梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

あるがままに、淡々と

2020-11-24 09:20:50 | 雑記
冬に向かって町の街路樹が葉を落とし始めている、環境に強いのかハナミズキは最近多く見る、花も可憐だがこの時期にささやかに葉陰に実っている赤い実が可憐でいい

「赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた」と言う童謡を思い出した
漫画家の弘兼謙二氏(字が違うかも)の本が紹介されていた、タイトルが「逆らわず、いつもニコニコ従わず」だったと思うがこの言葉は氏が誰かの言葉を引用していた
歳をとるとどうしても頑固になるがなるべく嫌われないように、かと言っても過分に追従しない生き方をしたいという
「まあ、こんなものか」と言う考え糧で生きてゆきたいと言う、しかり同感である、
自分は有難い事に他人から不愉快な事を言われてもあまり腹が立たない、が不快な言動を受けるとにこにこしながら(今の言動は不愉快だよ)と解るようにしている
これは女房と一緒になる前、行きつけの飲み屋でそこの主人が「Iちゃんははっきりと拒否するからな」と笑いながら言われたことがあるが女房(この時は未だ)は「何処が?解らない」と言っていた事がある
72歳になって仕事上色んな人と話すことがあるが若い人に(この年寄りが)と言う様な扱いはされたことはない、と思っているだけかもしれないがだとすればその鈍感さが幸いしている
しかし中には随分無礼な若者にあったこともある事もあるがそれは年嵩のせいではなくただ人付合いと言うか単に礼に欠けていたり理不尽な行動だったりするので老害だと言われたとは思っていない
特に尊敬をしてほしくはないがやはり見下されるのは不愉快である、それが我が子位の年齢だと更に不愉快であることは確かだが「腹が立つ」と言う様な事とは違う
言ったように丁寧に(その言い方は不愉快だぞ)と言外にぶら下げて引き下がてくるがその後は極力接触を避ける事にしている
今までもそう願いこれからもそうありたいと願うのは「あるがまま、淡々と」生きて行ければと言う事だ、
生まれつきなのかそれとも育ちなのか自分には寂しいと言う感情が少ない、12で父親と二人の生活になって15から36で結婚するまで一人の生活が当たり前だったので一人になるという事が特別な事ではない
しかし一人の生活より女房との生活の方が長くなった今、やはり心は折れるのかもしれないな、そうなったら本当に「寂しい」と言う事が理解できるのかもしれない