植え込みに真っ赤な実を付けたピラカンサスが目立つ季節になって来た、この実は東北縦貫道の植え込みに使われていたので結構強いのかもしれない、黄色の実を付ける種類も有るが余り見ない。同じ頃赤い実を付けている木には南天が有るが此れはもう少し背が低い、自分はどちらと言えば南天の方が馴染みが有る、田舎に居る頃は竹薮や手入れの行き届いた植林の中には千両や万両が有った、藪千両と言う奴は結構有ったが万両の方は中々無かった、親父が好きで採ってきて庭に植えていたが村でこんな物を採って来る人は居なかった、しかし今東京で買おうとすると結構な値段だった。南天は農家の庭に必ずあったがそれ程実が付いていた記憶は無いな、独特の枝先を取って判子にして遊んだ記憶が有る位だ。暫く歩くと今度は生垣にやはり小さな赤い実を見つけた、こっちは柊だった、確か南天柊と言う種類でクリスマスリースに使われている物だ、どう言う訳か花も咲いていたがそう言う種類かもしれない、リースと言えば最近は正月の飾りがリースに近い物になっているのを見かけるが正月飾りではないのかな?クリスマスにしては草月流の活花の様な拵えの物でドアに付けられている、時期も正月まであるのでどっち用なんだろうな、正月飾りはやはり注連縄に弊紙、蜜柑か海老の偽者がイメージだが、古いのか
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