梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

劣等感とプライドの関係

2012-07-30 13:48:44 | 雑記
プライド(pride)を英和辞典で引いてみると→ うぬぼれ, 思い上がり;優越感, 高慢, 横柄, 自負, 自慢と出て「誇り」や「自尊心」は出て来ない様だ
逆に「誇り」で引くと(pride)と出る、(但し「誇り高い」と言う原文になっている。誇りそのものでは無い様だ)
「自尊心」もやはりprideと出る、もっとも此方はpride; self-respectと二つ書かれているのでは有るが辞書と言うのは逆に引いたら同じ文言が出るかと思ったがそうでもない様だ、
日本語の「誇り」と「自尊心」には思い上がりや優越感は含まれて居ない、因みに優越感で引いてみると独立した単語としては出て来ない様だ
最近見たブログで「プライドは劣等感の成せる物だ」と言う意味合いの物が多く出ていた、
確かに劣等感を刺激されて”プライドを傷つられた”と言うような表現をとる事は多々有るだろうが
だからといって「プライド=劣等感の裏返し」と言うのは明らかに間違いだ、
劣等感の対語は当然優越感でこの両言語は「他と比較する」事にあって誇りや自尊心とは全く逆の意味合いになる、
人生に於ける誇りや自尊心は「他から独立した自己」であって「他人がどう思うか」とが「他人より自分がどう」と言うものでは無い、
どちらかと言うと「ポリシー」に近いだろう、英和辞典では「何かを行うときの手段」と出ているが一般的には「あいつの行動にはポリシーが無い」と言う様に「行動する原則」と言う様なニュアンスで使われている、
生きる為の手段に一定の規範を自ら課して其れに従って生きる事が「誇り」であり、この規範を守って行動する事が「自尊心」では無いか?
政治を司る人間にはこの「行動規範」を「全ての人民の為に、こうあるべきだ」と言う物を持って政務に当たるのが「誇り」であり、其れこそ「プライド」でなければなるまい、確かに今の民主党が自らを評する「プライド」は辞書のとおり「思い上がり・優越感・高慢・横柄」に相応しいが日本語で言う「誇り」は国民の為のみに行う政務であり「自尊心」も国民の意に恥じない事であろう、
もし誇りや自尊心が英和で言う「うぬぼれ, 思い上がり;優越感, 高慢, 横柄, 自負, 自慢」だと言うなら武士道や騎士道は成り立たない、決して「武士は喰わねど高楊枝」は見栄を張ると言う事ではないし、「渇して盗泉をのまず」はやせ我慢と言う事では無い、
政治屋でなくとも再度日本人である事を「誇り」に思える様な生き方を見直して貰いたい


最新の画像もっと見る

コメントを投稿