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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

すみません、息抜きしてます

2010-06-10 | ブログ
今、ハマっている波瀾万丈ブログ。
次から次へと、魔モノが登場する。
それにしても、世の中には、えげつない人がいるものだと、驚き慄いている。
私の身の周りには、一人もいない。
(愚痴話や、知人の職場の人の話で、聞いたことはあるが)

というか、ストーリー展開していくにも、
こういう濃いキャラクターでなければ、脚色のし甲斐がないのだけれど。
いい人ばかりが登場するお話で、魅力的な、心に残る話があるだろうか?
子供向けの絵本でも、悪役が登場するのだし。

そういう意味では、私の身近には、そのような悪役として活躍してくれる人がいないので
読んでおもしろい話にはならない。
ネタ不足となる。
それは、不幸中の幸いなのか、幸中の不幸なのか。


ありえない、いじわる。
考えられない、非常識。
とんでもない、悪意。
想像を絶する、イジメ。
でたらめで、誠意のない嘘つき。
根性悪の人が、これでもかと、次から次へと、登場する。

いつぞやの、高視聴率・連続昼ドラのよう。

私なら、どうなってるだろう????
想像は、全くつかない。
本当はノンフィクションなのだが、ドキュメントというよりは、
今では、フィクションとして楽しんでいる。
(ブロガー女史の卓越した文才と、旺盛なサービス精神の賜)

私の場合は、次から次へと、善人が登場してくる。
その中で、一番ダメ人は、私だろう。
ただでさえ、元々、無い角(かど)が、ますます無くなって、
河原の石どころか、つるつるゆで卵のように、アタマの皺もツルっツルっ。

だからかどうかは別として、今日も楽しみに、波瀾万丈ブログを読んでいる。

もちろん、薔薇&テーブルのブログも大好きです。エプロン、かわいいです!!)


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見ルノ、知ルノ、感じルノ。

2010-06-09 | 展覧


おなじみ、ルノアール。印象派の巨匠。
芸術や絵画をほとんど、全くと言っていいほど知らない人でも、その名前は聞いたことがあるだろう。
名前は知らなくても、ルノアールの絵には、なんらかで、どこかで、お目にかかったことがあるにちがいない。

かく言う私も、そう。
中学校の時、美術の授業で、有名な絵画を模写する課題があった。
私は、ドガにしたが、友人は、ルノアール。
あの、やわらかそうな髪の毛ふさふさ、キラキラぶりを再現するのに、かなり手こずっていた。

同じクラスの友人に誘われて初めて行った美術館では、ルノワールをやっていた。
ただ、その頃は,友人があまりにも高尚な趣味のように思えて、ただ着いて行くのがやっと。
まだ中学生なのに、その頃から趣味は早くも確立されるようだが、実際,私にはチンプンカンプンだった。

さて、私、その後も彼女に連れられて、
ユトリロや、ムンクなど、あれこれ、観たような気がするが、あまりよく覚えていない。

ルノアールは、あちこちの美術館でちょいちょい、つけたしのように観たような気がする。
それよりも、世の中に出回っている、ルノワールの印刷物やらなんやらかんやら、本物ではないものを観すぎたせいで、
本物に初めてお目にかかっても、なんだかあまり感動しなかった。
そっくり!! よく似てるなあ・・・と。



国際美術館は、大勢の人。
いつものように、音声ガイドをレンタル。
松坂慶子の声に導かれて、お勉強。

絵を観ながら、あれこれ、くっちゃべっている人が何人かいて、不快の極み。
本人たちは、なんとも思ってないのだろうけれど、はっきり言って、すこぶる迷惑。
なんで、いちいち、絵を観ながら、しゃべるのか。
わけがわかりません。

光と色彩。
幸せに満ちた光景。
優しい気持ちに包まれるようだ。
少女の清らかさ、美しさ、愛らしさ。じっと見つづけた。

しかしながら、絵は、いつ観ても、やはりよくわからない。
基本的な知識や、絵の見方がわからないので、お勉強のように、説明と絵画を照らし合わせて、
順番に観て行く。
私には、まだまだ、はるか遠い存在だ。
好きなのに、手が出ない、近寄れない。
高値の花、といったところだろうか。

