梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

マスコミ各社の恣意的な報道は

2016-03-08 09:06:42 | 雑記
「日本死ね!!」のツイートから国会前デモまで広がって首相が新たなコメントを出したと言う記事に関して東京新聞がその経緯について「首相は2月29日の衆院予算委員会で、ブログについて「匿名である以上実際起こっているか確認しようがない」と発言、同時に「日本死ねと言うのは別だが、大変残念な苦しい思いをしている事は承知している」と語った、と書かれていたが29日のマスコミの取り上げ方はこの後部の部分を扱わなかったかかなり小さな扱いにしていた、
「実際起こっているか確認しようがない」と言う言い方は現実軽視だと言われる要素は充分にある、しかし後半の部分が同じウェイトで扱われて居たらもう少し別な反応になったのではないかと思う、発言は前後の文脈でかなり違う印象になるし意味自体逆になる可能性もある、テレビでもコメンテーターが「話した文脈から前後をカットして放送されて自分の意図とは全く違った意味合いの放送をされる」と言って出演を辞退した事が有ったしそう言うコメントはかなり聞く、
新聞もこんな扱い方では高市総務相から「意図的で不平等な報道を繰り返す・・云々」と言われるのは「仕方ないか」と言う方向に行きかねない、無論放送停波等と言う事は政府側の言う事では無い、こう言う事実を丁寧に説明し「文脈から言語を取捨選択し恣意的な記事にしている、此れは正確では無く捏造に近いのではないか」と言う様な論を張れば国民はその脈略を判断し全文を見直す事も出来る、自分に都合のよい部分を切り貼りし、若しくは強調し読者をミスリードする、今度は理由を説明せず「問答無用、権利を剥奪する」では子供の喧嘩以下で迷惑するのは国民だ、
放送各局も新聞各社もたしかにスポンサー有っての商売だろうが国家や企業に阿って居たら「ジャーナリズム」とは言わない、
偉そうに文化人面をするな、ただの太鼓持ちか提灯担ぎだ、我々はSNSから取捨選択するしかなくなる、

赤(共産主義)

2016-03-06 08:30:52 | 雑記
先日自民党の支持率が上がっているということに「少なくとも私の周りには支持する人がいないんだが」と書いたら「あなたの周りには共産党員しかいないから・・云々」と言うコメントを頂いた、確かに支持層が50%近く有るのだからそれは当然だから良いのだが「現政府に反論が有る=共産党」と言うステレオタイプはなぜ起きるんだろうか?
私も「共産主義国家(社会主義国家)」が成り立たないことは十分に理解しているつもりだし現に近代史においてもソ連の崩壊を見るまでもなく国家経済は衰退し社会主義の崩壊は起きている、しかし自由経済も既に限界に来ているのではないか、富の遍在が限界に近くなっている事は間違いあるまい、この事象は世界的な問題になっていて下層社会の不満は臨界点に近い、日本の貧困率が40%に近づいていると言う、貧困率は平均年収の中央値の半額に満たない家計を言う、数学気に妙な数字だ、平均年収の4割の国民がサンプル数の半分近いというのはそれだけ富の遍在が極端になっているということだ、当然「これはなんとかすべきだ」と言うジャーナルが出てその各論として「9条を変えるのはおかしい」「防衛日に回す金を貧困対策に」と言う論をはるのはいわば国民の思っていることの代弁者として国民の支持を得ているのだろう、それに対して「政府の方針に合わない論調が多すぎるから公平ではない」と言う事事態論点がおかしいのだがそれを更に「政府がやめろというのにやめないなら停波する」と言うのは権力の乱用だろう、一般国民はこれでも大新聞とキー局は政府のた圧力に屈しているのではないか、と言う発言が多いが「支持率は下がらない」事を「私の周りには」と書いたらなぜ「共産党だ」と言う論法になるのかと不思議なきがする、
なせ「共産党=反政府」ひいては「反社会的」となるのか、恐らく終戦後の一時期アメリカ統治のころ世界は社会主義と自由主義が次世紀の覇権を争っている最中で社会主義の覇者ソ連が朝鮮半島まで押し寄せて居る時期で日本社会の労働者層から知識層に社会主義が広まるのを恐れ徹底的な思想統制を行った時期である、アメリカ本土でも「レッドパージ」が吹き荒れていた時代に刷り込まれた「革新性=赤→反社会」と言う構図が出来上がったのではないか、しかし現在残っている社会主義共和国は「赤い中国」が巨魁だが実質は経済大国を目論んでいて歪んだ「統制経済国」だろう、キューバも実質大統領が統治する統制経済石に近い、今日本で「共産党」を看板にしているのは別に「共産国家」設立を目指してはいないだろう、それを言ったら「社会党」は社会主義国家を目指しているのかと言う理論になってしまう、政府も自民党(保守党)も反論には堂々と論戦を挑むのが重要だ、「反論するならマイクのスイッチは切る」と言うのは傲岸不遜だ、多くの国民は「今の政策は格差の上流社会にのみにしか向いていない」と思っていると思う

