昨夜は、ちょっと蒸し暑かった。
メタボ、暑がり夫。
暑い、暑い、暑い・・・暑い、暑い、暑い・・・と、
寝室で、七転八倒。
ベッドから、ズシンと、ころがり落ちたり、そのまま、ベッドの隙間で寝たり
動物園の熊のように、ベッドの周りをうろうろしたり、・・・。
暑い、暑い、暑い・・・・
何度も何度も口に出して言う。
そもそも私とは、体感温度が違う。
私は、そこまで暑いと思わない。
まだ6月なのに、先が思いやられる。
全く理解できない・・・と、心の叫び・・・
そう言えば、私も先月の訪れたカンボジアで、家族で私だけが、暑さにダウンした。
それは、アレルギー的な病気も発病したことだし、今回とはまた別枠。
(と、ここで、自分を甘やかす)
夫は、マイカーでも、快適な季節の時もエアコンをつける、もろ、アンチ・エコ派。
夏は、走る冷蔵庫のよう。クール宅急便のバイトが、できそうだ。
家に帰ると、エアコンをいつもガンガンきかせて、朝までつけっ放し。
冷え性で悩む女性の気持ちなど、皆目理解できそうもない。
まあ、なにしろ、夫は、太った体で、ドタンバタンとうるさく、
ただでさえ暑苦しい寝室を、さらに暑苦しくしている。
私は、睡眠妨害に耐えきれず、
「クーラーつけたら?」
と言って、むくっと立ちあがると、夫は、「ええんか?」と
目が輝いた(かどうかは、暗くて見えないが)。
「まだ6月やのに、今からそんなんだったら、どうするん?」
と、うんざりしながら、私は、エアコンのスイッチを入れて、夫のベッドに置き、
バタンとドアを閉めて、寝室を出ていき、別の部屋に移った。
これが、狭い窮屈な、身動きできない部屋なら?
エアコンが、なかったら?
逃げ込める、別の部屋がなかったら?
自分と体感温度が違う人間同志、夜通し、ひと夏中、いがみ合って
辛抱するしかないわけだ。
まして、隣に、両親や子供たちがひしめき合って、寝ていたら・・・??
全員で我慢するしかない。
そうやって、家族一丸となって辛抱して、美しい家族愛を育むのかも知れないが。
子供が育つ成長過程で、なにも我慢することを知らずに大きくなって、
耐久性や適応性が備わらずに、大人になると、大変なことになるのだろう。
ちなみに、私は小さい頃から、まあ、辛抱、忍耐は積んできているので、
まあ、これぐらいの年齢になったら、もうそろそろ、優先座席に座わせていただいてもよろしいかと。
(と、また、ここで自分を甘やかす)
別の部屋(と言っても、遠方地に赴任している長女の部屋)で
その部屋があることに感謝し、自然の風を取り入れ、のびのび体を横たえられ、ほっとした。
お金で幸福は買えないが、不幸を回避できる、ありがたみをつくづく感じ、感謝した。
お金の持つ力を、効果的に利用でき、本当に身につまされて、喜びを実感した。
世の中には、離婚したくても出来ない、悲惨な状況もある中で、
ちょっと離れて過ごせる、空間の余裕は、心の余裕に直結する。
(ただし、災害や事件、病気などの有事の時は、至近距離にいる「ありがたみ」を感じることだろう。)
ということで、別の部屋に移ったものの、
ドタン、バタン、暑い、暑い・・・の呪文が、夢の中で再現、繰り返されて
熟睡することは、できなかった。
知らない間に、うなされていたのか、朝、目が覚めると、汗、びっしょりになっていた。
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