とある方が、50歳を過ぎて、妻子を棄て(普通に言うと「離婚して」)、若い女性と結婚した。
この方は、いわゆる資産家のお坊ちゃまで、お金持ち。
某有名メーカーの役員さんでもある。
で、別れた奥さんに、そこそこの慰謝料(都心に、新築マンションが買える程度、郊外なら、広々、新築一戸建)と、
毎月20万円の生活費を支払い、新しい奥さんと生活をスタートした。
そして、彼は、若い奥さんとの間に、子供が生まれた。
もちろん、前の奥さんと間にも、子供がいた。
で、このハナシ、わたしは、ちっとも楽しげには聞けない。
なにがかというと、・・・
子供ができた、ということ。
50歳を超えると、あと少しでリタイアして、悠々自適の生活が待っている。
わずかな年金だけの苦しいカツカツの生活でもないだろうから、優雅な優待ロマンスシートが確保できると思う。
そこに、孫でも生まれたら、ますます喜びは一層アップし、充実感たっぷり。
と、思うのだが、
彼は、自分の子供を、50歳を過ぎて新たなる人と作った。
しかも、前の縁を切って。
それまでの積み上げてきたものをすべてリセットして。
なにが言いたいかというと、
子育ては、そんなにカンタンなものではないということ。
人それぞれ、子育てに対する意識が違うのかも知れないが。
競争社会もストレスいっぱいだが、
野山で放牧して(あえて説明するのもメンドクサイが、これは、表現の一種です)自給自足で育てるのも、けっこう、難しかったりする。
ましてや、わたしと同世代の男性であれば、今のイクメンのようになろうとアタマでわかっていても、
なかなか、現代の純正イクメンと同じようにはいかないと思われる。
保育園の送り迎えなど、お金ですませたらいい、などと軽く考えているのだろうが、
自分の稼いだお金でもないお金(親の資産)を使って、子供を育てるなど、根底には甘い考えがある。
お金だけの問題でもない。
育児、子育ては、目標や意識が高ければ高いだけ、大変なのである。
イマドキの父親、母親たちの教育方針に驚きつつ、サポートするだけでも、けっこう疲れる。
若い母親と、祖父の立場でなく、父親の立場で第一線として、子育てしていかなければならない。
優待ロマンスシートで、夫婦いい旅とか、いってられない。
徐々に老化の波が押し寄せても、まだまだ子供は、大変な時期、
若い奥さんには、老化の意味もわからない。
夫に若さがない分、あてにしていたお金も、前の奥さんへの支払いさえも遅延するようになる。
(現実に、支払えなくなってきているそうだ)
ああああ、大変。
でも、火の中に飛び込む勢いで、その人生選択をされたのだろう。
よほど今まで、苦労されてこなかったのだろう。
生きてきた手ごたえを感じられなかったのだろう。
あえて、この時期に、この年齢になって、そんな道を選ぶなんて。
ごくろうさん×10000
子育ての質を追及しなければ、ぜんぜん、取り越し苦労になることだが。
「年のうんといった、甘いパパ」に甘やかされて育つ、なんてことでよかったら。
「かわいい、かわいい」だけで子供がすんなり育つものなら、世の母親たちは、ノイローゼなどにはならない。
べつに、前の奥さんがかわいそう、とか、同情しているわけではない。
たっぷりの慰謝料と、滞り気味とはいえ、なんにもしなくても毎月生活費が入ってくるのだから。
もはや夫婦関係の破綻している、キライな、鬱陶しい夫の顔を見なくても、毎月のお手当て、あり。
楽勝だ。
夫婦生活の退職金と年金みたいなものか。
優良企業に永久就職した元奥さんの実力によるものか。
(あ、永久でないが、倒産する前に高額退職金で早期退職か)
それはそれで、清々しておられるのかも知れない。
しかしまあ、
お坊ちゃまのすることは、よくわからない。
よほど、ご自分が、すんなり育ってこられたのだろう。
いやはや、このハナシを聞いて、いちばんに感じたことは、何度も言うようだが
「子育ては大変ですよ!!」ということだ。
しかも、ああいった成り行きでは。
・・・
日に日に、まったりした、かわいいウサギさんから、獰猛な動物に変化しつつある、
天使の顔をしたギャングに振り回され、
さらに、情操教育とか、教育方針とか、動物以外のケアも可能な限り。
大切に使い、大事にしているモノモノを、次々にギャングによる襲撃の魔の手から守るのに必死。