木炭

2016-03-05 16:16:00 | 雑記
バイオ発電の話の中から炭の話が出た、今は殆ど見なくなったが自分の子供の頃冬場の和室で暖をとるのはほとんど炭だった、煮炊きは炭団から練炭、やがてガスに変わっていったが暖房器具としては火鉢と炬燵だった、いま炬燵と言えば電気炬燵が当たり前だが戦後しばらくは炬燵も炭団か炭だった、掘りごたつも当然火鉢の小型の様な物が置いてあり足をやけどしないようにドーム状の網が掛かって居たものである、
電気炬燵が普及する前は暖を求めて猫が入り込むと時々炬燵掛けをめくってやらないと中毒を起こす事もあった、まあ炭が減って来るので継ぎ足すため数時間に一度くらいはめくりあげるのだが、
従って大抵の家には炭俵と言うやつが置いてあった、使い易いように炭入れがありチリトリの様な道具かあった、確か「じゅうのう」と言っていたと思うがどう言う字を書いたか分からない、火挟みと言うトンクの様なものとこのじゅうのうで炭を運ぶのだが最初日を起こすのは底が網になった「火起こし」と言うものを使う、当時の農家は台所は土間で古いものは土で、大きなものはコンクリートで周りをタイル貼したもので大きさの違う火口が2つとその間にさらに小さな火口が有る構造が多かった、
我が家は父親の手作りの家だったのですべて土でできていた、おそらく江戸時代の農家の竈の様な物だったろう、火口の中央は一段低く溝が切ってあり更に突き当たりには上方に溝が切られてその上から今では禁止されている「石綿」の煙突を付けてあった、
下面の溝には餅網の様な形の鋳造が置いてありこの下が空気の取り入れになっているが薪が燃料なので毎日灰を掻き出さないとすぐに空気の取り入れ口は詰まってしまうのだが細かなおき炭が残り火種になるので大抵完全に火が消える朝方に書き出す、しかし冬場はこの残り火の暖かさでよく猫が暖をとるのだがある時しっぽに火のついたおき炭がくっついて驚いた猫が縁の下に逃げ込んで火災になった事件があり、各家火消し坪を用意して必ず火種は寝る前に消す様にと回覧が廻った事があった、
貧困だった我が家は自分がまだ小学校に上がる前父親が山の木を購入し(雑木林を一定範囲買い付ける)そこで炭を焼いて母親が隣家から借りたリヤカーに乗せて未舗装の県道を10km近く掛川の市内に売りに行った、自分も手伝いにと言えま聞こえがいいが昼飯が割りに母親が買ってくれるパンを目当てでついていったものである。
炭焼き釜を作る過程と炭焼きはその頃やはり父親にくっついて始めから終りまで見ていたのでよく覚えている、作り方は何年か前TVの「ダッシュ村」でやっていたがほぼ同じである、山の北斜面に円形の削り込みを作り炭の長さに合わせてドームの壁を作る、掘って出た土に水を混ぜて練り上げて奇麗に壁にする、ほぼ真円で火口を1m程度空け事前に切っておいた原木を立てて行く、窯の中が一杯になったら今度はその上に屋根のドームに添って原木を重ねて行き最後にホダ材で成るべくきれいな形におわん状に仕上げるとその上に土でドームの屋根を作る、火口の正面には竈と同じ様に煙抜きの溝を掘り、同じ様に石綿の煙突を取り付け、火口の前に蒲鉾状の焚口を取り付け、最後に窯を伏せる為の石の板を用意すると杉枝や枯れ杉の葉を使って火をつける、原木は生木なので中々日は回らないが一旦つけば勢い良く燃え始める、安定して火が窯の奥に廻るまでほとんど休みなく風を送り火の面倒をみるが煙突から炎が見えるようになるとしばらくは火事に気を配るだけになる、そして炎が見えなくなりやがて煙が青白くなり薄くなったら窯の入り口を石で塞ぎ土で密閉する、此処まで略丸一昼夜、完全に煙がなくなるまで待ち、更にドームのうえに手をついても暑くない程度になってから塞いだ石を外し炭出しだ、
ここからは未だ未就学児の自分も十分に戦力になる、何しろ高さが1m程度の窯に入って炭を出すのだから大人よりずっと効率がいい、見事に鼻の穴まで真っ黒になって炭を出し切るとこれも夜なべで作っておいた炭俵に入れて行く、性格ではないがおそらく一貫目だったのではないか、しっかりした炭はその形状関係で四角くなるが枝や欠けた部分を入れたものは丸い俵に入れて角俵・丸俵となりそれなりの価格で販売する、一回の炭焼きで何俵できたのか、リヤカーに乗せて一日かけて市内で売り歩いて帰りは空のリヤカーに乗せてもらってだらだらとした坂道を暗くなる頃帰って来た、炭が売れるのは初冬から半ばまでだからおそらく4時頃になれば山道は暗くなる、日が落ちてまだ道が見える頃だったからおそらく5時前だったろうな、ずいぶん苦労して育ててくれたが私が中学に入った年に肺癌で亡くなった時は47歳だった筈だ、父親は還暦の年に脳溢血で死んだが自分はその年齢を八年も超えた、兄弟も殆ど居なくなったが何時まで生きるんだろうかね、