絵には、答えがないので、少しずつ自分なりに鑑賞していけたらいいと思っている。
死ぬまでには、まだ時間は、たっぷり、ある。
一度に理解できなくても、いっこうにおかまいなし。



お気に入りの絵があると、その前でじっと足を止める。
ただ、それだけだ。
色々観ているうちに、また違う感想が湧き出るかも知れない。
絵の外側、表面だけで、なかなか深淵には入り込めないだろうと思うけれど、
積み重ねているうちに、何かがふと見えるのかも知れない。

「この絵、好き」
ただそれだけで、十分かも知れない。




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涙腺が壊れた愚かなワケ

2010-06-08 | 子育て
過去のある日、
息子が高校を卒業し、家を出ていった。

上の子供の受験も終わり、引き続き、トコロテン式に高校とサヨナラした。
しばらくは、やれやれ、これで一区切り、と、ほんの一息ついたのも束の間、
まだ次に、下の子の受験が迫っていたので、
後ろから押し寄せてくる時間が、それまでと同じく、畳み掛けるように忙しなく流れ、
息子がいないことに、気もとめなかった。

それからかなり経って、
ある日、息子の部屋に入った。
がらんとした人気のない部屋、教科書や関連品はそのまま残っている。
そうか、息子は、もうここにはいないんだ。

子供の人生の、その子に応じた基本ラインは、親としてすべきことは、し終えた。

彼が生まれたその瞬間から、私の肩にかかっていた役割、責任は、ひとまずここで終了した。
そこからは、彼が自分で歩いて行くだけだ。あとは本人が頑張るだけ。
親は後方支援のみ。表舞台からは、そっと退場。
親の出番の、幕が降ろされた。

私の戦争は終わった。
目標に向かって必死で頑張っていた日々が、次々と思い出された。
あれは、なんだったのだろう。
涙が静かに流れ落ちた。
嵐の後のように、彼の部屋に私は呆然と佇んでいた。

子供は育つと、親の手から離れ、巣立っていく。
それが自然の流れではないか。


そんなことも忘れた、ある日、たまたま、テレビ番組を見た。
親からはぐれた野生の動物の赤ちゃんが、人里で人間に育てられるが、いずれ山に帰る。
そんなドキュメンタリー番組だった。
こりゃいかん、
涙が堰を切ったように、流れて流れて止まらなくなった。
涙腺が壊れたのは、この時が第一回目だった。

「自分育て」に忙しく、子供を放ったらかしにしていた罰が、思わぬカタチでやってきた。


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福顔って?

2010-06-07 | わたし
口八丁、手八丁の、口から生まれた(らしい)ダンスのK先生。
パーティや発表会で、人を集めなければいけなくなると、
とってつけたように、オベンチャラを言う。
「この人なら、何を言ってあげると喜ぶかな~」
と、営業をかけようとするターゲットの性質を考察して、対策を練る。

私は、なにしろ霞(かすみ)を食べて生きているので、どこへ行っても、謎の人。
素性を全く明かさないし、どんなキャラなのかも、まるでわからない。

なので、先生は手探りで、試行錯誤しながら私を研究しているのがわかる。
「○○ちゃん(私のファーストネーム)」と、レッスン中に何度も呼んでみたり、
いろいろ頑張ってくれるのだが、
私は、反応が、やはり、仙人クラス。
なにを考えてるんだか、喜んでるんだか、困ってるんだか、さっぱりわからない(と多分思う)。

業を煮やした先生は、苦肉の策を講じたようだ。
「スローさんの顔って、福顔よね」
 は?
「とっても福顔」
 は、・・・はぁ

そんな顔あるんですか?
なんとなくわからなでもないけれど。
私、正体不明だし。
個人情報は、必要に迫られない限り、発しないことにしているので。

福顔をキーワードに、オベンチャラを言ってくれるのだが、
どうも、ぴんと来ず、私は、意味もなくニタニタするだけ。
そんな、老若男女に適するような、可もなく、不可もないような、
当たりさわりのないオベンチャラを頂戴して、なんだか複雑な心境になった。
第一、おたふく顔って、褒められてる?


