梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

厚生省の犯罪

2019-01-15 10:32:19 | 雑記
厚生労働省の不祥事がまた起きた
今までの不祥事は一応「杜撰な」と言うレベルで犯意は無かった、
とは言え恐らく意図的だと思われる状況は想像できるものでデータが偏っていたとか
サンプルが意図的かどうか確定できないにしても政府に阿った結果になっていたのだが
今回の不祥事は明らかに意図的で改竄ソフトまであると言う
これは勤労に関しての基礎データであり其処から計算された失業手当金額が支出される
いつも思うのだが公官庁のおこした不祥事は一般企業なら罰則の有る行為だろう、
仮にそれが杜撰なと言う事でも企業が行ったとしたら税務監査で加算課税されるだけでは済まない
大体日本の官僚及び官庁と言うのは一般社会通念にはあり得ない
「大きな権利を持ちながら全く責任がない」と言う機関だ、
大きな影響の出る税金の使い道、多くの影響の出る許認可の一切を持ち、その影響の責任を個人的に担保しなければならないと言うのは酷かもしれない
しかしそれだけの責任があると言う事を自覚しているとは全く思えないだろう、
自分達が処理している数値がどういう意味を持っているのか真摯に謙虚に自覚して貰わないと我々は
彼らに何の影響も加える事が出来ない立場でありながらその影響は非常に多く被る事になる立場だ、
厚生省の時代、我々から集めた年金を湯水のごとく垂れ流し一般勤労者からすれば開いた口が塞がらない様な退職金を貰ってしかも天下りで悠々自適な連中に手の出しようもなく「年金が減ったので至急は半分に、開始は10年遅らせる」と言われても何もできない
此れは「違法では無かった」が年金の本来の目的外に使用し減少させたのは意図しようとしまいと「未必の故意」とも言える
が発覚した時点ではそれを行った連中はとうに定年でいない、
しかし今回の不祥事と言うのは明らかに故意である、故意と言う事は「犯意があった」訳で犯意が有れば犯罪だ、
組織として共有して「改竄ソフト」居たわけではないと言うのは普通の企業では通用しない、
企業自体の不法行為で商法上の或いは税制上の罰則が科される
此れをうやむやに済ませられない、三権分立を標榜するなら間違いなく裁判にかけて貰いたい
この事こそ「裁判官裁判」にしたいものだ
憲法改変問題以前に官僚制度に関する審査機関と罰則を強化して貰いたいものだ
今回の不祥事が総務省の指摘によると言うのは僥倖ではあるが会計監査院と言う組織があるのに
10年以上前から行われていた違法行為に見逃していたと言うのは機能していなかったと言う事は否めない
政府が官僚の人事権を持ってしまうと安倍政権のように国政全体を手中にしてしまうと言う弊害があるが官僚が政府に事務方としての仕事を人質に取って省庁に有利な法案をゴリ押ししていると言う事もあると言う、
全く利害が無い組織をどうすれば策定できるのだろうか、
その法律自体彼らの綱引きでのみ出来上がると言うなら庶民がどうすれば国民の為の政治が確立するのか、
政治問題を見聞きすると無力感に襲われるがそれも財政官の思うつぼか