マスコミと野党の真価はこれからだ

2016-03-03 15:09:45 | 雑記
モデルのフィフィがトランプ候補についてこんなコメントを出していた、「トランプ候補が選ばれなくても彼を支持する国民が此れだけいると言う事、つまりアメリカと言う国と国民はこう言う事」だと言う、
確かにそうだな、スーパーチューディを終えた時点で次点に大差をつけてトップに居る、演説は荒唐無稽と言うか傍若無人と言う様な内様で現実に大統領になったらアメリカ議会はどう言う運営をするのか、一体成り立つのかと言う様な方針だ、
しかし半数以上の支持を受けて公平な選挙では数の割合で選ぶのだからあながち有り得ないとも言えまい、
此れは今の安倍自民党に良く似ている、マスコミも一般国民も安倍政権のやっている事には全く納得していないし政策運営の強引さには老若男女あらゆる階層から、文化人から非難の声は囂々と上がっているが支持率を見る限り過半数に達している、「安倍政権の独断専行を国民の声で追及する」と言っても結局安倍政治に関しては“つまりそう言う事”だ、
一部の強者が強烈に支持をしていると言っても国民の半数近くが貧困家庭だと言うならこの中から此の政権を支持する人間が数多くいると言う事だ、
マスコミから感じる空気と実際の支持率が何故もこんなに違うんだろうか?少なくとも私の廻りで現政権が素晴らしいと支持をする人間は一人も見当たらない、しかし「じゃ、どの党だったら任せられる?」と言う問いには結局「居ないよな」と言う話に落ち着いてしまう、今の支持率が「消去法」で出た数字だとしてもやはり指示は支持だ、しかしこのままこの傲岸不遜の政党に任せておくわけにはいくまい、それこそ取り返しがつかなくなってしまうだろう、民主党は前回自民党の大勝の責任がある、野党第一党と言っても余りに支持率が低い、維新の会もバブルの様な党で勢いを買って他党から移籍した議員が殆どだ、全く節操は無いとしか取れない、その弱小政党が野党同士で「与党になった時」のポジションだけを必死に掻き込んでいる、それが結局自民党に利する事を真剣に考えなければどうにもならない、16ヶ所の一人区から立候補を取り下げた共産党はそういう意味では実に「大人」で本当に国家を考えて居ると言えるとおもう、党利より国を選択したこの行動は他の野党も見習うべきだろう、共産党が一歩引いたのを機に全野党が纏まらなければ共産党の英断は無駄になって仕舞う、小異を捨てて大同につく、いまやらなければいけないのは先ず自民党から政権を奪回し戦前のファッショにひた走る日本を止める事だ、
一度止まってから走り出せばよい、合議制で良いではないか、又復活しつつある懐古的強い日本を叫ぶ和製トランプを出してはいけない、マスコミは権力と戦う事でのみ意義が有る

ジャーナリズムは誇りを持ってくれ

2016-03-01 11:12:03 | 雑記
自民党の高市大臣がジャーナリズムにたいして「電波停止」を更に踏み込んだ発言をしている、多くのマスコミが政府の方針に反対した報道をしていると言う事はそれだけ政府の方針がおかしいと言う事に他ならない、謙虚に意見を聞いて言わんとする事を説明する、或いはマスコミの報道が偏向していると言うなら何処がどのように偏向して居るか対論すべきであり、討論の場にもつかず反対意見がでたらマイクのスイッチを切るぞと脅すなどは「政府の言う事に逆らうなら容赦はしないぞ!」と言う事だ
此れでは中国共産党や北朝鮮労働党とやって居る事は同じじゃないか、新聞も放送局も政治家の顔色をうかがっているようでは報道機関として情けないと思わないのだろうか、
許認可権は政府が持っている訳ではない筈なのに今回の様な発言を繰り返すならそれを大きく報道する事こそジャーナリズムと言うものだ、電波を止めるならネットがある、各放送局のオフィシャルHPで発信すればいい、「政府の理不尽な措置で電波が止まったので此方で発信する」と言うなら我々は有料コンテンツに支払う事に異論はない、
新聞もしかりだ、政府の圧力で広告が取れないなら多少高くなっても政府と言うより安倍自民党の機関紙を読まされるよりずっとマシだ、その上で「公平な」意見で「偏向した」政府報道を葬って国民の為の報道を堅持して欲しい
もしそれが間違っていたら必ず揺り戻しはある、今のままでは日本は三流国家だ、政権が間違った方向に向いても国民が暴走を止められなければ日本国民が三流だと言う事だ、
法律は政府の持ち物では無い、三権分立と憲法を守らないなら国政を司らせてはいけない