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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

使った時間よりも、残された時間

2012-09-25 | 人生

人生、生きてきた、今までの道と、残りの道。
どっちが、長い?

当然、わたしの年齢からすると、今までの道のほうが、長い。
費やした時間より、残された時間のほうが、短い。

例えば・・・ダンス。
やりはじめて、仮に3年の人がいて、その人は、73歳だとする。
「ダンスが、わたしの人生のほとんどを占める」と、その人は、おっしゃる。

え?
「でも、『73分の3』じゃないですか?」
そう聞いてみたら、
「過去の時間は過ぎ去ったもの。未来の時間は、あと少ししかない。
今の時点では、残りの人生のほとんどは、ダンスで占める。
73年のうちの、たったの3年ではなく、仮にあと元気で過ごせる期間が7年だとすると、
7年のうちの7年=残された人生の全て」
そういう計算になるそうだ。


ライフ オブ クオリティの高い時間は、実際の時間より、さらにもっと少ない。
PPK(ぴんぴんころり)の人は、生きた時間と、元気に活動した時間が、ほぼ同じだろうけれど。
たいがいの人は、健康に蔭り(かげり)が見え、生活の質が下がってから、ある程度の期間を生きるので、
そうカンタンには、あの世に行かない。

今まで過ごしてきた時間を宝物のように大切に愛しがっていた、わたしは、
けっこう、目からウロコ状態だった。

そうか、残された時間が、あまりないんだ。
確かに現在を築いているのは、過去の積み重ねや努力のおかげだけれど、過去は、過去として、
未来を大事にして生きていかないと、時間がない。

過去の時間をゼロと計算し、残された人生の時間だけを考えると、
自分の人生、なにに使うか、なに色で塗られるか、
今のままの延長で行くのか、
時間は有限で、なにもしても、しなくても、どんどん時間が経っていく。
過去も大事かも知れないが、
現在と未来こそ、どう生きていくか、ちゃんと考えることが、自分の幸せを創る。

 (でも、それって、ご隠居さんなら、そうだろうけれど、
まだまだ、やるべき義務に振り回される状況の人には、適用は難しいが・・・)

人生の先輩を見ていると、いろんな示唆がある。

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