今年の秋田は暑い。今年は耐え難いほど。従来なら寝苦しい夜はあったとしても1週間ほどで、それなりに夏らしさを謳歌できていた。しかし、今年は従来とは異なり、もう一ヶ月近く寝苦しい夜を過ごしている
私は「夏だもの暑いのは当たり前、秋田ではエアコンなどいらん・・・」、と考えていたが、2019年に居間にエアコンを設置した。
82歳になる賄いの石井さんが根をあげた。「最近は暑くて夕食を作るのが苦痛」という。なるほど、この暑さの中で火を使うのは辛いだろう。エアコン嫌いの私は「高齢者虐待をしている」かもしれない。「エアコンがない職場は嫌・・・」と北海道に帰られたら私どもも大変である。
エアコンを設置したらストレスも減ったのだろう、石井さんの表情も良くなった。
設置後日常的に用いられているようで帰宅すると涼しく夕食時は実に快適である。
ただ、私はまだ「エアコン嫌い」の考えが残っており、自分では自宅のエアコンのスイッチを入れたことはない。
何故「エアコン嫌い」なのか、というと、私は暑いのはあまり苦にならず、夏は暑くて当然と考えているからである。
この季節、私は快適とは言えないほどの「寒い環境」で過ごさねばならない方が辛く、不快である。
今日1日私が過ごした環境の温度をざっと示すと、
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◉起床時、2:00頃の居間は25℃、朝日と共に上昇したが窓から風が入り快適。
◉6:00ゴミ廃棄、ダリアの散水等。すでに暑くなってちょっと動くと汗だくに。
◉6:40の通勤のバスが過剰に冷えていた。25℃前後か、不快。
◉7:00からの回診時、ナースセンターの温度設定が24℃にセットされ、不快。
◉8:45から中通総合病院外来であったが温度設定が25℃で同様に寒かった。
◉13:00中通リハ病院の医局の自室は35℃。暑くてエアコンを29℃にセットした。
◉19:30帰宅。居間の温度設定は27℃ほどで快適であった。
◉21:00就寝時の室温は35℃。汗だくになって眠った。
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私はエアコン環境を否定するものではないが「一般に冷やし過ぎる」、と思うが気が小さいから言い出せずじっと耐えている。
「健康を守り、より快適に過ごそうとするのはこの時代当然だが、エアコンは地球を温める大きな副作用があることを忘れてはならない」、「上手に、適温で用いるべき」と思う。
それでも私なりの鉄則があり、特にリビングルームのエアコンは午前10時半まで付けない決まりを自分で作っています。 何故ならば、部屋を閉め切ってエアコンをつけた状態で清掃活動をするのはどうしても抵抗感があるからです。 必ずや清掃を済ませてからエアコンをつけると、この時間帯になります。 綺麗になった室内でのクーラーの風は何にも勝る涼風です。
福田先生が記されている「エアコンは地球を温める大きな副作用があることを忘れてはならない」これまさに先生がおっしゃる通りであり、いつも頭の片隅に置きつつ残暑猛暑日を乗り越えたいものです。