大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

そのタイトル、獲ったったで!w

2014-11-11 16:29:10 | ガンバ大阪
試合開始当初の4312というダイア型はてっきり情報戦かと思っていた。それを90分やるにしては、明神がフルには持たない。かといってバックアップとして内田達也は長期離脱している。そして何よりも報道に出てしまっているわけw フツーに考えるとこれを90分やるなんて不可能でしょw

さすがに広島だって、予告先発投手が相手から発表されてしまっていたらそれに合わせた攻略法は考えて来るわけですな・・・実際それは前半の前プレに表れていたけども、あそこまでボールが刈れていたのも想定外じゃなかったですかねW それで変に広島は前半で体力使ってしまっていたような気がするわけですよ。こちらがダイア型にして、2シャドーと青山のところを3枚で見る代わりに相手WBをこちらのSBが見るようになった分、4バック同士の距離が開きすぎてしまい、CBが見る範囲も広がってしまっていた。2失点目の部分は岩下がクリアミスしたけども、普段出来る範囲よりも大きな負担となってしまっていた。

けれども、2失点した後にすぐ1点返せたのが大きかった。やべっち以外でのダイジェストではカットされていたけど岩下のロングフィード(これについてはガンバのDFの中で彼が随一)で左サイド深い位置に張っていたヤットに渡ると、ヤットからのクロスにレブロン(このネタすっきやなw)、じゃなかったパトが頭でズドン!この試合広島に対して勝てていた部分がレブロン(しつこいw)、じゃなくパトだったわけなんだが、リーグ戦では佐藤をスタメンに出していて、パトをあまり使っていなかったのがここで効いていたわけね。この試合でのパトはまさにレブロンが今シーズン開幕2戦目のブルズ相手にオーバータイムで見せた他を寄せ付けない圧倒的なフィジカルの強さでもってグイグイ猛進ペネトレイトして得点を重ねていったことを思わせるようだったけども。

ところで、話はそれて最初の失点のPKの場面なんだけども、西村主審は、今年ACL決勝第2戦でのPK3つ見逃しを気にしていたんかね?見逃したとされる3つの場面の中で明らかにPKと思えるのは後半のハンド見逃しだろうけど、あれは西村主審の位置からは死角になっていたもので、むしろ副審が気付かなかったのが問題だとは思うんだけども(いつぞのガナーズの試合では50メートル以上離れた位置から副審がPKをアピールしていたこともあったわけなんで)、たぶんそれで見えているものに対して笛吹こうって意識が過剰に働いたからなのかね・・・

で、話をもとに戻すと、後半は明神を下げて大森を投入し、普段やっている形に戻した。これだと広島の青山に対するマンマークがなくなるけども(その分もうちょっと2トップには青山に入るコースをケアする守備はせめてしてほしかった)、どうせマンマークつけてもいなされるということならそこを捨ててしまい、青山からワイドに展開されても両サイドハーフが相手のWBを見る形になり、4バックがボックスの横幅の距離内に収まって中でしっかり跳ね返すことが出来た。つまり、きっちり閉じるところと捨てるところを明確にしたわけね。それによって相手の攻撃を抑えつつ攻撃でも徐々に流れを手繰り寄せていった。

後半の同点および逆転のゴールでもしっかり阿部が絡んでいたな・・・試合前のアップでのシュート練習でもいい感じで枠に飛ばしていた調子をここでも見せてくれていた。

逆に広島は後半のジョーカーが皆川と森崎浩司っていうテンプレ通りのものでしかなかった・・・まあ、交代カードといっても持っているベンチの選手の質の問題も絡んでくるので、ここでは監督の切り方をうんぬん出来るものではないんだけど、中断明け以降ガンバがリーグ戦で敗れた相手(ナビスコ準決勝の第2船は実質180分勝負の後半戦に過ぎないと考えておくと)というのが名古屋と柏という、奇しくもジョーカーの切り方が上手い監督相手にやられているわけなんよね・・・しかも奇しくも0-1というスコアだった。

もし決勝で負けるとしたら健太監督が清水時代にダイヤ型を継続していた08年の決勝のように前半は様子見で後半勝負にかけられた場合、ってことだったかもしれない(その意味では次のリーグ浦和相手に警戒せねばならないのは、0-0で迎えた後半にミシャがこないだのマリノス戦のように関根を投入してくるような展開なんだろうが)。皮肉なことに前半で早々と当初のゲームプランが決壊した分開き直って修正しやすく、前プレもハマったとも言える。そんなこんなでナビスコのタイトル獲得できて、このエントリのタイトルのように高らかに叫べるわけですなw

だからまあ、野球に例えれば、予告先発した元阪神のボーグルソンの球筋がロイヤルズ打線に見切られて序盤に打ち込まれてKOされたものの、中継ぎがしっかり持ちこたえてゲームを立て直して最後ジャイアンツが逆転勝ちした今年のワールドシリーズ第4戦みたいな展開だった、と言えるわけなんですが。