単純に、喜んでばかりはいられない日常であるが、
世の中のジジババの皆さんの気持ちがよくわかる。
上記の離婚再婚・50代パパは、今までの優雅な生活は一切、忘れ、子育て一本やりで邁進すべき期間に突入する。
これは、決してお金だけでは解決できない、至難の偉業である。
本人にそんな意識があるかどうか、だが。
まあ、関係ないんで、どうでもいいけど。
父親・母親だけでは補いきれないこともあり、
ジジババの手も時間も知恵も、いろんなものをフル動員しても、まだまだ大変である。
わたしも、かなり、両親たちにはお世話になった。
自分たちだけでは、とてもできなかったこともたくさんある。
両親たちの高い意識に助けられた。
親が遠方にお住まいかなにかで、自分たちだけで子育てされてきた方々も多いだろう。
ましてや、シングルマザーは、想像を絶するものがある。
よく考えれば、わたしが、能力が低いだけなのかも知れない。
両親を含め、自分たちが描いている理想に少しでも近づくには、人の手助けが必要だったということだ。
なかでも義母には、子育てでは、すいぶんお世話になったのに、
先日、義母に聞いたら、「そんなこと、まったく忘れたわ」と言っていた。
「孫にいくら一生懸命しても、だめ。すべて親のもの」
と、義母はいつも力説する。
子供はまるで覚えていないだろうが、そして、かんじんの義母自体も覚えていないようだが、
お世話になったわたしが、覚えている。
「わたしが、覚えているからいいんです」と、義母に言ったが、
彼女はきょとんとして意味がわかっていないようす。
義母にしてみれば、もう、終わったことなのだ。燃焼済み。
なにごとも、一生懸命すれば、結果的に、なんらかのいい方向に向かうということだ。
一生懸命しているときは、目の前のことをクリアするので、精一杯。
短期的に結果を求めるのではないということが、肝心なようだ。
長期的に、長い目で見て、自分はどういうスタンス、方針なのか、
それを軸に進んでいけば、間違いはないように思う。
離婚再婚50代パパさんも、おそらく、今までに感じたことのないような緊張感で子育てされることだろう。
そうでないとすると、今度は、棄てられる番だ。
この方は、いわゆる資産家のお坊ちゃまで、お金持ち。
某有名メーカーの役員さんでもある。
で、別れた奥さんに、そこそこの慰謝料(都心に、新築マンションが買える程度、郊外なら、広々、新築一戸建)と、
毎月20万円の生活費を支払い、新しい奥さんと生活をスタートした。
そして、彼は、若い奥さんとの間に、子供が生まれた。
もちろん、前の奥さんと間にも、子供がいた。
で、このハナシ、わたしは、ちっとも楽しげには聞けない。
なにがかというと、・・・
子供ができた、ということ。
50歳を超えると、あと少しでリタイアして、悠々自適の生活が待っている。
わずかな年金だけの苦しいカツカツの生活でもないだろうから、優雅な優待ロマンスシートが確保できると思う。
そこに、孫でも生まれたら、ますます喜びは一層アップし、充実感たっぷり。
と、思うのだが、
彼は、自分の子供を、50歳を過ぎて新たなる人と作った。
しかも、前の縁を切って。
それまでの積み上げてきたものをすべてリセットして。
なにが言いたいかというと、
子育ては、そんなにカンタンなものではないということ。
人それぞれ、子育てに対する意識が違うのかも知れないが。
競争社会もストレスいっぱいだが、
野山で放牧して(あえて説明するのもメンドクサイが、これは、表現の一種です)自給自足で育てるのも、けっこう、難しかったりする。
ましてや、わたしと同世代の男性であれば、今のイクメンのようになろうとアタマでわかっていても、
なかなか、現代の純正イクメンと同じようにはいかないと思われる。
保育園の送り迎えなど、お金ですませたらいい、などと軽く考えているのだろうが、
自分の稼いだお金でもないお金(親の資産)を使って、子供を育てるなど、根底には甘い考えがある。
お金だけの問題でもない。
育児、子育ては、目標や意識が高ければ高いだけ、大変なのである。
イマドキの父親、母親たちの教育方針に驚きつつ、サポートするだけでも、けっこう疲れる。
若い母親と、祖父の立場でなく、父親の立場で第一線として、子育てしていかなければならない。
