男尊女卑
2010-06-04 | 人生
イエ制度というシステム上の問題もあり、ちょっと前まで、男尊女卑の世の中だった。
特に家庭の女性は、地位が低かった。
嫁は、お風呂も一番最後。
今は、「おとうさん、一番風呂は心臓によくないですよ」と、嫁が先に入る。
自分が生まれ育った家と、婚家の方針が違っていると、また悲惨。
モダンな家風に生まれ育った、商家の「いとちゃん」(お嬢さん)が、
質素倹約を美徳とする素封家の厳しい家へ嫁ぐと、えらいことになる。
そのお嫁さんが、当時を思い出し、口をつくのは、嫁として、辛かった日々。
愚痴っても愚痴っても、愚痴り足りない、
涙ながらに、吐き出すように、当時の惨状を切々と訴える。
今とは、雲泥の差。
今は、結構な暮らしなんだけど、辛いことのほうが記憶に鮮烈に、強烈に残る。
しかし、まだ地方に行けば、そういった古い悪習が残っているようだ。
嫁いできた嫁としては、たまらない。
夫は、当然の如く、自分の育った家の方針を踏襲しようとする。
そのほうが、安楽だから、価値観や様式はそのまま、変えようとしない。
逃げ出したくなるほど、死にたくなるほど、悩み、苦しむ嫁。
だれが、悪い? 誰が?
そう何度、妻たちは思ったことだろう。
嫁、妻の他に、母親役までを演じさせようとする、
かわいくもなんともない、デカい年かさのいった夫。
だれが、こんな愛嬌もなにもない、おっさんの母親になんぞなるものか。
でも、まあ、仮に、必死で耐える・・・と、しよう。
我が子のため、歯を食いしばって耐える。
この母親の美しい行為は、結果として、自分の子供を必要以上に愛しすぎたせいで、
溺愛された子供は、世間にはまるで通じない、甘ったれとなり、
一人前の大人として成長する壁となって立ちはだかる。
(そうでない人もいるけれど)
そんな子供が家庭を持ったら、どうなる?
おまけに、夫も妻も、両方が溺愛されて育った人だったら?
二人の航海が始まるわけだけれど、だれでも、最初はそんなもんだ。
嵐も来てないのに、転覆、脱線はしょっちゅう。
そうやって、すったもんだをしながら、試行錯誤、学習をしながら、
誰もが新しい家庭を築いていくのだろう。
価値観がガチガチに固まっている、お互いに石頭同士、どう対決するか。
アメあり、ムチあり、猫なで声あり、怒号あり、・・・
しかし、それはそれとして、
男尊女卑の考えが、いまだに抜けきらない実態を知るにつけ、
激しい憤りを感じずにはいられない。
それに耐えている人には、ぜひとも、力をつけ、立ち上がってほしいものだ。
頑張れ!!
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特に家庭の女性は、地位が低かった。
嫁は、お風呂も一番最後。
今は、「おとうさん、一番風呂は心臓によくないですよ」と、嫁が先に入る。
自分が生まれ育った家と、婚家の方針が違っていると、また悲惨。
モダンな家風に生まれ育った、商家の「いとちゃん」(お嬢さん)が、
質素倹約を美徳とする素封家の厳しい家へ嫁ぐと、えらいことになる。
そのお嫁さんが、当時を思い出し、口をつくのは、嫁として、辛かった日々。
愚痴っても愚痴っても、愚痴り足りない、
涙ながらに、吐き出すように、当時の惨状を切々と訴える。
今とは、雲泥の差。
今は、結構な暮らしなんだけど、辛いことのほうが記憶に鮮烈に、強烈に残る。
しかし、まだ地方に行けば、そういった古い悪習が残っているようだ。
嫁いできた嫁としては、たまらない。
夫は、当然の如く、自分の育った家の方針を踏襲しようとする。
そのほうが、安楽だから、価値観や様式はそのまま、変えようとしない。
逃げ出したくなるほど、死にたくなるほど、悩み、苦しむ嫁。
だれが、悪い? 誰が?
そう何度、妻たちは思ったことだろう。
嫁、妻の他に、母親役までを演じさせようとする、
かわいくもなんともない、デカい年かさのいった夫。
だれが、こんな愛嬌もなにもない、おっさんの母親になんぞなるものか。
でも、まあ、仮に、必死で耐える・・・と、しよう。
我が子のため、歯を食いしばって耐える。
この母親の美しい行為は、結果として、自分の子供を必要以上に愛しすぎたせいで、
溺愛された子供は、世間にはまるで通じない、甘ったれとなり、
一人前の大人として成長する壁となって立ちはだかる。
(そうでない人もいるけれど)
そんな子供が家庭を持ったら、どうなる?
おまけに、夫も妻も、両方が溺愛されて育った人だったら?
二人の航海が始まるわけだけれど、だれでも、最初はそんなもんだ。
嵐も来てないのに、転覆、脱線はしょっちゅう。
そうやって、すったもんだをしながら、試行錯誤、学習をしながら、
誰もが新しい家庭を築いていくのだろう。
価値観がガチガチに固まっている、お互いに石頭同士、どう対決するか。
アメあり、ムチあり、猫なで声あり、怒号あり、・・・
しかし、それはそれとして、
男尊女卑の考えが、いまだに抜けきらない実態を知るにつけ、
激しい憤りを感じずにはいられない。
それに耐えている人には、ぜひとも、力をつけ、立ち上がってほしいものだ。
頑張れ!!
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