
朝気温1℃、霜が降りた。快晴で日が出るとともに気温はぐんぐん上昇した。この陽気に誘われるように、坂巻川の土手の桜が開花した。ここは道路から川岸までの堤がコンクリで固めてある。コンクリへの輻射熱が桜の開花を促す。だから、おそらくここが山形で一番早く花が咲く。あたりでは梅が満開を過ぎたようだから、来週は市内のあちこちで桜が見られるだろう。
朝、畑仕事。除草のあと、生育不良のタマネギへ、地主さんから貰ったタマネギの苗を移植する。霜の降りたところの土いじりは、手が氷るように冷たい。だが、時間とともに日ざしがが強くなり、柔らかな土にタマネギの移植が無事完了。ニラとアスパラに液肥を施す。生育は順調である。

青空にコブシの花が映えている。本来山で見る花だが、散歩途上の庭に咲いていた。葉の出る前に包を破って、白い花がびっしりと咲く姿は、春の到来を実感させる。
高く咲く崖のわが家の大辛夷 山口波津女
山桜より半月ほど早く咲く。この花を種まき桜、田打ち桜と呼んで田の作業の目安とした。かって広く愛唱された千昌夫の「北国の春」が懐かしい。