そう言えば、福顔かどうかは、知らないが(全く正反対かも知れないが)
どうも私は、「少しかわいそうな人」に見えるらしい。
見知らぬオバさんやら、おばあさんが、ミカンやらアメやら、なんか、色々くれるし、
好意を表してくれる男性からは、ダイアモンドや、ブランドバッグならいざ知らず、
職場の工場の製品棚から、ちょろまかしてきたミニ布袋やら、
営業先で手に入れた、でかでかと製品名の書かれたタオルやらをくれる。
かなり、垣根が低いと思われているようだ。
お金、かける気、さらさらない?
ハードル、ほとんどない ボーダレス?

もし私が福顔なら、それって話が合わないと思うけれど、
まあ、くれるというものは、負担のないもののほうがありがたいので、
「ありがとう」と戴いている。

ユニクロの店員さんより、よくユニクロを愛用しているから?
娘たちの着古したものを(しかも、安モノ)を喜んで着ているからか?
「あんた、なに? その格好」と母には、いつもすこぶる評価がよくないし。
オシャレやねと、言ってくれる人も稀にいるが、真偽のほどは、アヤシい。
ふいに、街のウインドウに映る、とてつもなく、不細工な格好の自分を発見して、
こんな服にするんじゃなかった、と、ひとり後悔、赤面している。

ミカンや,アメ、実は私、要らないんですよ。
でも、ついついもらってしまうのは、福顔だから?

(理屈が、全く通っていないような気がしますが)




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映画「SEX AND THE CITY 2」

2010-06-06 | 映画
昨夜は、TVで「SEX AND THE CITY 1」をやっていたようだが、
「SEX AND THE CITY 2」は、6月4日に、封切されたばかり、さて、どんなかな、と観てみた。
広報、宣伝いっぱい、さぞやキラキラしてるのかと思いきや・・・。

今回、NYは少しだけで、街でのシーンは、ほんの一瞬。
派手派手結婚式と、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の新居ぐらいなもので、
あとは、全般ほぼ最後あたりまでアブダビという設定。
(撮影は、モロッコだそうです)

登場女優陣4人の、アンチエイジングの、涙ぐましい努力が、ひしひしと伝わってきた。
「ピチピチ」を、もやは取り戻せない現状を知っても、わざと認めず、
悲壮なまでの入れ込み、自己思い込みは、新興宗教のようだった。

以前から放映されているドラマをずっと見続けていて、すっかりSATC教の信者なら、
どんな内容であっても、キャーキャー、うっとりするのだろうけれど
ニュートラルな立場で見ると、「なんだこりゃ~???」と拍子抜けした。

アメリカ女性キラキラよりも、世界の戦争仕掛け人、アメリカのゴリ押しとオーバーラップし、
どうも、大騒ぎにいっしょに乗る気は、全くしなかった。
彼女たちが騒げば騒ぐほど、ブッシュさんや、オバマさんの顔が、チラついてきた。

カラ雑巾のように、もう、絞ってもなにひとつ出てこないのに
無理やり、かつての、よき時代のパワー、エネルギー、テンションを思い出し、
同級生が、から騒ぎしているように見えた。
無理にはじけようとしても、ムリなものはムリ。



ちなみに、世界は激変を続けていく中で、
モノ書きさん(主人公キャリーの職業/売れっ子作家?)って、そんなに儲かるの??? 
しかも、延々と、儲かり続ける???
4人全員、飛行機は、スーパー・ファーストクラスの個室。
行きは、ご招待だけれど、帰りは???
(往復、ご招待なら、まあわかりますが、
普通のファーストクラス目指し、生活費、支払のすべてでマイレージを貯め続けたとしても、
ビジネスクラスが、やっとこさ、庶民には、汗と涙の結晶・・・。
夢と憧れの映画だから、そんなリアルな生活臭は、必要ないのでしょうけれど)


前作、あれから2年。
結婚した夫、ビッグが、あーしんど、と仕事からやっと解放され、帰宅後に、
外出して騒いだりはもう結構、外食に行きたくなくなったり
家でテレビを見たがったり、テイクアウトを取りたがったり、
キャリーが懇願しても、家がいいと言う。
それに失望するキャリー。

