広州遠征から帰国してから昨日は出勤して休み中の仕事を片付けたりしていたら、明日にはもうリーグの新潟戦ですか。録画なんかも見直したりして、現地での参戦体験の余韻に浸りながらゲームを振り返ってみました。
合わせて中国側の報道もチェックしてみたけども、その中で目を引いたのが、董午志なる人物が指摘したガンバの勝因なんだけど(参照:http://sports.sina.com.cn/zl/football/blog/2015-04-24/1058/1242791061/4a137c950102vmli.shtml)、守備においては以下の2つの点を指摘していたのだった:
1.セットプレー時の守備 -富力よりはガンバの選手はサイズやフィジカルで見劣りがしていたが、ポジショニングや読みに優れていてボールの落下点に入れていたので富力のセットプレーが脅威にはなっていなかった
2.中盤から後ろの守備が前回対戦時よりも改善されていた- ハムダラーや7番の姜寧(ジアン・ニン、実はこないだの山東との試合でもFKを直接決めたりしていたので、心配だったのは、この試合の主審の判定基準のせいで、エリア付近で絶好のポジションでFKを与えることだったんだけども・・・)がディフェンスを背にしてボールを受ける時での守備はバスケットで言うところのディナイ・ディフェンスのようだった(と、こういう喩えを持ってくるところが中国らしい。かつてヤオミンが現役時代のヒューストン・ロケッツの試合が多く中国でも中継されていた為に、相手チームが姚明ヤオミンにボールを居れさせない為の「ディナイ」をやっていたのをよく董氏はよく知っていたかもしれない)。
2についてなんで氏がバスケットなんぞを持ちだしたのかというと、恐らくポストプレーヤーに対するディフェンスというものに共通項があったからだろう。録画を見なおした限りでは、
1)ボールホルダーにプレッシャーをかける
2)パスコースの範囲を制限する
3)楔パスが入っても前にでてカットする
4)楔が入っても前を向かせない
という点はしっかりやれていた。それは後半から前線の守備が緩くなっても後ろでしっかりと抑えられていたのが大きかった。
一方、攻撃面において目を向けると、董午志も指摘していたけども、先制点の場面なんかで富力のディフェンスが誰も宇佐美に対して寄せきれていなかったところはもう少し注釈が必要かもしれない。その前にパトが右サイド裏へのロングボールを収めたことで富力の最終ラインが下がってしまっている状態になっていた。その中で宇佐美はDFが寄せきれない、マークが曖昧なファジーな位置にいて、右サイドへドリブルつっかけた時もディフェンスが丁度寄せきれないファジーな位置に向かって仕掛けたということも言えるかもしれないが。
中国の方が実を言うとプレミアっぽいゾーンディフェンスの形が敷かれていたりするわけで、その土俵の中においてなら富力は失点が比較的少ないチームらしい。ただ、逆にガンバってこういう相手に対してはゾーンのマークの間に入ったりしてゾーンディフェンスを破壊するのが割りと得意だったりもするわけです。2点目を呼んだ宇佐美のアウトサイドのクロスの前に、ハルがDFの間に走りこんで相手のサイドバックを引きつけている為宇佐美はほぼどフリーでクロス上げられたし、パトが落としたところはぽっかりスペースが開いていたので阿部が流し込んでおしまい。その後のカウンターでの得点にしても裏だけでなく、左右も開いているんで裏で受け放題だったわけだし。
しかしまあ、なんでこんな相手にホームで負けたんだろう、と思ってしまうくらいの差が出たわけなんですねw そう考えるともう少しコンディションを早くから上げられなかったかな、とは思うけども今はそれ言ってもしゃあないけどもね。
あ、明日の新潟戦はラファエル・シルバのスピードが要注意かな。彼ディフェンスラインの裏に抜け出して得点したりしているわけで、健太監督のことだから、裏のスペースのケアはやるだろうね。
合わせて中国側の報道もチェックしてみたけども、その中で目を引いたのが、董午志なる人物が指摘したガンバの勝因なんだけど(参照:http://sports.sina.com.cn/zl/football/blog/2015-04-24/1058/1242791061/4a137c950102vmli.shtml)、守備においては以下の2つの点を指摘していたのだった:
1.セットプレー時の守備 -富力よりはガンバの選手はサイズやフィジカルで見劣りがしていたが、ポジショニングや読みに優れていてボールの落下点に入れていたので富力のセットプレーが脅威にはなっていなかった
2.中盤から後ろの守備が前回対戦時よりも改善されていた- ハムダラーや7番の姜寧(ジアン・ニン、実はこないだの山東との試合でもFKを直接決めたりしていたので、心配だったのは、この試合の主審の判定基準のせいで、エリア付近で絶好のポジションでFKを与えることだったんだけども・・・)がディフェンスを背にしてボールを受ける時での守備はバスケットで言うところのディナイ・ディフェンスのようだった(と、こういう喩えを持ってくるところが中国らしい。かつてヤオミンが現役時代のヒューストン・ロケッツの試合が多く中国でも中継されていた為に、相手チームが姚明ヤオミンにボールを居れさせない為の「ディナイ」をやっていたのをよく董氏はよく知っていたかもしれない)。
2についてなんで氏がバスケットなんぞを持ちだしたのかというと、恐らくポストプレーヤーに対するディフェンスというものに共通項があったからだろう。録画を見なおした限りでは、
1)ボールホルダーにプレッシャーをかける
2)パスコースの範囲を制限する
3)楔パスが入っても前にでてカットする
4)楔が入っても前を向かせない
という点はしっかりやれていた。それは後半から前線の守備が緩くなっても後ろでしっかりと抑えられていたのが大きかった。
一方、攻撃面において目を向けると、董午志も指摘していたけども、先制点の場面なんかで富力のディフェンスが誰も宇佐美に対して寄せきれていなかったところはもう少し注釈が必要かもしれない。その前にパトが右サイド裏へのロングボールを収めたことで富力の最終ラインが下がってしまっている状態になっていた。その中で宇佐美はDFが寄せきれない、マークが曖昧なファジーな位置にいて、右サイドへドリブルつっかけた時もディフェンスが丁度寄せきれないファジーな位置に向かって仕掛けたということも言えるかもしれないが。
中国の方が実を言うとプレミアっぽいゾーンディフェンスの形が敷かれていたりするわけで、その土俵の中においてなら富力は失点が比較的少ないチームらしい。ただ、逆にガンバってこういう相手に対してはゾーンのマークの間に入ったりしてゾーンディフェンスを破壊するのが割りと得意だったりもするわけです。2点目を呼んだ宇佐美のアウトサイドのクロスの前に、ハルがDFの間に走りこんで相手のサイドバックを引きつけている為宇佐美はほぼどフリーでクロス上げられたし、パトが落としたところはぽっかりスペースが開いていたので阿部が流し込んでおしまい。その後のカウンターでの得点にしても裏だけでなく、左右も開いているんで裏で受け放題だったわけだし。
しかしまあ、なんでこんな相手にホームで負けたんだろう、と思ってしまうくらいの差が出たわけなんですねw そう考えるともう少しコンディションを早くから上げられなかったかな、とは思うけども今はそれ言ってもしゃあないけどもね。
あ、明日の新潟戦はラファエル・シルバのスピードが要注意かな。彼ディフェンスラインの裏に抜け出して得点したりしているわけで、健太監督のことだから、裏のスペースのケアはやるだろうね。