大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第26輪 大阪鋼巴 0-0 FC東京

2009-09-20 06:56:48 | ガンバ大阪
試合が終わった後、東京サポのコール氏に連れられて三鷹のスポーツバーに行き、そこで東京サポさんらと歓談させて頂いたのは有意義な経験だった。サッカーに対する見方をより豊かなものにするために必要だと自分が思っているものに、

・他サポの知己を得る
・欧州サッカーのフィードバックを得る
・他競技を参考にする
・スポーツ以外の分野の知識も得る

といったものが挙げられる。他のものについては別途論じるとして、最初の他サポの知己を得るというのは、普段から違うチームを追いかけている他サポの人は当然自分たちの周りのサポらとは違うバックグラウンドを持っておられるわけで、そういう人たちと集い、お互いの考えを持ち寄ってああだこうだと話をするというのは自分自身参考になるし、他サポの皆さんにだって参考にはなると思う。特にコール氏は昨年ACL GLにおけるガンバの試合皆勤賞を果たしておられた方なのでw、他サポ目線からガンバを語って頂くのは非常にありがたいです。まあ、その分こちらもお返しに自分なりに感じた東京の良さというのを伝えたいと思っているんですが。自サポ中心となると結局他所のチームとの相対化する目が曇ってしまうし、それが過度のネガリを生んでしまうことにもなってしまう気がするけども。

例えば互いにミスが多かったという指摘は確かにそうなんだけども、そこで覚えておくべきは、その中には積極的にリスクチャレンジした上でのミスというのもあるということだ。またサッカーは相手がいる競技だということを考えればパスミスというのは自分たちのミスであると同時に相手の読みが上回った場面でもあるということも覚えておく必要がある。

ただまあ、ハッシーはミスが多かったしそのうちの一つにサイドチェンジのミスがあったけども、だからサイドチェンジの功罪について考えさせられるわけですね。ヤットが雑誌でモトと対談した時に互いに一致した見解として、サイドチェンジを自分があまりやらないのは、取られた時に逆サイドに人が居ない分ピンチに陥りやすいということらしい。ガンバの攻撃でサイドチェンジが少ないと不満を漏らすなら、そうしたリスクと自軍の選手のサイドチェンジの精度を頭に入れた上で、あえてサイドチェンジのリスクを冒すのがいいかどうかを考える必要があるように思う。

試合の方を振り返ってみると、前半は東京のゲーム、後半はガンバのゲームだったということが言えると思う。そうさせたのは何といって副審の出来だっただろうか?開始早々石川がフリーの場面で外したが、現場で見ていた限り、ナオはクロスを上げてくれた鈴木の達っちゃんにスルーパスが出た時点でオフサイドと思っていたんじゃないか、と思うくらいのシュートだった。まあ、ボレーで合わせるのって思ったよりは簡単ではない高度な技術なんだけど力入り過ぎたかな。同じく前半終了間際でも東京が下平にプレスかけてボール奪取してチャンスを作ったんだけどナオがまたもや外した。どちらか決め手いれば代表選出が見えていたのだとは思うんだけどもね・・・

後半は一転してガンバがボールを支配したのだけども、ジェジンがスルーパスを受けた場面は東京の選手たちの感覚ではオフサイドだったのだろうか?まあ、走りながらラインを見るというのが副審泣かせではあったと思うんだけども、そうした判定によってラインを上げられなくなる=>前も下がり、ボール奪う位置が低くなるという悪循環に前半はガンバが、後半は東京が陥っていたという感じか。ただ、皮肉なことにそのことによって最終ラインが集中して守り、お互いボールを廻されても最後のところで防ぎとめていたという感じではあったんだけども。こちらの方の決定機についていえば、ルーカスは叩きつけすぎ、そして権田は神で、雅人のシュートを逆をつかれながら止めたのは、ただ彼を褒めるしかない。

決め切れなかったところでレアンの穴というのは感じるんだが、結局彼の持っていた決定力とチーム全体の連動性というのはトレードオフの関係にあると言えるから、難しいところ。去年の後半は一番サッカーになっていたけどもFWの決定力がアレだったのでそこを補強したら今年前半は去年と比べると連動性が乏しく結局レアン頼みになってしまったんだけども・・・

試合の流れを見て、改めてオフサイドというのはサッカーをサッカーたらしめるルールだということを再認識させられた。これがなかったら結局裏を意識して下がるために中盤が間延びしてしまう。近年のオフサイドのルール改正というのは欧州では低ライン化を招いているのだけども、漫遊なんか正に最初から低いラインで攻守の切り替えを早くして防ぐという感じになっているしなあ。

終わってみればお互いに決定機がありながらモノにできず、勝てなくて残念という気持ちと負けなくて良かったという安堵感とが交錯したような感じでしたね、と試合後コール氏に伝えたところ、氏は意外そうな反応をされていたんだけども・・・

東京について言えば、前半高い位置からプレスかけていたのは、カボレ不在による穴を埋める方法論だったとは思う。今までだと自陣からカボレに預けることによってとりあえずロングカウンターにおけるボールの収めどころがあったんだけども、それを今度は高い位置でボールを奪うというやり方を狙ってきていたし、事実前半最後の場面なんて正に願ったり叶ったりだったと思うんだけども。だからまあ、そうしたプレスが90分持たない分(実際後半は足が止まっていた)、あの場面でナオが決めて後半リトリートして逃げ切るというのが東京にとっての一番の勝ちパターンだったと思う。オイルマネーで選手持っていたかれた悲哀というのはこちらも十分承知しているから、今月に何とか勝利という結果をモノにしたいところだよなあ・・・あ、ナビスコ決勝では東京を応援していますから。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (コール)
2009-09-20 10:26:31
昨日はありがとうございました。残念さと安堵の双方を感じたのは、僕も同感ですね。特に昨日の東京は、好調時の2トップがそろって不在な上、バックアップメンバーも厳しかったですから。

おっしゃるとおりで、他クラブのサポーター諸氏との交流は、刺激になる部分が多いですね。せっかくJクラブが全国に存在するのだから、できるだけ多くの人と楽しくお酒を飲めれば嬉しいなと(笑)。

これからもよろしくお願いします。なお、
>>昨年ACL GLにおけるガンバの試合皆勤賞
万博開催での、というお言葉をプラスしてください。韓国やオーストラリアなどには行っておりませんので(笑)。
返信する
Unknown (民国98年)
2009-09-21 09:24:48
そうでしね、GLのホームの試合皆勤と言うべきでした、大変失礼しましたw 確かに光陽にも、メルボルンにも、そしてバンコクにも来られてなかったわけですしw
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。