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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

書いても書かなくてもよい話

2020-05-28 | 思い出
若き日々、親友だったYちゃん。
学生時代、YちゃんはA君と付き合っていた。
わたしは高校を卒業したばかりの春休み、短期バイトを通して知り合ったボーイフレンドがいた。
やがて彼が一浪して入った大学での同級生がA君だった。
A君も一浪していた。
A君に初めて会った時のことは今も忘れられなく、A君の表情を鮮明に覚えている。

ま、何しろYちゃんのボーイフレンドA君は、嗅覚が独特と思われるが、わたしを一目見て化学反応を示した。
それをわたしのアンテナが敏感にキャッチしたのだが、残念ながら、わたしはA君の友達と付き合っていた。
我々は平和主義なので、ややこしいことは避け、極力、平和維持に努めて掻き回さない。
なので、何ごともなく2組のカップルはお互い仲良く交際を育んだ。
が、やがて、世の中によくあるように、2組ともあっさり別れた。
別れたからといって、もう一度バラバラに組み替え再編成し直すかといえば、しない。
あれから半世紀弱は経っているが、皆さんどうしていることやら。
40年も経てば中性になっている(はず)。
A君はわたしのことなど微塵も覚えていないだろう。
若き青春の儚い爽やかな思い出の一つである。
ぱちんとシャボン玉のように弾けて割れた。
夏の花火とはちょっと違う。
火がついてないから。
湿っているから着火しないわけでもない。
このあたりの微妙なニュアンスは、書ききるにはわたしの筆力では100年早い。
て、しょうもないことは書きたがる。

Yちゃんはその後に結婚を前提とする男性とお付き合いしていた。
お付き合いの様子は(見たくて見たわけではないが)目の当たりにしっかり見えた。
が、別れた。
簡単に書きすぎかも知れないが、これまた世の中にはよくあることだ。
なぜ破談になったかはわたしはわかるが、書かない。
まあ色々ある。
この婚約者は、わたしがよく知っている人。
ご両親もよく知っている。
で、別れた後、Yちゃんは別の人と結婚した。
わたしは結婚式に呼んでもらい、新婚家庭にも友人たちと遊びに行った。
ではあるが、幸せはあまり長持ちしなかった。
これまたよくあることだ。
どれをとってもよくあることなので、わざわざ文字に起こす必要があるのだろうかというぐらいである。

でも、ちょっとだけ触れようかとふと思った。
だが、そういう思い出は、書かないほうが楽しく美しい。

それと、、、結婚はほんの少しのタイミングで、相手が変わる。
誰と結婚しても、さほど大きく変わらないような気にもなっている。
Yちゃんの元旦那さんが、そう言っていたのを思い出した。