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福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

先人の言葉から学ぶ(1) 求めよさらば与えられん、叩けよさらば開かれん

2013年07月03日 18時32分38秒 | コラム、エッセイ
 私は自分の信条とか、座右の銘としての良い言葉を持っている訳ではない。せいぜい、「継続は力なり」くらいだが、それだけに先人の言葉などに感じやすい。良い言葉など見つかれば、そのたびごとに記録して置く。

 ■「求めよさらば与えられん、叩けよさらば開かれん」は『新約聖書 マタイ伝』の山上の垂訓にある言葉で、簡単な解説書によると、ひたすら神に祈れば、神は必ず正しい信仰心を与えてくれるだろう、という意味とある。転じて、一般的には何事も進んで努力する姿勢が大切だという意味に用いられている。

 実際には世の中そんなに甘くない。希望したものが簡単に与えられる、あるいは手に入ると考えるのは甘すぎる。しかしながら、希望したものが得られないとしても、副次的な収穫は必ずある、ということを教えているのだろう、と私は思う。

 類似の言葉に
■「千里の道も一歩から」。何事もまず一歩踏み出さなければ始まらない。
■「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ(本田宗一郎)」。これは有名な言葉。
■「私がもっぱら虐待しているのは自分自身だよ 苦労なしには自分の道を究めることはできない(カラヤン)」。楽団の帝王も人知れず努力していたんだ。初めて知った言葉。
■「事を成し遂げる秘訣は、一時に、ただ一つをなすことだ(リンカーン)」。
■「我らが得た最大の光栄は、一度も失敗しないことでなく、倒れる毎に起きあがったことである(ゴールドスミス)」。

 ただこんな前向きな言葉だけでは息苦しくなる。次のような言葉でほっとする。
■「真面目になりすぎたくない(サイモン・ラトル)」。カラヤンの2代後のベルリンフィルの音楽監督。育った年代の相違かも。
■昇進を捨てて人間幅が出き(サラリーマン川柳)。

■人が単純に真面目に人生を受け入れ、高望みしないなら、人は楽園に住むことも出来るだろう(シューマン)。

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