優待ロマンスシートで、夫婦いい旅とか、いってられない。
徐々に老化の波が押し寄せても、まだまだ子供は、大変な時期、
若い奥さんには、老化の意味もわからない。
夫に若さがない分、あてにしていたお金も、前の奥さんへの支払いさえも遅延するようになる。
(現実に、支払えなくなってきているそうだ)
ああああ、大変。
でも、火の中に飛び込む勢いで、その人生選択をされたのだろう。
よほど今まで、苦労されてこなかったのだろう。
生きてきた手ごたえを感じられなかったのだろう。
あえて、この時期に、この年齢になって、そんな道を選ぶなんて。
ごくろうさん×10000
子育ての質を追及しなければ、ぜんぜん、取り越し苦労になることだが。
「年のうんといった、甘いパパ」に甘やかされて育つ、なんてことでよかったら。
「かわいい、かわいい」だけで子供がすんなり育つものなら、世の母親たちは、ノイローゼなどにはならない。
べつに、前の奥さんがかわいそう、とか、同情しているわけではない。
たっぷりの慰謝料と、滞り気味とはいえ、なんにもしなくても毎月生活費が入ってくるのだから。
もはや夫婦関係の破綻している、キライな、鬱陶しい夫の顔を見なくても、毎月のお手当て、あり。
楽勝だ。
夫婦生活の退職金と年金みたいなものか。
優良企業に永久就職した元奥さんの実力によるものか。
(あ、永久でないが、倒産する前に高額退職金で早期退職か)
それはそれで、清々しておられるのかも知れない。
しかしまあ、
お坊ちゃまのすることは、よくわからない。
よほど、ご自分が、すんなり育ってこられたのだろう。
いやはや、このハナシを聞いて、いちばんに感じたことは、何度も言うようだが
「子育ては大変ですよ!!」ということだ。
しかも、ああいった成り行きでは。
・・・
日に日に、まったりした、かわいいウサギさんから、獰猛な動物に変化しつつある、
天使の顔をしたギャングに振り回され、
さらに、情操教育とか、教育方針とか、動物以外のケアも可能な限り。
大切に使い、大事にしているモノモノを、次々にギャングによる襲撃の魔の手から守るのに必死。
単純に、喜んでばかりはいられない日常であるが、
世の中のジジババの皆さんの気持ちがよくわかる。
上記の離婚再婚・50代パパは、今までの優雅な生活は一切、忘れ、子育て一本やりで邁進すべき期間に突入する。
これは、決してお金だけでは解決できない、至難の偉業である。
本人にそんな意識があるかどうか、だが。
まあ、関係ないんで、どうでもいいけど。
父親・母親だけでは補いきれないこともあり、
ジジババの手も時間も知恵も、いろんなものをフル動員しても、まだまだ大変である。
わたしも、かなり、両親たちにはお世話になった。
自分たちだけでは、とてもできなかったこともたくさんある。
両親たちの高い意識に助けられた。
親が遠方にお住まいかなにかで、自分たちだけで子育てされてきた方々も多いだろう。
ましてや、シングルマザーは、想像を絶するものがある。
よく考えれば、わたしが、能力が低いだけなのかも知れない。
両親を含め、自分たちが描いている理想に少しでも近づくには、人の手助けが必要だったということだ。
なかでも義母には、子育てでは、すいぶんお世話になったのに、
先日、義母に聞いたら、「そんなこと、まったく忘れたわ」と言っていた。
「孫にいくら一生懸命しても、だめ。すべて親のもの」
と、義母はいつも力説する。
子供はまるで覚えていないだろうが、そして、かんじんの義母自体も覚えていないようだが、
お世話になったわたしが、覚えている。
「わたしが、覚えているからいいんです」と、義母に言ったが、
彼女はきょとんとして意味がわかっていないようす。
義母にしてみれば、もう、終わったことなのだ。燃焼済み。
なにごとも、一生懸命すれば、結果的に、なんらかのいい方向に向かうということだ。
一生懸命しているときは、目の前のことをクリアするので、精一杯。
短期的に結果を求めるのではないということが、肝心なようだ。
長期的に、長い目で見て、自分はどういうスタンス、方針なのか、
それを軸に進んでいけば、間違いはないように思う。
離婚再婚50代パパさんも、おそらく、今までに感じたことのないような緊張感で子育てされることだろう。
そうでないとすると、今度は、棄てられる番だ。