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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

コトバの不思議

2010-06-19 | 趣味
ダンスのK先生。営業がお得意。

ある生徒、Aさんが、来月末に行われるパーティに、参加しないという。
「でも、パーティー券は買わせていただきます」、とのことだ。

その話のあとに、普通にレッスンが始まり、1曲踊ったあと、突然、唐突に、先生が
「スローさんの顔見てたら安らぐわ~」と、おっしゃる。
・・・?? ・・・???
「居てくれるだけで、和むわ~ほんまに」

周りの誰かさん
「ほんと、いつも口角、上ってるし」
・・・?? ・・・???

私は、いつも自分のダンスがデタラメなので、ゴマカシと照れ隠しに、
へらへら、にやにや、ニタニタしていることは、確かだ。
でも、そんな、人様に、わざわざ皆の前で言っていただくような、大福様のような顔ではない。

ちょっと誉められ過ぎかな・・・と、落ち着きをなくし
「私、小学校の時から、こんな顔です」
と、会話に続くフォローがしにくいようなことを、ぼそっと言った。

話は、そこで終わったのだが
なぜ、あんなに唐突に、あんなことを先生がおっしゃるのか・・・と考えた。


「いっしょに、出ましょうよ、ね!」
と、腕にからみついてきた、私とペアを組む美人女史。
・・・自分なりに、わかった・・・。
Aさんが参加しないということで、私には、ぜひ参加させたかったのだ。
周りの人もグルになって、私の逃げ道を防いだのか。

パーティ参加者・促進の営業・第一弾、
先々週は、「スローさん、福顔やね~!!」発言だった。

いくら私に特徴がないからって、
私が霞(かすみ)を食べて生きているからって、
褒めコトバを探そうとしても、思いつかないからって、
もっと実体のある、他の褒めコトバはないのだろうか?

たとえば、スタイルがいい、とか、美人だとか、素敵だとか、センスがいいだとか、
女性が喜びそうなコトバは、いくらでもある。
外見上は、無理、逆効果としても、
熱心だとか、覚えが早いとか、打たれ強いとか、なんでもいいから、あるんじゃないか?
しかし、それを言ってしまうと、明らかに「ウソ」とわかるから、避けているのはよくわかるが。
なんて、わかりやすい人たちなの・・・善良なイイ人たちだ・・・
「正直」って、時には、人をやさしく傷つける???


以前にも、とある会議で、やむをえず出席できなかったHさんがいた。
Hさんの都合で、出られないのだが、要の人なので、その人が出ないと、会議の意味がなくなる。
他の出席者との日程の調整も終わっているので、変更はできない。
そこで、Hさんに、強く、懇願された。

「私は出られないけれど、会議の出席、お願いね。
あなたは、居てくれるだけでいいから。
ほんとに、居てくれるだけで、それだけでいいから」

これって、時々、私はそういう風に言われることがある。
嬉しいかというと、そういうことはなく、いたって、複雑な心境。
「あなたが居ると、物事が、きっちり片付いて行くから」とか、
「皆の意見を調整してくれるキーマンだから」とか、
そんなことでは全くなく
「居てくれるだけでいいから。和むから」と。
争いの場では、役立つだろうが、会議の場では、「アホ」と言っているようなもの。

私が、いかに霞を食べている人種がということを証明しているかのような、おコトバだ。

コトバって不思議。
ちょっと言い方を変えると、角が立たない。
アタマに来ることはない。
でも、いくら楽天家、プラス思考、鈍感な私でも、
哀しいような、笑えるような、きっとホントなんだろうな、と、思えるような。
自分で気付いて、自分で対処・改善してね、って、言われているような。

人を動かすのがウマい策士の手にかかると、知らない間に、気持ちよく操られている。

主食を霞から、玄米にでも変えようかな?
いまさら、無理か・・・


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