常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春の雪

2013年04月21日 | 日記


ミズバショウが咲いて春を感じていたが、今日の未明から雪になった。午前10時現在でも降り止まず、屋根は白く雪が積もっている。東へ抜けつつある低気圧に向かって大陸からの寒気が流れこんでいるためらしい。長野から東北南部で積雪となっている。春の陽気は、4月初めの寒さに逆もどりした。

「女心と春の空」という。春の空が、大陸性の移動性高気圧で好天になると、その後に低気圧がやってきて変わりやすいので、女心の移り気に例えたものである。だがこの移り気は、繰り返すうちに段々と暖かくなり、最後はめでたし、めでたしとなるいう説もあるが、どうであろうか。反対の、「男心と秋の空」は次第に冷え込んでしまうのだそうだ。

ヨーロッパ大陸では、4月の気候の変動はさらに激しいようだ。春の強い光で暖められた大陸の地面に、北から寒気が流れこんでくると、対流が起き雲が湧く。雲はあちこちに湧きあがる。そのため、降ったこと思うと照り、照ったかたと思うと降ってくるいうあんばいである。北欧では2日間に青空と雨が32回も交互に現われた記録がある。泣いた赤ん坊が、母親の一言でニコニコと笑い出すのを、日本では「今泣いたカラスがもう笑った」というが、ヨーロッパでは「4月の天気みたい」という。

桜の咲く時期の冷え込みを花冷えというが、その分、花は長持ちする。高温が続けば、この週末には桜の花も終わりであったが、この冷え込みのおかげでもうしばらく桜の寿命は延びそうだ。きのう蒔いた野菜の種は、どんな影響を受けるだろうか。発芽が遅れるのは間違いのないところであろう。

双子山の裏も表も春の雪 長谷川かな女

コメント (1)
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