梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

トランプ大統領とグレタ、目上と長幼の序

2020-11-09 09:35:44 | 雑記
「お笑い芸人のほんこん(57)が6日、ツイッターを更新。スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(17)の発言に疑問を呈した。  グレダさんは5日、米大統領選挙に出馬している共和党のドナルド・トランプ大統領(74)の「開票作業を止めろ」とするツイートに返信するような形で「とてもばかげている」「落ち着けドナルド」などと投稿。  この2人を巡っては、昨年12月にグレタさんが米誌タイム「今年の1人」に選出されたことを受けて、トランプ氏は「とてもばかげている」「落ち着けグレタ」などとツイートしていた。今回はこのお返しとばかりに、グレタさんがトランプ氏に同様のメッセージを送ったと話題になっている。  ほんこんは「トランプ大統領は落ち着いてると思うがそれより目上の方にそんな物言いは?」とマナーを指摘。  これにフォロワーからも「神にでもなったのかな」「目上の人に対する言葉遣いも知らないとはね」などとするコメントが寄せられていた。」
こんな記事を見かけた、これにラサール石井が「完璧にコピーしているので秀逸なジョークだから目上の人と言うのはね」とツイートしているがこっちが正確な表現だと思う、
しかし、個人的にはほんこんの気持ちもわかる気もする、彼女の言動は環境活動家としてなんだろうが真摯な活動と言うよりあまりにパフォーマンスが多すぎる、
大道芸人のパフォーマンスは耳目を引けば引くほど成功と言うものだがまじめな運動にあまり目立とうゞと言う事が派手になると白けてしまう、まあ私だけかもしれないが
飛行機が環境を壊しているとして船で渡米したという事は確かに理屈には合うがそれを殊更声高に言い立てると申し訳ないが“あざとい”としか見えなくなる、
まあ、写真の表情にも問題があるのだと思うがマスコミのリードだろう、
ほんこんの言う“目上の人”と言う表現だが基本的にアメリカ大統領がスエーデンの彼女にとって目上かと言うと微妙だ、
“目上”と言う表現は社会的地位の関係で同じ社会に生きていたとしてもその地位的関連がなければ上下関係は存在しない、
又17歳と74歳の事であれば年齢経験を敬うと言う事だろう、儒教で言う「長幼の序」と言う事だ、私は生まれてこのかた日本と言う文化圏しか知らないから日本以外に長幼の序があるかどうか、
言葉ではなく育ってゆく環境でこれは必ず存在するのではないかと思うしあって貰いたい、
「老害」とまで言われ始めた我が国の現況でも実際の経済や政治はこの害である老人が握っている、
確かに老害の側面も多いが長く生きて来た経験は他方面を俯瞰的に(菅に言われたくないが)見て判断する能力は個人差があるとしてもやはり経験が必要だ、
たとえ負け続け、一勝もできない弱いボクサーでもずっとリングに立ってきた経験は三回戦ボクサーや未だスパーリングしか経験していない坊やに「ヘタレ!」と言われても「うるさい、リングに上がってから言え!」と言われても仕方あるまい、
しかし我々年配者(老害者 ?)にも言える事はある、彼らは今我々が生きている戦場は経験していない、だから「経験してから文句を言え」と言うのだが翻って考えれば我々は間違いなく彼らの生きている時間を経験してきているのだ、
思い返してその頃の自分をよく見る必要は十分にある、「俺たちの頃は違った」と言うのは社会環境が違ったという事だけで我々が幼かったころ、青かった頃はやはり同様に愚かで生意気だったはずだ
今どきの若いもんはと言うのはソクラテスの時代からあったそうだからそんなもんだろうが「暴走老人」とか「老害」とか言われないようにそして言わないようにちょっと相手の事を考えた方が良いのではないのだろうか