昨日、9月22日は敬老の日で祝日であった。
その数日前に、私あてにA4判厚さ3cmほどの、とても軽い箱が送られてきた。一見何も入っていないのでは??と思うほど軽い箱であった。
包装を開けてみると「祝 敬老」とあり私宛で驚いた。全く予想もされていなかったからである。
中には小分けされた「焼き海苔セット」が入っていた。また、外旭川地区の高齢者1.300人余の名前と年齢が記載された名簿が同封されていた。この個人情報隠蔽の時代に、よくもまあこんな名簿が作られ、送られてきたものだ、と感心した。
私から見ればこれが当たり前の姿である。
また、秋田市長、秋田市社会福祉協議会会長からの挨拶状が入っていた。
以下は後者の内容である。名文なので引用した。
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お祝いのことば
本日、ここに敬老の日を迎えられた皆さまのご長寿を心からお祝い申しあげます。
これまで、皆さまが貴重な経験を生かしその豊かな知識でご家族や地域社会のためにお力を注いでくださいましたことに、心からお礼申しあげます。
さて、今年は新型コロナウイルスの感染拡大によりマスクの着用、人と人とが互いに距離を取り、接触する機会を減らすなど、新しい生活スタイルが求められ、不慣れな生活を強いられております。
しかし、この様な状況が、誰かを支えていたり支えられていたりしていることの大切さ、ふだんのくらしの幸せを、我々に改めて気付かせてくれました。
今こそ、一人一人が力を合わせて繋がり合い、生きがいを感じられる地域共生社会を目指していかなければなりません。
そのためにも、皆さまにはこれまでの経験を生かして、地域の発展にご尽力いただくことを期待しております。
本会では今後、皆さまの健康と長寿を喜ぶことができる地域共生社会を目指し、地域福祉推進のため更なる努力を続けてまいりますので、何とぞご支援、ご協力をお願いいたします。
結びに、敬老の日に際して、ご尽力されました関係各位に感謝申しあげますとともに、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申しあげ、お祝いのことばといたします。
令和2年9月吉日 秋田市社会福祉協議会 会長 〇〇〇〇
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我が国で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として「敬老の日」が設定されたのは1966年(昭和41年)で国民の祝日に制定された。
この年は私は新潟大学医進過程1年生であったが、忘れられない重大事故として2月にANA727型機東京湾に墜落、3月カナダ太平洋航空DC8型機羽田着陸失敗事故、翌日は英国BOAC 707型機富士上空で空中分解事故が起き、巨大事故を追っている私にとっては忘れられない年である。
1966年(昭和41年)日本の人口は約1億2.000万人、高齢化率は10%程度であった。現在は28.4%で世界一である。
敬老の日の趣旨は素晴らしいが、今は同じコンセプトで高齢者を捉えていては国が成り立たなくなっている。菅首相のにとっては厳しい判断を迫られる高齢者対策が問われることになる。
最近まで、シルバーデモクラシーとしてで厚い庇護を受けてきた高齢者は、今後は「軽老」へシフトせざるを得ない状況を自覚しなければならないだろう。
現実的にどうなるかは、政治家の手腕にかかっているが、新型コロナの影響もあって国力は低下しつつあり、決して甘くはない。
その数日前に、私あてにA4判厚さ3cmほどの、とても軽い箱が送られてきた。一見何も入っていないのでは??と思うほど軽い箱であった。
包装を開けてみると「祝 敬老」とあり私宛で驚いた。全く予想もされていなかったからである。
中には小分けされた「焼き海苔セット」が入っていた。また、外旭川地区の高齢者1.300人余の名前と年齢が記載された名簿が同封されていた。この個人情報隠蔽の時代に、よくもまあこんな名簿が作られ、送られてきたものだ、と感心した。
私から見ればこれが当たり前の姿である。
また、秋田市長、秋田市社会福祉協議会会長からの挨拶状が入っていた。
以下は後者の内容である。名文なので引用した。
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お祝いのことば
本日、ここに敬老の日を迎えられた皆さまのご長寿を心からお祝い申しあげます。
これまで、皆さまが貴重な経験を生かしその豊かな知識でご家族や地域社会のためにお力を注いでくださいましたことに、心からお礼申しあげます。
さて、今年は新型コロナウイルスの感染拡大によりマスクの着用、人と人とが互いに距離を取り、接触する機会を減らすなど、新しい生活スタイルが求められ、不慣れな生活を強いられております。
しかし、この様な状況が、誰かを支えていたり支えられていたりしていることの大切さ、ふだんのくらしの幸せを、我々に改めて気付かせてくれました。
今こそ、一人一人が力を合わせて繋がり合い、生きがいを感じられる地域共生社会を目指していかなければなりません。
そのためにも、皆さまにはこれまでの経験を生かして、地域の発展にご尽力いただくことを期待しております。
本会では今後、皆さまの健康と長寿を喜ぶことができる地域共生社会を目指し、地域福祉推進のため更なる努力を続けてまいりますので、何とぞご支援、ご協力をお願いいたします。
結びに、敬老の日に際して、ご尽力されました関係各位に感謝申しあげますとともに、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申しあげ、お祝いのことばといたします。
令和2年9月吉日 秋田市社会福祉協議会 会長 〇〇〇〇
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我が国で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として「敬老の日」が設定されたのは1966年(昭和41年)で国民の祝日に制定された。
この年は私は新潟大学医進過程1年生であったが、忘れられない重大事故として2月にANA727型機東京湾に墜落、3月カナダ太平洋航空DC8型機羽田着陸失敗事故、翌日は英国BOAC 707型機富士上空で空中分解事故が起き、巨大事故を追っている私にとっては忘れられない年である。
1966年(昭和41年)日本の人口は約1億2.000万人、高齢化率は10%程度であった。現在は28.4%で世界一である。
敬老の日の趣旨は素晴らしいが、今は同じコンセプトで高齢者を捉えていては国が成り立たなくなっている。菅首相のにとっては厳しい判断を迫られる高齢者対策が問われることになる。
最近まで、シルバーデモクラシーとしてで厚い庇護を受けてきた高齢者は、今後は「軽老」へシフトせざるを得ない状況を自覚しなければならないだろう。
現実的にどうなるかは、政治家の手腕にかかっているが、新型コロナの影響もあって国力は低下しつつあり、決して甘くはない。
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