今朝、定期・古紙回収の時間を目前に、
送られてきて、そのまま封を開けていなかった情報誌を読んだ。
マンション販促のため、大手不動産会社が発行する情報誌で、冒頭に特集記事がある。
ひとつ目は、戸建住宅。
幼いお子さん二人と、素敵なご主人。
新築半年のお住まいには、開かれたコミュニティースペースを軸に、
地域の皆さんが集う。
美しい写真。
ベビーマッサージや、アロマ、体感型アート、ミニ講演会、落語会、などなど・・・
奥さんが興味のあることをいろいろ企画、発信しているそうだ。
じーっと写真を見る。
段差だらけで、二階や、階段、吹き抜け、ロフトの部分、幼い子供には、危険がいっぱい。
よくあんな危ない空間で、幼い子供を育てつつ、社交の場が持てるなあと、感心した。
前の住まいでは、60平方メートルのテラスハウスに、60人のお友達が集まり、ぎゅーぎゅー状態だったそうだ。
で、今度は、もっと開かれた空間に・・・をコンセプトに設計された。
60人て、それ、お友達?
お友達のお友達のお友達の、アカの他人?
まあ、なんでもいいが、社交家の奥様である。
しかし、乳飲み子と幼児二人を抱えて、よく、あそこまでできるなあ・・・と、感心の目を超え、疑いの目に。
子育てする時間は、あるのだろうか?
実家の親に面倒みてもらってるのだろうか???
あるいは、睡眠時間を削って、自分のしたいことを追及しているのだろうか?
所詮、雑誌に載るハナシは、いいとこ取りであるので、
必死に突っ込んだり、あまり真剣に読まないほうが、よろしい。
もう一軒、新築マンションを購入された若いご夫婦が紹介されていた。
購入する1年前にご結婚された、文字通り、美男美女の新婚さん。
絵になるご夫妻。子供なし。
写真には、室内犬を奥様が抱えて写っている。
敷地内外に散歩コースもあるとか。
絵が、キレイすぎて、(嘘っぽくて)・・・ため息。
で、記事を読むと、「サーフィン好きの旦那さんは、休日は、○○県にサーフィンにお出かけし、
奥様は、ご主人を笑顔でお見送り、ご自宅でゆったりお過ごしです」、となっている。
つまり、趣味が別々で、仲良く同じ時間をシェアしてないってことだ。
スタイル抜群、すらりとした俳優、女優のように、美男過ぎる旦那さんと、美女過ぎる奥様の、
とてつもなく美しいお住まいには、なんかなあ・・・
冷たいものを感じた。
子犬だけで、持つか?
結婚1年・・・破綻しないことを祈る。
住まいを売る仕事は、夢を売る仕事だ。
俳優業みたいなものか。
なら、辻褄は合う。
夢を現実にした後、どうやって、継続するか、
そこから、ほんものの生活が始まる。