
私は落語が好きである。最近はラジオ深夜便で月2-3回放送される「深夜便落語特選100」、NHK-TVの「日本の話芸」と「演芸図鑑」シリーズを録音・録画して好んで聴いている。
落語の秋田公演がある際には可能な限り聴きに行きたいと考えている。実現は8割か?
落語のバラエティ番組「笑点」はもう45周年も迎えた人気番組である。これも録画して夕食時流し見している。一つの演出であろうが、互いに相手をけなしあうのはあまり良い気がしない。中でも木久扇氏はアホ扱い、「木久蔵ラーメン」はさんざんコケにされている。昨年は秋田での収録があり私も見る機会があった。600人もいるとされる噺家の中には優れた技量を持つ落語家は多数いるが、人気度と言う点では「笑点」のメンバーは抜群だと思う。
このメンバーの独演会などは何度か聴いた。何れのメンバーも聴きごたえのある実力者である。惜しいのは、彼らの導入部の話題はどうしても「笑点」になる。番組から離れた公演の際には、「笑点」には触れずに、純粋の持ち芸を披露すべきだと思う。
今年の3月の時点で「笑点」メンバーの実演に触れていないのは「林家木久扇」氏のみとなった。氏は現在77歳、出来るだけ早くその機会を持ちたいものである。
今回、間接的に「林家木久扇」氏にふれる機会があった。本当に間接的である。
先週土曜,6月14日は息子宅の仔犬を見に行ったが、家族で岩手の鶯宿温泉のホテル「森の風」に宿泊した。見ると20:00に開く館内のラーメン店で「木久蔵ラーメン」が食べられると言う。前から『絶対美味いハズ・・」と確信していたので良い機会、是非食べてみたいと思っていたので若干夕食をセーブして時を待ったが・・・、悲しいことに熟睡してしまった。いつもの早寝の習慣と運転してきた疲れもあっただろう。
期待していただけにガックリ来た。が、ネット通販でも買えることが分かった。早速注文した。6食セットで1,800円、安いか高いかの判断は出来ない。
数日前、食べてみた。スープは醤油味のあっさり系、麺は細い。かつての「支那そば」、と言われた様な「いにしえのラーメン」風味であった。とても美味かった。私の好みである。
ラーメン好きの私は「笑点」の中ではあれほどバカにされ、コケにされる「木久蔵ラーメン」は絶対に不味いはずはない、と確信していた。その通りであった。
本来は「林家木久扇」氏の芸そのものに接したいのであるが、未だ果たしていない。今回は間接的に氏に触れることが出来た。ちょっぴり氏との距離が縮まった。
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