福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

新型コロナ(40) 新型コロナ禍のこどもの日 いい機会教育として生かしてほしい

2020年05月05日 07時11分51秒 | コラム、エッセイ
 ほぼ2ケ月にわたる期間、休校が続き、外出もままならなかった子どもたちのストレスの話題が新聞紙上で取り上げられている。
 休校中にゲームやインターネットに接する時間が増え、依存症に進行するケースがないかも気がかりである。

 子どもたちにとって学校、勉強、友人、遊びいかに大きいかが改めて示されている。
 まだ先のことはわからないが、それだけ世界に流行している新たな疫病についても理解を深めるなければならない。その意義を教えなければならない。

 今後、蓄積したストレスから新たな学校生活に戻れるよう、配慮すること不可欠だ。

 秋田県内の小中学校は7日以降、高校など県立学校は11日から再開されることになった。先ずは県内の新型コロナウイルその感染状況が学校を再開できる状況に維持できていることを喜びたい。

 政府は2月末、新型コロナの感染拡大防止策として全国の小中高校などの臨時休校を要請した。県内では大部分の学校が3月2日から休校した。4月6日には1カ月ぶりに再開したが、県内で新たな感染者が確認されたり、緊急事態宣言が全国に拡大されたりしたため、再び休校が余儀なくされていた。

 子どもたちにとって卒業、入学、進級などの節目となる時期に、本来であれば家族や友人たち、先生方に囲まれながら楽しく過ごす時期に、通学できない状況が続くのは極めて異例で子供達の心も傷を負っただろう。

 しかしながら、その傷が大きければ大きいほど今回の経験を生かして命を守るための危機管理について教え込まなければならない。ある意味では今回、人生のスタート期にいい経験したとも言える。
 学校が再開しても、遅れたカリキュラムを必死に取り戻すだけではなく、その学年の理解度に応じ、何故新しい疫病が全世界に蔓延したのかについて、自分の命を守るにはどうすればいいのか、人間社会の将来的なあり方を教えなければならないし、一人一人が当事者として考え行動できるよう指導するいい機会としてほしい。

 新型コロナは、なんで秋田で感染者が少ないか?それは空が広く、人口が少ないから、人間同士の過密状態、交流が比較的少ないからである。これは人間のより自然な生き方の一例である。子供達が大きくなる過程で、地球温暖化、地球の環境の汚染は一層進み、自然災害も増えていくだろう。それらに対して、自分はどう行動すべきか考えさせる機会を作ってほしい。

 外出自粛などで、ストレスが募っているのは子供達だけではない。家庭内暴力も、離婚なども増えつつあるとも言われる。機能的な、一見便利な都会地ほど生活に遊び感覚がなく、このような時には弱い傾向にあるらしい。

 秋田の良さも一緒に考えよう。

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