大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

メディアにチクリとやりながらも実はしっかりとウチを研究していた監督さん

2014-10-07 23:20:38 | ガンバ大阪
メディアが昌子のケガ情報をバラしたから狙われた、とわざわざあちらの監督さんが言うのは、昌子のことをかばおうとしていたからなのか、それとも自己弁護だったのは定かではないけども、セレーゾ男爵のレトリックでしょうね・・・だって、普通プロの監督さんなら対戦相手の直近の数試合というのをきちんと分析した上で対策は立てているわけで、それこそ四六時中サッカーにどっぷり浸かっているわけでしょう?ウチがパトリック使って右サイドの裏狙うなんてことを男爵が知らないわけがない。

むしろ、試合を振り返ると、あちらさんの方が寧ろ、しっかりとこちら分析して対策を立てて来たな、と思える様な箇所が随所に見られていたように思えた。こちらから2点奪ったカウンターのうち、ひとつパトによる無人へのスルーが起点になっていたけども、ボックス型の4-4-2だとサイドの裏をカウンターでつきやすくなるわけだから、そこら辺狙いどころとしてあったのかもしれない。まあこれは、あくまでもこちらの想像ではあるけどもね。ただ、ここんとこ堅守を誇っていたウチの守備って、きちんと構えて守っている時には弾き返せていたため、前にも書いたが、こちらが守備組織を整える前に縦に早いカウンターでやられるのがこちらとしてはイヤな形だったとも言えるわけですからね。

まあ、その意味ではメディアを活かした自分たちの意見の発信方法というのをクラブとして持っているのが鹿島の強みかな、とは思います。ただ、今の鹿島って攻撃においては最強の矛であっても守備に脆さがあったため、ウチとしてはオープンな打ち合いに持ち込めて、ウチの攻撃陣の強みを出せた結果、最後の仕上げのリンスが決まったとも言える(もっとも、そういう早い攻守の切り替え故に吉田主審はゲームのスピードについて行けないで、双方に不満ー例えば鹿島にとってはハンド見逃しだし、こちらから見れば86分過ぎのショートコーナーから満男のボールロストからリンスへのラグビータックルでアドバンテージ見てもらったものの、プレーが止まってから満男にイエロー出なかった帳尻合わせっぷりーの残る判定基準ではあった)。

そういうオープンな展開だからこそ、仕上げのリンスが生きる素地が出来たということではないか?ゲーム終盤になって中盤が間延びした展開において彼の持っているブラジル人らしい技術が発揮出来るスペースがあるということだろう。裏返せばスタートからプレッシャーのあるコンパクトな中盤において使えるという信頼をまだ得ていないということにもなる。それが現時点での評価だとすると、来期以降の契約更新は微妙かもしれない。推定年俸6千万(一節には8千万とも言われているが、その差はおそらく出場試合数やゴール数などに応じたFW助っ人特有のインセンティブの部分だろう)とも言われる年俸を貰っている選手としてはまだまだ物足りないということになると厳しいけども、最近仕上げのリンスネタが定着しているからね・・・まあ、お隣の6億円助っ人よりはゴール当たりの単価は安上がりではあるんだけども、メディアの露出効果が乏しい分、契約更新が微妙になっているわけね。

どこかで洗剤のCMに使われるんなら話は別ですけどもw 

話変わって、GKのことについても触れると、ヒガシは前半ビルドアップ時にやらかしがあってフェリペにあわや、という場面を防いで事無きを得たんだけども、今ヒガシがやっていることが、昨季に比べると最も進化した部分だと言えるだろう。年一でヤラカシがあってもヒガシを使うことで相手の前プレをいなしてかつ足を奪う効果があるんならDFの足下の技術を含めて続けて行けばいいし、もっと言えば今ヒガシがやっていることが今後のガンバのGKの基準になるとも言える。河田がベンチ入りしているということは甲府時代に足下の良さが褒められたこともあるせいで、恐らくそうしたビルドアップをする上での次善手段だという評価なのかもしれない。

とはいえ、今やっているビルドアップの技術というのを考えるとケガでもしない限り公式戦はほぼ全ての試合をヒガシで行くということにはなるのだろう。となると、今後数年はヒガシで行くのは間違いないとして、数年後を見据えた場合、田尻君やユースの林君なんかにも如何に足下の技術を習熟してもらうかになるということになるかもしれない。

そうなった場合、今後若いGKには早い段階でレンタル修行をさせるっていうことを視野に入れる必要があるんだけども、そこで問題になるのは、J2なんかでも、鹿島アウェーの前日西が丘で見た試合で言えば、松本みたいにロングボールで素早く敵陣に攻めるスタイルではなく、横浜FCのように足下でしっかりと繋ぐスタイルのチームへレンタルさせないと行けないということだろう。つまりやっているサッカーのスタイルが完全に同じとまでは行かなくとも、ある程度サッカーの互換性ー4バックシステムであり、かつ自陣から丁寧に繋ぐスタイルーを持ったチームへレンタル修行に出すということを考えておく必要があるかもしれないということ。もっとも、ここで問題なのが横浜FCがいつまで素さんで行くのかってことなんだけども・・・監督が変わると、っていうリスクは確かにあるけども、素さんが自分のスタイルを推し進めることで、上のカテゴリーからより技術のある選手を借りたいと考えるんならGKに限らず、修行先として一考の余地はあるだろう。実際素さんはチームの中でボールを散らせられるチンにキャプテンを任せているくらいだし。


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