大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

改めてリーグ優勝を振り返ってみて

2014-12-10 00:20:39 | ガンバ大阪
権田っぽい言い方をすれば、「名古屋に期待していなかった僕が馬鹿でした」って言えるかもしれないw 基本的には自分たちで決めなければ優勝はないやろな、とは思っていた。今季の名古屋の対ミシャ型の対戦成績を見れば、対広島にはリーグ戦で2試合とも4点以上取られているし、浦和相手に至っては、原口のラストゲームを含めてもやはり惨敗している。ただ、最近の名古屋が負けなしであることと、最近の浦和自体が失速気味であることを考えたら多少何かはあるものの、西野氏って基本ミシャ型とは相性悪いし、先月の埼スタ2連勝などは、あの人が今でもガンバの監督だったら恐らくはありえなかったんじゃないか、って思ってたりもしていたからだった。でも、徳島遠征から戻って浦和と名古屋の試合を見なおしたけども、後半は時には5バック気味になることはあってもしっかりと中を固めていたんだから、さすがに対策はしていたのは分かった。まあ、こういう割り切った守り方をさせたらむしろガンバよりは名古屋の方にこそ低い位置での跳ね返しに長けた人材は揃っているわけだけども。

とは言え、最後の方になれば不本意ながら他会場の結果を気にする羽目になってしまったけども・・・それぐらい、首位で最終節迎えるのが初めてだったとはいえ、難しい戦いを強いられた。もちろん選手たちはいつも通りで特に変わりはないと平常心を口にしていたけども、それは裏返せばそう口にせざるを得ないような見えないプレッシャーというのはあったかもしれない。そしてそれは、9年前に同じ経験をしたであろう、対戦相手の監督には見透かされていただろう(まあ、その時に彼に煮え湯を飲ませた相手が今度はガンバのボランチに居るというのが何とも運命的なものを感じる。そしてその時セレッソのGKが今やウチのユースのコーチをやっているのだから)。

ということで、過去セレッソの監督時代から幾度となくガンバにやられっぱなしだった徳島の小林監督にしてみれば、目の前でガンバの優勝なんかは絶対に見たくはなかったに違いない。前節の仙台戦まででやっていた3-4-3から4-1-4-1に変えたのは、ガンバのスカウティングもさることながら、こちらに4-1-4-1の想定をしていなかったところの裏をかいた狙いがあったのだろう。加えてどこかこちらも優勝を意識してか硬い立ち上がりだったところで徳島のカウンターを浴びてしまっていた。高崎をベンチスタートというのは後半から逆算してのことだったのだろう。逆にアドリアーノって堅守速攻でやる場合にはあまり役に立たない。11年シーズンにウチにも居たんでよく分かるんだけど、彼は数打てば当たるタイプなんで、基本チャンスを多く作れるチームじゃないと生きない選手ではある。

ただ、最終節の浦和と明暗を分けたのが、一つはリスク管理。カウンターでもしっかりと2,3人戻ることができていたガンバと、最後永井に決められた時には自陣に鈴木啓太しか残していなかった浦和との差が出たとも言える。つまり、こちらは徳島相手に決めきれなかったけども、逆に相手にも決めさせることもなかったのが両者の明確な差であった。もう一つは他会場の途中経過をどこで伝えるかというマネジメントの部分。浦和はそれまで取り決めていたことを破って、なぜか槙野を通じてミシャがガンバと徳島がスコアレスであることを伝えていたようだが、こちらは後半アディショナルタイムにおいてようやく健太監督が大輝に指示を伝え、そしてゆっくりと後ろでボールを回し出したことでうまく引き分けで終えることができた。なんでミシャがそれまでの禁を破ったのかは不明だが、同点に追いつかれた後に選手にハッパかけるつもりだったのか?もっとも、情報ってどこでどう漏れるかわからないもので、ガンバTVで岩下が語っていたんだけど、徳島の選手が、浦和がリードしているけど点取りに行かないと駄目じゃないか、って挑発的に言っていたらしいが。

改めて今季のリーグ戦を振り返ると、前半宇佐美の怪我で大きく出遅れながらも後半巻き返しを見せて逆転優勝、っていう展開はしびれるけども、裏返せば勝ち点63で優勝出来てしまうような混戦模様だったのが幸いしたし、この状況をものに出来たというのが大きかった。もうこんな劇的なまくり方はもう出来ないかもしれないけど、だからこそ、自分たちに流れが来ている時にしっかりと結果を残すのが大事なのかなとは思うんですね。

来季はより対戦相手からの厳しいマークが予想されることにはなるが、それゆえにもう少し戦力の上積みー特に今季序盤の失敗を繰り返さない為にも、前線の選手の質と量の確保っていうのが必要になるとは思われる。あと、外国人枠の問題。ACLにおいてはジョンヤも「外国人」枠には入ることになる。もし残すんであれば、11年の時のように登録枠に入れるのか、或いは12年の時のように外すのかによって外国人の構成もまた変わる。今季のジョンヤはバックアップとしてはよくやってくれたし、彼が出ていた試合は負けてない分、貴重な戦力としてはおいておきたい気もするんだけど、枠の運用という観点からすると、バックアップとして日本人のCBがもう一人いた方がいいんじゃないかって思うことがある。エルゴラで小見幸隆さんが言っているのは多分そういう意味合いでCBの補強というのを言っているんじゃないか、と解釈している。

え、あの人そこまで言っていないんじゃないかって?まあ、ジョンヤへの気遣いを考えて小見さんもその辺の真意は敢えて伏せているんじゃないかって思えるんですね。なんせ柏時代サポミで南の移籍の「真相」を語ってみせた方ですから、その意味では本当に「食えないやつ」っていう表現がぴったり来る人だし、それぐらいの人でないと強化担当者なんかの仕事は務まらないんじゃないですかね。多分小見さんも強化担当っていう観点から見て言っておられると思うから。

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