序盤4試合を振り返ると、選手を頻繁に入れ替えていたのはコンディションへの配慮というのはあったんだけども、控え選手の底上げを図り、今期の連戦へ向けてターンオーバーをスムーズにやるという意図があったのだろう。代表合宿組のではヨネハル温存出来たのも大きかった。コンディションを考えると、代表合宿でオッサンが空気読まずに追い込んで来る(特にボランチとサイドの選手はめっちゃ走らされる)ことは想定していたのかもしれない、と書くと紅白戦をオッサン自画自賛しとるがな・・・案の定森重が練習で離脱してもうたし。
まあ、こんなところにまで誰がオッサンやねん!っていう怒鳴りこんでくることはないと思うんでw
まあ、協会なんてACL勝て勝てとハッパかけてるわりにはサポートしてくれているわけでもなく、むしろACL組の足を引っ張っていると言っていいようなもんなんで(協会とクラブの対立は中国でも深刻のようだが)、だからこそクラブはそれなりの自衛策を考えないといけないんだろうけども・・・って考えないといけないのがね。大体この時期合宿に呼んでおいても、月末の2次予選なんて実質ほぼ消化試合なのに海外組主体っていうのがわけわからんよなあ・・・
ところで、逆にメンバー入れ替えていないのが皮肉にもアジア随一の戦力を持つ広州恒大なわけで。超級杯で重慶ーシドニーでアウェイーアウェイ重慶で中超開幕戦というハードな移動スケジュールでありながら、世界的にはそんなにハードスケジュールではないし、豪州までの移動だって自分がブラジルまで帰る距離と比べたら約半分やん、というのが名将スコラーリの考えらしい・・・彼らの戦力からすればリーグ戦くらいはせめて何人かの選手を入れ替えてもやれるんじゃないかっていう気はするけども、ブラジル人監督ってあまりターンオーバーをやらないようだし、序盤はジャクソン・マルティネスを周囲とフィットさせる為にある程度固定メンバーでやろうとしているらしい。
ただ、その代償は当然疲労を生んでいるわけで、アウェイのシドニー戦では最後攻守の切り替えが遅れて、ボールホルダーに行けない、右サイドガラ空きに、グラルが空気っていう状態になっとったし、開幕戦の重慶では、疲労しきった状態を重慶力帆率いる元大宮のチャン・ウェリョン監督に見抜かれて見事なカウンター二発で沈められた。ハイライト見た限りではブラジル式の鶴翼の陣のビルドアップのところをかっさらわれたんだろう、とは思ったけども、ブラジル式の弱点を見事に狙われていた。
まあ、今回恒大をはめた重慶のチャン・ウェリョン監督って、大宮時代の七秒理論という言葉が一人歩きしてしまった感はあるけども、縦に早い攻撃を志向していてそれが今回ハマったというところかな。
正直、今の状態の恒大なら十分浦和にもつけいるスキはあると思うんだけ、今の浦和はカウンターというよりもポゼッション型になってもうてるからな・・・ただ磐田程前からガツガツ来る相手じゃないんで、バックラインからそこそこビルドアップはできるだろうし、中盤でプレッシャーがあまりかからないのであれば割といい形にまで持っていける・・・え、そこから先が問題だって?w まあ、恒大の場合疲労でビルドアップはグダグダになったとしても、ジャクソン・マルティネスって一人で持っていくことできるからな・・・
そうそう、上海行く前のウチのリーグの相手は大宮ですね・・・この時期に大宮というのは結構やりにくい相手かな。と書いているけど上海情報あまり出せてないなw 上港のことも上海の町情報も・・・