はぁ??? 10代の女の子じゃあるまいし。
あほくさくなって、一気に疲れがどっと出た。

どんなチャラチャラしたファッションに身を包もうが、
もはや私は、もう無理、こんな流れ。感情移入できない。

都会に憧れる田舎の女の子には、それでも、まだ吸引力はあるのだろうか?
ちょっと厳しいかも。

でも、女優人たちのファッションは、素敵だった。
引き締まった、もはや執念に近い、血の出るような努力のあとがうかがえるボディーも。



私は、年を取るだけ取って、もはや都会にはあまり魅力を感じなくなってしまったようだ。
4人が招待された、アブダビでの超大金持ち的生活も、あまり、素敵とは思えない。
現地の庶民とはかけ離れた、そのキンピカ生活を支えるものは、
貴重な限りある地球資源を、勝手にお金に換えた、オイルマネー。
これを湯水のように使うことが、そんなに楽しいのか???

キスひとつで、大騒ぎしたり、(国によっては一大事件のようですが)
そんなことを夫にわざわざ国際電話で告白するキャリーに、全く共感できなかった。
それぐらい、アメリカ女だって、嘘偽りのない乙女のように純粋なのよ、とでも言いたいのか?

イスラム文化とアメリカ文化の違いをアメリカ側からのみ、まざまざと見せつけられる思いがした。

同性から見ても、かなり低俗で下品な表現もあちこちにあり、
ああいうシーンは、男性も女性も、苦い顔をするだろう。
だとすると、いったい誰のためのサービスなのだろうか???

「とても、よかったわ!!!」
と、頬をバラ色に染めながら、興奮冷めやらぬ調子で感想を述べる人もおられるでしょう。
(私には、想像できないけれど)
人それぞれ、好みというものがあるにしても、
今回の映画は、かなり良くなかった。


あくまでも、私個人の感想です。)




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帰省、奇声、気勢、規制

2010-06-05 | 
遠方に住む息子が、突然、帰省した。
「相変わらず、ごちゃごちゃしてるな~ 」
と、キッチン&ダイニングを見て一声。
「要らんもんがいっぱいや 」

頂きモノや、粗品の山を見て言う。
「製品名や会社名が入っいる限りその時点で、どんなイイものでも価値はゼロです。
私は、もらわないようにしてます(キッパリ) 」
・・・だそうな。
業者は、手ぶらで営業に来にくいから、ネタに持ってきてるだけなんだから、
「あら~こんなんあるんやね~」と、話題にした時点で、そのグッズの天寿は全うしたことになるそうだ。

ご無理ごもっともで。

それにしても久しぶりの実家なのに、デスマス体の丁寧語。
両親にだけでなく、妹までにも。
ある程度の時間、聞き慣れない言葉で、奇妙な雰囲気を感じながら会話は続けられたが、
ついに夫が耐えきれずに言った。

「家に帰った時は、そんな丁寧な言葉、使わんでもええんちゃう? 」

夫もよそよそしい違和感を感じていたようだ。
クセになってしまったと、息子は説明する。
相変わらず奇妙なお方。
なんでうちの人間は、こんなにヘンなんだろう 。
けったいな母親から、けったいな子供が育つ???


近くの大学で、留学生のショートステイ預り家庭を募集していることを、
電車内に貼ってある広告で、近頃、知った私 。

「受け入れてみようかな」と息子に言ってみた。

息子 は宣う。
「その留学生が、日本に訪れる理由・目的は、なに?
国費でT大に留学するぐらいの人ならともかく、
わけのわからんような私大に留学する人物像を考えてみ~ 。
ある程度、金持ちではあるだろうけれど、
来日の目的は、あまりシリアスではないと予想できます。
ただでさえ、前回受け入れた、市の行政がらみの友好都市の交換留学生で、
痛い目に遭わされた経験があるんだから、それを活かす意味でも、
理想はわかるけれど、その前にまず、ご近所さんともまともに付き合ってないんだから、
そこらあたりのお付き合いから始めたらどうですかね? 」

