大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

談到我們的西迪克雷 - 最もガンバ的な選手

2007-08-15 07:46:41 | ガンバ大阪
我らがシジクレイについて語る、というタイトル。決戦を控えた日にこういうことを書くのは迷ったのだけども、ある意味この人が試合のカギを握っているし、現在最もガンバ的な選手じゃないかとも思うので、あえてこの日にぶつけてみた。

この人のプレーには年齢というものを感じさせないどころか、年を取るにつれて円熟味を増していっている、という言い方ができるかもしれない。先のナビスコにおける万博での浦和戦の試合の録画を見直してみると、解説のヤッさんが「自分が神戸で一緒にプレーしていた時よりもイイ!」と絶賛していたのだった。

実はこうした声というのはよく聞かれる。シジクレイが以前所属していたチームのサポと話をする機会が何度かあったのだが、自分たちのチームにいた時のシジクレイは今ほど良いわけではなかった、と皆口を揃えて言う。となると、今万博で度々お目にかかれる彼の残念弾というのは単なるヘディングの強さだけではなく、経験に裏打ちされたポジショニングや読みの上手さに基づくものだと言えるのではないだろうか。

その一方で、この人の評価には宮本と同様激しい毀誉褒貶がつきまとう。時々唖然とするようなポカをするところからなんだが。まあ、その辺を含めて全てがガンバ的だと言えるかもしれない。去年の浦和との最終戦だって、3失点は全て彼絡みだったところから、「シジクレイで負けた」という声がガンバサポ以外から聞こえてきた(こういうこと言う人間って内心「ザマミロ」という気持ちを滲ませているだろうね)。

だが、少なくともガンバサポは敗戦の責任を一人の人間に押し付けたりはしなかった。まあ、我々はそこまでアホではないし、勝つも負けるも全員の力であることは判っているけどね。

ただ、シジクレイがここのところ見せる高速ドリブルのオーバーラップや宮本ばりの正確なロングフィードも、時折見せるポカも含めて彼のプレー全てが愛おしく思えてくる(そもそも完璧な選手なんていうのは存在しないし、ミスは誰にだってあるわけだからね)。シジクレイが居なければガンバの試合というのは劇場化しないのである。

その意味で、シジクレイの出来というのが試合をかなり左右していると言えるかもしれない。今季唯一のリーグ戦での敗戦はアウェーの新潟戦であったが、奇しくも彼が不在であった。それは何も高さ不足で最後新潟の矢野に決められたということだけでなく、ガンバの試合を劇場化する何かがあそこで欠けていたように思える。

今日の試合はお互い絶対勝つと気合が入っているところではあるのだが、それだけでなく、シジクレイを中心に見据えて試合に入り込んでいけば、間違いなく今日の試合は盛り上がれるだろう。結果だって?まあ、そんなものは楽しんでいれば後からついてくるもんですよ。


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