大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第15輪 大阪鋼巴3-1名古屋鯨八

2007-06-17 10:43:36 | ガンバ大阪
まず、告知を一つ。ブックマークに「脚と角」というブログをリンクさせて頂きました。勝手で申し訳ないのですが(汗)、内容もなかなか秀逸なので、JBアンテナにもAOQLOにも乗らないのが勿体無いと思いまして付け加えさせて頂いた次第ですので、筆者のご両人さん御了承願います。

さて、試合を見終わっての感想だが、播戸をアジアカップの代表に持っていかれるんだろうな、と確信した。実を言うと、彼が今年クラブにおける出場機会や結果にも関わらず代表に選ばれ続けているというのは意外な感じがする。ただ、代表選手は決してオールスターではなく、代表監督がやろうとする戦術を具現化する為のコマであるならば、前線からの守備やオフザボールにおける献身的な動きが御大の目に留まったのだろう(同様の基準で巻や矢野が選ばれているように)。第一日本人FWの場合、誰かの方が別の誰かより特別に優れているわけでもない。となると、同じ出るなら播戸が途中出場で流れを変えられるようになればいいのかもしれない。だから、呼ぶのはいいけども必ず後半の15分程度でもいいから使って欲しいと切に願っている。

実際、この試合においても前半から足元がボールに収まらず(失点のきっかけとなったCKも彼のところでボールを取られてからのカウンターによって造られた)、下がり気味でボールを貰って調子がイマひとつ上がらないマグノに変わってから播戸が入ると、それまでの今季最低の前半の出来とはうって変わり、名古屋のDFラインを下がりだし、ガンバに流れが傾きかけていった。バレーの同点ゴールにしても、播戸が右で飛び出すことによってバレーが飛び込むスペースを造っていたのだし、3点目のバレーのミドルにしても播戸が左サイドで浮き球を止めて起点を作ったことによって生み出されたものだ。従って後半の彼だけを見れば、恐らく代表に選出されるに間違いない。

ただ、それだと逆に播戸抜きでナビスコ浦和戦を戦わないといけないため、マグノの状態が気になってくる。柏戦では引き気味のポジションでバレーにアシストしたのだし、この日も二人の連携プレーは悪くはないものの、どうしても引いてしまうために実質バレーの1トップみたいな形になってしまう。まあ、結果が出てないからどうしても自分で何とかしようとして引いてボールを貰おうとするのだろうか?気持ちは判るんだけども自分としてはやはり前でガマンして、そこで勝負して欲しいとは思う。幸い今はバレーが好調であるから、昨季もマグノが決めきれずに勝ちきれなかった試合というのは今季はアウェー新潟戦しかないものの、夏場以降は彼が点を取れるようにならないと苦しい展開になるかもしれない。

あと、この試合で特筆すべきは、去年に比べて名古屋サポが多かったという点だろう。勿論、チーム自体が開幕から好調であったということもあるだろうけども、去年の万博での試合では、名古屋から近いからもう少し来てもいいんじゃないかと思っていただけに、数多くのサポの方々が来て頂いたのは嬉しい限り(同じ赤でもさいたまの赤ではないからこういうことが言えるんだけどね)。

予てから、大阪と名古屋はサッカー人気を普及させることについては共に難しい立場にあるのではないかと思っていた。地元に人気野球チームがあることと、ローカルテレビ局の番組編成が東京キー局の影響を受けやすい為に地方局独自で試合中継がなかなか出来にくいことの2点がその理由である。加えて、名古屋の成績は毎年大体真ん中の定位置をしっかり確保している。優勝争いも降格争いもない。落ちないことはいいことなんだろうけども、やはりスリルには欠ける。じゃあ、せめてカップ戦でもタイトル争いできればいいのだろうけどもそこにすら辿り着いていない。

だからこそ、こんな状況でも名古屋を応援している人たちというのは、よほどサッカーが、そしてグランパスが好きな人たちだと思うし、この日の万博はそうしたコアサポでアウェーゴール裏が埋め尽くされたから、かなり応援も熱かった(まあ、チャントがウチの方と被っていたのが多かったのは御愛嬌です)。こういう人たちの期待に応える為にも、そして大阪と似た様なハンデを抱える名古屋でサッカー人気と文化が根付く為にも、グランパスには頑張って欲しいとは思う。

とすれば、他サポの立場で失礼ながら言わせて頂くと、ナビスコを最初から捨てるという姿勢は果たして良かったんだろうか?捨てたからには、リーグでは一つでも順位を上げられるように、そして天皇杯では元日の国立へサポを連れて行けるようにするのが、フェルホーフェン監督の責任だと思うのだが、この試合での選手交代で下げたのは本田、杉本、藤田の3人。まあ、途中で脚が吊ったとか、疲れが見えたとかいうのが理由かもしれないが、この3人を下げてしまってどうやって勝つつもりだったのだろうか?片山を入れても縦ポンのままで変わらないのなら杉本を残しておいた方がこちらはもっとイヤだったろうし、セットプレーに賭けるならば本田を下げるオプションはなかっただろう。何しろ最初の失点は彼のCKから始まったのだから。


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