goo blog サービス終了のお知らせ 

蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

妖怪七変化

2012-09-28 | わたし

わたしの髪は、適当に自分でアップにしている。
このヘアスタイルは、ずいぶん前から、ずっと同じだ。
長年のワンパターン。
なんの創意工夫もない、カンタン、便利、スピーディ。ただ、それだけ。

時折、「キレイに結っておられますね」、とか、
「自分で結ってるの?」、とか、
あまり話したことがない人からの、話題のネタにふられることもある。

スポーツクラブの化粧室で髪を結いなおしていると、高齢のご婦人に
「へええ・・・そういう風に、結うのですね。
いやあ、今日は、いいものを見せていただきました。
ありがとう」
と、しみじみ礼を言われたこともある。(ごく最近)

姉(あね)さんみたいだ、とも言われることがある。
任侠系らしい。
襟をぬいて、帯をやや下に結ぶと、いい感じが出るとか。
ぜんぜん、まったくわたしのキャラとは違うけれど。

見かけと中身のギャップが面白いそうだ。

教師や医師に、間違えられたこともある。
オクサマに見えるとも言われる。
ブティックを経営していると思われていた人もいた。
どこかの飲み屋のママからは、同業だと思われたこともある。
なにかの経営者とも思われたこともある。
髪を結っていない時は、保険の外交員に見られたこともある。

要するに、見た人の思い込みで、相手がそう見えるという現象だ。
見た人の、特定の職業に対する偏見(誇張された特徴)が反映されているようだ。
じつに勝手なものだ。


だいたい、3分ぐらいで、ちゃかちゃかっと結う。
天気や湿度によって、髪の毛が、ちりぢりになったり、
シャンプーしたてだと、ぴしっと決まったり、
その日の仕上がりは、その日の風任せ。
自分の意志が反映されない、いうことをきかない、手に負えなさもある。
(でも、本人は微妙に思っていても、人の目から見ると、いつも、だいたい、同じ)
時間切れになるので、制御不能のまま、振り切って出かける。

この便利なヘアスタイルは、超手軽で、どんなファッションにも合うので、
(無理やり、自分では合っていると思い込んでいる)
なので、なかなかやめられない。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ人気ブログランキングへ