❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

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「利休あさがお」 山口瑠美

2018年06月25日 | 今日の誕生花
★いつも心に詞(うた)を置いて ★あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!
『今日の誕生花』シリーズ22篇目! 花はあさがお です。
想定した歌手は山口瑠美サン。書き下ろ詞2度目の登場です!
山口1 山口2

利休あさがお
山口4
朝顔を 眺めながらの 茶席かと
いいえ めっそうも ないことでした
咲きほこる 朝顔は
すべて切られて 一輪が
女を見抜いて いたのです
我はそなたを 択んだのだと・・・
利休2 利休1
百の花 すべて刈り取る 非情さに
息をつめるほど うろたえました
残された 朝顔に
何をたとえているのかと
背筋が冷たく なりました
侘びというには 残酷すぎて・・・
利休6

凛とした 朝顔は
藍をふくんだ 小むらさき
周囲(あたり)を浸しておりました
弓を今にも 引きそうなほど・・・

利休5

ひとこと:誕生花を「あさがお」と決めて何を書こうかと検索をかけたら
利休と秀吉にまつわる興味ある逸話に目が留まった。以下はその要約。
山口3
利休の花に関する逸話はたくさんありますが、なかでも有名なのが『茶話指月集(さわしげつしゅう)』に記されている朝顔の逸話です。秀吉は利休の屋敷の露地に美しい朝顔が咲き乱れているという噂を耳にし朝顔の茶の湯を所望しました。当日、秀吉が利休の屋敷を訪れると庭の朝顔は一株残らず引き抜かれて何もありません。あっけにとられながら茶室に入ると床には見事な朝顔が一輪だけ入れてあり(以下略) 「表千家不審菴~茶の湯 こころと美」より抜粋
他の解説では「花を道具や手段としてしか見ていない冷徹な利休」
「秀吉に対する何らかの思惑が利休にあった」
「互いの心を読みあってわが世を築いてきた戦国のトップクラスの二人、
茶室での二人の姿を思い浮かべる時、穏やかさなどは想像できない」
など…
この逸話を歌として成り立たせるには、【緊張した侘びの空間の中に
一輪ある朝顔の「凛とした」美しさも同時に想像し、その色は
見事な青紫の朝顔ではなかったか】と思いを発展させ
或る男女の冷徹を含む愛の激情ゆえの息詰まりを歌詞にしました。

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