イタタ。
ぐうの音もでずに、苦笑。


翌朝は、早朝の、ザーッザーッザーッという機械的な聞き慣れない音で目覚めた。
息子が、甲板掃除か、プール掃除みたいに、柄つきデッキ・ブラシで、
庭に敷き詰めてあるテラコッタを水をまきながら掃除していた音だった。
ムキになりながら、テラコッタにこびり付いた汚れを取っていた。


世の中の、子供が頼りないと嘆いておられる、子育て真っ最中の、悩み多きお母様方。
子供はすぐに大きくなり、親に意見するようになります。
今はうまくいかなくてもくても、じきにウマクイクデショウ。

ただし、力関係もついでに逆転します。
娘からも息子からも圧力をかけられ、安住の地位から転落する日も近そうだ。


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男尊女卑

2010-06-04 | 人生
イエ制度というシステム上の問題もあり、ちょっと前まで、男尊女卑の世の中だった。
特に家庭の女性は、地位が低かった。

嫁は、お風呂も一番最後。
今は、「おとうさん、一番風呂は心臓によくないですよ」と、嫁が先に入る。

自分が生まれ育った家と、婚家の方針が違っていると、また悲惨。
モダンな家風に生まれ育った、商家の「いとちゃん」(お嬢さん)が、
質素倹約を美徳とする素封家の厳しい家へ嫁ぐと、えらいことになる。

そのお嫁さんが、当時を思い出し、口をつくのは、嫁として、辛かった日々。
愚痴っても愚痴っても、愚痴り足りない、
涙ながらに、吐き出すように、当時の惨状を切々と訴える。
今とは、雲泥の差。
今は、結構な暮らしなんだけど、辛いことのほうが記憶に鮮烈に、強烈に残る。

しかし、まだ地方に行けば、そういった古い悪習が残っているようだ。
嫁いできた嫁としては、たまらない。

夫は、当然の如く、自分の育った家の方針を踏襲しようとする。
そのほうが、安楽だから、価値観や様式はそのまま、変えようとしない。

逃げ出したくなるほど、死にたくなるほど、悩み、苦しむ嫁。
だれが、悪い? 誰が?
そう何度、妻たちは思ったことだろう。
嫁、妻の他に、母親役までを演じさせようとする、
かわいくもなんともない、デカい年かさのいった夫。
だれが、こんな愛嬌もなにもない、おっさんの母親になんぞなるものか。
でも、まあ、仮に、必死で耐える・・・と、しよう。

我が子のため、歯を食いしばって耐える。
この母親の美しい行為は、結果として、自分の子供を必要以上に愛しすぎたせいで、
溺愛された子供は、世間にはまるで通じない、甘ったれとなり、
一人前の大人として成長する壁となって立ちはだかる。
(そうでない人もいるけれど)

そんな子供が家庭を持ったら、どうなる?
おまけに、夫も妻も、両方が溺愛されて育った人だったら?
二人の航海が始まるわけだけれど、だれでも、最初はそんなもんだ。
嵐も来てないのに、転覆、脱線はしょっちゅう。
そうやって、すったもんだをしながら、試行錯誤、学習をしながら、
誰もが新しい家庭を築いていくのだろう。

価値観がガチガチに固まっている、お互いに石頭同士、どう対決するか。
アメあり、ムチあり、猫なで声あり、怒号あり、・・・

しかし、それはそれとして、

男尊女卑の考えが、いまだに抜けきらない実態を知るにつけ、
激しい憤りを感じずにはいられない。
それに耐えている人には、ぜひとも、力をつけ、立ち上がってほしいものだ。
頑張れ!!


