであったが、一言も韓国語を話せなくてもなんとかなるものだということが判った。スタジアムやホテルなどの決まった目的地へは、予めハングルで書かれたものをPCからプリントアウトして持っていったのが役に立った。冒頭でも書いた、バスの運転手が身振りで説明する時に、私が持っていた、スタジアムの写真（全南のHPにあり、左上に「光陽専用球場」とハングルで書かれてある）を指差し、その後出口の方向を指差した。それで、私はスタジアムの側でおろしてくれることが判った。また、ホテルへタクシーで向かう時には、楽天トラベルで予約していたため、韓国版の楽天トラベルにある、ホテルの住所と電話番号のページを印刷したものを運転手に渡したのだが、運転手は途中道がわからない時に何度も携帯でホテルに電話を入れて確認してくれたお陰で着くことが出来た。

ただ、泊まったところは楽天トラベルで予約したホテルであるが、ここは単に素泊まりの部屋でしかなく、しかも泊まった部屋は夜には電気がつかないため、部屋に備え付けの懐中電灯で照らすしかなかった。これなら、予約せずに光陽市内のモーテルを当日探した方がまだ良かったかもしれない。また、スタジアムで他のサポから聞いた話では、ソウルまでの夜行列車がなくなっていたとのことだが、実際のところはどうかは判らない。泊まったホテルについて良かった探しをすると、最上階にラウンジがあって、ビールを飲みながら眺める夜景はなかなかのものだったということ。スルメのおつまみは、堅すぎてかじるのには顎が随分と鍛えられます。

あと、ヨスの空港まではタクシーで行くのが手っ取り早いが、15分で言って１万ウォン程度（ひょっとして、これもボラれたんじゃないの？これもチップ込みとしておくか）。金浦行のフライトのチェックイン開始までに時間があったので、空港の外に出て見ると、二人組みの中国人が中国語で喋っているので、滞在中言葉に不自由していた鬱憤を晴らすべく、彼らと中国語トーク全開。聞くと地元に留学しているらしく、上海に暫く帰省するらしい。

韓国の旅は有意義なもので、韓国にハマって行く人の気持ちも何となく判るのだけど、自分からしてみればあまり物価は安くはないなと思う。別に中国と比較するつもりはないし、勿論日本よりは安いものはあるけれども、日本と変わらないものもあるわけで、全体的にあまり割安感を感じなかった。