梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

獅子身中の虫

2020-11-07 14:01:45 | 雑記
菅総理は相変わらず6人に関して任命拒否の理由を明確にしていない
日本学術会議は既得権に胡坐をかいた利権構造だと言ってみたり学校が偏っていると言ってみたり、男女比が極端だと言ったり全く本題とは関係のない答弁を繰り返し
追及に受けて「俯瞰的見地から不適格だと」言ったり「何故この6名が」と言う答えを言わない、
「学術会議」と言うからには専門的学問の優秀な人材を会議の理事とすると言う事には専門的学問知識以外を理由に任命しないという事は理屈が合わない、
スポーツに例えればトップアスリートを選手に選抜するのに身体能力及び技能が非常に優れていると専門的見地から推薦したにもかかわらずその競技のルールすら理解できない人間がその運営費を管理してると言う立場を利用して「あいつはダメだ」と言っているのに等しい、
「何故彼らはダメなんだ」と聞いても「大所高所から相応しくない」と言う様な回答でその競技関係者が納得するわけもないしギャラリーも納得するわけもない
世論には「安倍政権の方針を踏襲し」と言った論調があるが私は第二次安倍政権の時からあの傲岸不遜で世論を鑑みることも無く木で鼻を括ったようなコメント(質問の回答ではない、まさにコメントでしかない一言)はこの菅義偉と言う官房長官の特技で「菅官房長官が安倍総理の防波堤を」と言うより「安倍晋三」と言う人形を舞台のそでで操っている傀儡師にしか見えていなかった、
しかし傀儡師が人形廻しをやめて自ら舞台に立って踊りだしたらすべてが自ら処さなければならない、舞台で観客の眼を人形に集めておいてそでか奈落で声を出していればいいわけにはいかない
今までの様に追及ははぐらかし、断ち切るような一言でそでに消えるという訳にはいかない、仮にも一国の責任者総裁である、追及は当然続くし国民も納得は出来ない、
俯瞰的見地でも詳細精査でもおなじだ、俯瞰的に見たらこの6名が浮かび上がったその景色、理由を説明しなければ「自ら、或いは現政権にとって好ましくない」と理由でしかないと理解する
政権が間違った方向に、或いは自党にのみ有利な政治、マイノリティーを切り捨てる政治を第三者的な立場で監視助言をするための専門家会議でありその為に独立した権威を認めて設立していたはずだし世界的にも学術会議と言う組織はそうした性格のものだ、
自然環境破壊にもその為精査し専門家として例えばCO2は削減しなければ地球の環境に破壊的な影響が出ると「専門家」がその研究結果として発言している、
それをトランプ大統領が「地球温暖化は嘘だ!」と言っても大統領だが只の不動産屋が専門家に「嘘だ!」と言う事はだれも冷笑の的にしかならない
学術会議の諮問は専門的な概念からのアドバイスだ、それが現政権にとって好ましくなくとも国にとって重要な事であれば真摯に受け止めなければならない
それが嫌だから最初から排除するのは日本にとって獅子身中の虫だと言わざるを得ないだろう