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やっぱり、あったかいものが好き

2010-06-03 | わたし
人は、恐ろしい。
ひんまがった根性の人は、特に。
最初は、自分とあまりにも違うので面白いと感じていたことも、
多く知るにつれ、見えなくてもいい、心の中が透けて見えると、深い溝を感じる。

ギャップの理由としては、次のことが考えられる。
生まれ育った時代背景(世代)、土地(風土・習慣)の違い
生まれてから今日までの、環境、暮らし方の違い
環境による価値観、考え方の違い
生まれつきの性質、性格、能力の違い

今まで生きてきた環境と、DNAに、大いに影響されるということだ。

類は友を呼ぶという。
本当にそう思う。
同じような人が自然と集まっている。
みんな、自慢することも、うぬぼれることも、悲観することも、卑下することもなく
自然体で、身の丈に応じた空気が共有できる。


私は素直な人が好き。プラス、知恵があると、鬼に金棒。
ひねくれた性格には、ついていけない。
おおらかな人に囲まれて、今まで生きている。
(人付き合いは、決して得意ではないけれど)


目に見えない強烈な憎悪、特に女性の嫉妬は、コワい。
小さな小さな限定された範囲で、憎悪は増殖されるようだ。
ぞぞぞぞ・・・

大きな目で、広い視野で、ものを見る習慣がない場合、目の前の現象だけに囚われ
考えがどんどん縮んで、凝り固まってくる。
自分というアイデンティティをしっかり持っていれば、他人は気にならないはずだが。
人は、人。
細かいところの価値観は、違ってあたり前。
自分と全く同じ人なんて、一人もいないのだから。


都会、地方、工業地、商業地、田園地、正社員、非正社員、既婚、非婚、・・・
パワハラ、セクハラ、陰湿なイジメも、見えないところで行われている。
利害関係がからむと、人は意地悪になるようだ。
いい意味で競争、刺激を与え合うのは、いいけれど、
所詮、似たり寄ったりのドングリの背比べなのに
へんに対抗心を持ったり、ライバル視するのは、いかがなるものか。
いっそ、仕事や勉強で頑張り、結果で競えばいいのでは?

こういう理想論を無神経にしゃーしゃーと言っていること自体が、
「上から目線? イヤミ?」と、カンに障る人もいることだろう。
それが出来れば、苦労せんわい、と。
「パンがなければ、ケーキを食べればいいのに」発言と同類?
それを承知で、書いてます。確信犯。


自分のモノサシで計り、それに外れるものを排除しようとしたり、
自分の思い通りに進めようとしたりする人がいる。
自分は絶対であり、柔軟に姿勢を変えようとしない。
同じ意見の人たちばかりで集まって、確認し合うのはいいが、
向上心のある、生産的な集まりならまだしも、人の足を引っ張る発言で盛り上がるグループもある。
「みんな、同じように考えてる。思いは同じなのね」と、ますます自己正当化を強める。

水と油。
いがみ合う者、気に食わない同志は、同じ所にいないほうがいい。
お互いの存在が見えない所に、双方を隔離した方がいい。
お互いを理解し合うなんて、無理。
憎しみが増すばかりになると思うので。
隔離が不可能なら、自分を主張せず、黒子になって息を殺すか、透明人間になるといい。
忍耐強くやっていると、そのうち、接点を見出すかも知れない。
(そんな悠長なことを言ってられない国や地域もあるが)


やはり私は、のほほんとした空気が好き。
時には刺激を求めに出向くけれど、
居心地がいいのは、やはり、あたたかいもの、人、場所。
戦いには、向いていない。


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前衛舞踏家の死

2010-06-02 | 時事&世の中
舞踏家・大野一雄氏が昨日、亡くなった。103歳。

私がこの人にお目にかかったのは、かれこれ15年ぐらい前だろうか。
とすると、大野氏は、88歳ぐらい?
場所は梅田の東通り商店街をまっすぐ行って、それから左に曲がり・・・
どこかのビルの、教室ぐらいの広さの一室だった?

