一人は家族のために 一人は復讐のために 魂を売った
今晩は☆4月になりましたね。この作品、3月30日に京都シネマにて鑑賞。用事があり、近くまで行ったら、時間が出来て観れました。アンドリュー・ガーフィールドとマイケル・シャノンが共演ということで気になっていた作品。2年前の作品だったらしく、もうDVDになっているらしい。
日本公開は1月の末ということで。京都には3月26日から公開されたんですね。マイケル・シャノンって、見た感じからなんとも言えず悪い奴という感じがしていましたが、その通り、この作品では主人演じるアンドリューを悪い道に引き込むというほんまに悪い奴でした(笑)フル出演のマイケルは観たことがなかったので、大変楽しみでした。
しかしアンドリューの演技、絶妙でしたね。彼のこういう汚れ役というのは初めてみました。にっちもさっちもいかず、悪い道に手を染めるという役がらがほんまに上手かったです。多分こういう役は初めてなのではないでしょうか。
先日観たマネーショートよりは分かりやすく、私的には非常に面白かったです。そうそうこのお話もあのリーマンショック後のアメリカを舞台に描かれています。お金、欲望、モラルの間で人生を狂わせられる男たちをリアルに映し出しています。
住宅ローンが返済不能のため家を差し押さえられる人々の事実を元に映画化された作品です。
主人公デニス・ナッシュもそのひとり、家を差し押さえられたことから、道を踏み外して行くのです。アンドリューの見事な演技に、本当にこちらまでグッときます。何とか息子コナーや母のために、家を取り戻したいという気持ち、分かりますよね。そんなデニスの気持ちの中に入ってきたのがあの男リック・カーバー
マイケル・シャノン演じるリックの儲け話につい!
そりゃわからないでもないよね。長年住み慣れた愛着のある家を何とか手に戻したいという気持ち!
何とか事態を収集したいところだが、そういうわけにはいかない。銀行、警察が押し掛けてくるわけだからね。
とまあそんなことで、不動産屋ブローカーリックに雇われることなったのだ。そしたらえらいことがわかる。実はこれは、法の穴をくぐりぬけて大儲けするというビジネスだったのね。
結局デニスも自分がやられたようなことを同じ境遇の人にやるわけなのである。大金目がくらんだデニス、分からなくもないが、、、、、、。そして今までと違った人生が待っていたのだ
贅沢三昧の生活!!パーティ
こんな立派な家にも住める!!
家は確かに家族にとってかけがえのないものかもしれないけど、立派な家に住むことが本当に幸せなのか?色々考えさせる。母と息子に言えないまま人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュ。さてどうなるのか?
あらすじ(allcinemaより)
若いシングルファザーのデニス・ナッシュ。母と小学生の息子と3人暮らしの彼は不況で職を失い、やがて自宅を差し押さえられてしまう。警察を伴い現われた不動産ブローカーのリック・カーバーは、有無を言わさぬ冷徹さで立ち退きを迫る。やむを得ず、母と息子を連れてモーテルに引っ越したデニス。必死に職を探すが、なかなか見つからず途方に暮れる。そんな彼に仕事を与えてくれたのは、皮肉にも彼を我が家から追い出した張本人のカーバーだった。家族の大切な家を取り戻すためならどんなことでもすると覚悟を決めたデニスは、カーバーの下でモラルを無視した商売に手を染め、大金を稼ぐようになっていくのだったが…。
日々平穏に暮らしている私たちには考えられないお話。しかし遠いアメリカではこのようなことが起こっているのでしょうね。
色々考えさせられる話でしたね。明日自分の身にも起きたらと思うとぞっとするのでありました。
解説(allcinemaより)
ごく普通のアメリカ市民が、極端な格差社会が生み出した不合理な仕組みに翻弄され、ささやかな平穏な人生さえも奪われていくさまを鮮烈に描き出した社会派ドラマ。主演はアンドリュー・ガーフィールドとマイケル・シャノン。共演にローラ・ダーン。監督は「グッバイ ソロ」「チェイス・ザ・ドリーム」のラミン・バーラニ。
自らも大きな代償を払うことに・・・・。大金に目が眩むではいけません。
メディア | 映画 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(アルバトロス・フィルム) |
初公開年月 | 2016/01/30 |
ジャンル | ドラマ/サスペンス |
映倫 | G |
オフィシャル・サイト
http://dreamhome99-movie.com/