「変わったオジイサンだなー」という印象。
ご自分の宇宙的世界を言葉で説明する時も、体中をくねらせて、表現する。
からだの動きは、実に柔らかく、
話す言葉の難解ぶりからは、岡本太郎氏をガリガリに骸骨に近くしたような雰囲気を感じた。

「母親の子宮のなかは、宇宙なんです」
そういうことをおっしゃっていたような記憶が残る。
宇宙イメージを表すのに、脳や言葉を介さず、思考や感性がそのまま、
ぐにゃりぐにゃりと体や腕、指先にいたるまでが、始終、同時進行して動いている。



白塗りの独特な前衛的舞踏で、欧米の舞踏界に衝撃を与えた。
宇宙と生命のかかわりに、深く興味を抱き、掘り下げていった。

前衛的な人の感性は、大衆民には理解しがたいかも。
時代の先端を走り過ぎても、一般人の下々のところまで、降りて行かないかも。
三島由紀夫などにも、強力に影響を与えたそうだが、私のような凡人にとっては
鳩山さんよりも、はるかに宇宙人に見えた。

100歳を超えても、現役で踊り続けた大野氏。
一度はその舞踏を見てみたかった。
亡くなって初めてそんなことを思う、エース級・凡人である私が、もう少し成熟するまで
天国への階段を登るのを待ってほしかった。

ご冥福をお祈りします。




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解毒効果がある、毒もある

2010-06-01 | ブログ
こんな素敵なことが、あった。
こんな素晴らしい人に、会った。
こんな美味しいものを、食べた。

そうか・・・・。
そういうことって、ブログにあんまり書きたくない人もいるんだ・・・。
(私がここのところ熱心に読んでいる、波瀾万丈の人が、そうブログで書かれていた)


そのブログで、結婚してお金持ちの仲間入りをした、知人女性の話を読んで、
ふと、私の中学時代の元同級生のSさんが言っていたことを思い出した。

「私は、ブランドもののバッグを持つのは、恥ずかしいわ」と、
2年ほど前に会った時に、彼女は言っていた。
買おうと思えば買えるけれど、「いかにも感」、「右へならえ感」、「没個性感」が、嫌なのだろうか。
個性的なブランドものもあるけれど、ブランドそのものが嫌いのようなので、
同じ時代背景に生まれ育っても、そういう人もいるんだな・・・って、ちょっと新鮮な気がした。

ルイ・ヴィトンの購買者は、全世界の中で、日本人が50パーセントを占めるというデータを知って、
とても複雑な心境になった。
わざわざ高いお金を出して・・・日本人って、いかにも、横並びが好きなんだ。
薄々、わかっていたけれど。

どっちにしても、自分の価値観を押し付ける人は、敬遠される。


私は、その波瀾万丈ブロガーさんから見ると、最もイタい人間の部類だろうと思う。
行動や性格のタイプも正反対だし。(→いろんなところに、正反対の人がいる)

私は憎たらしいこともいっぱい書いているけれど、基本的には、楽天家。
そう偽善者でもない。
善をすすんで行うというような、立派な行為はしたことがない。
世間体や、他人のこと、人からどう思われたい、とか、
そういうことには、あまりとらわれない、マイペース人間だ。

なので、ものごとを肯定的に、捉えることも多い。
いいものは、いいと感じ、受け止める。自分の目標や参考にしたりもする。
無菌、真っ正直の、直球タイプでもないが。
あんまり無菌、純粋な人は、抗体がなさすぎて、かえって心配してしまう。
それとは逆に、全てを否定・拒絶するのは、もっと哀しいことだ。


ものごとには、表と裏があり、表裏一体となっている。

硬い人は、ぽきっと折れやすいし、柔らかい人は、頼りない。
そして、多くを求めたり、引き算をするより、足し算のほうが、人生、楽しい。

スポーツ選手や芸能人で、頭脳もずば抜けてバリバリに良い人は少ないだろうし、
若いうちは、何かが決定的に足りないだろうし、
若いうちからバランス良く備わっている人は、面白みがないかも知れないし、
お金も地位も人格もアタマも容姿も、申し分ない人は、私とは全く接点がないし。


前衛的な人に、オーソドックスな路線を求めても、冴えないだろうし
正統派に、逆の発想を要望しても、無理があるだろうし。
芸人は、家庭が幸せだと、面白くなくなると言われているし。
挫折のない、順風満帆の話など、まるで魅力がないだろうし。
(お手本、見本、導きになるものもあるが)
各々、得意の分野、テイストがある。

家庭料理か、専門店か、はっきり特化したものの中から
自分の好きなものをつまみ食いするのが、良さそうだ。


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