この《実話》は、フィクションよりも大胆
好き度:+5点=75点
MOVIX京都にて鑑賞。 ベン・アフレック監督・主演の作品です。
何とこれ実話らしく、びっくり!!舞台はあの中東イラン。そのイランにあるアメリカ大使館で起きた人質事件らしく。CIAが実際に行った救出作戦だというのだから、嘘みたいな話。
確かにコピーのとおりフィクションより大胆な実話としか言えないよね。こんな発想すること自体信じられないね。でもこれが上手く行ったというのも凄い話である。
それにしても中東辺りは何とも独特な雰囲気です。イスラム教という宗教のせいでしょうか?観ている私自身も何だかその場所にいるような気がして妙な緊張を感じるのでした。ヘタに関わると突っかかるおじさんがとても印象的でした。関わりたくないなと実感。
この風景一つにしても緊迫感を感じる。ベン演じる髭もじゃトニーとバックのホメイニ師のような?ポスターがえらいマッチ。
雑踏とした街並に紛れ込むトニーとアメリカ大使館の職員たち。何処で監視されているか?と考えたらそれだけでも冷や汗もの。とにかく怖いの一言。
終始そんな緊張感で観ていたこの映画。とにかく自分もこの映画の中へ同化しているような気分でした。
もちろんそんな状況の中、トニーは大芝居を売って彼らを助けようと試みるわけだから、これって凄いわ!
あらすじ(Movie walkerより)ネタばれしています。未見の方読まないで下さい。
1979年11月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠する。混乱の中6人が脱出しカナダ大使の私邸に逃げ込むが、残った52人の大使館員は人質となる。イラン側は、癌の治療のために渡米した前国王パーレビの引き渡しを要求する。大使館員の写真つき名簿は襲撃前にシュレッダーにかけていたが、名簿が復元されれば脱出者がばれ、捕まれば処刑される。国務省はCIAに応援を要請し、人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれる。トニーは、6人をニセ映画のロケハンに来たカナダの映画クルーに仕立て上げて出国させるという作戦を閃く。
トニーの知人で特殊メイクの第一人者、ジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)は協力を快諾する。チームに参加した大物プロデューサーのレスター(アラン・アーキン)は、自宅で山積みになっているボツ脚本から、イランでの撮影に相応しいSFアドベンチャー『アルゴ』を選び出す。事務所を立ち上げ、大々的な記者発表を開き、本物さながらのプロジェクトが始まる。
一方、イランでは200人以上の民兵が空港を監視していた。1980年1月25日、プロデューサー補に扮したトニーはイランへと向かい、文化・イスラム指導省で撮影許可を申請した後、カナダ大使邸に入る。
6人は計画に反発するが、それぞれの役柄を暗記する。翌日、ロケハンを許可した指導省が、バザールで担当者と面会するよう要求してくる。トニーは怖気づく大使館員を説得して連れ出し、何とか乗り切る。しかし翌日、トニーの上司オドネル(ブライアン・クランストン)から緊急電話で、計画の中止が告げられる。軍による人質奪還作戦が決定したのだ。航空券は取り消され、ハリウッドの事務所は閉鎖される。トニーは6人に黙ったままホテルに帰る。翌朝、トニーは電話で、6人を出国させると上司に宣言する。しかし作戦の復活には、カーター大統領の承認が必要だった。一方、大使館名簿の復元もあと数分に迫っていた……。
この場面はもうもう息を呑むようなドキドキシーンで思わず乗り出して観ましたよ!!
もう救出までは後少し(汗)果たして成功になるのか?
解説(allcinemaより)
79年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件で、実際にCIAが行った架空のSF映画の製作を口実に使った驚愕の救出作戦を緊張感溢れる筆致でスリリングに描き出した衝撃の実録ポリティカル・サスペンス。監督・主演を務めるのは「ゴーン・ベイビー・ゴーン」「ザ・タウン」のベン・アフレック。共演にブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン。
出演者も作品そのものもかなり地味目ではありますが、リアルさはピカ一。まるでドキュメント作品を見ているような気分にさせられました。
メディア | 映画 |
上映時間 | 120分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2012/10/26 |
ジャンル | サスペンス |
映倫 |
G |
ベンのロン毛もなかなか時代にマッチしていて良かった!
よく出来た作品でした。
こんな奇想天外な作戦が本当にあったこと自体が驚きでしたが、当時の様子を事細かく再現してみせたベン・アフレックの手腕も見事でした。
空港からの脱出シーンはハラハラドキドキでした。
良い緊張感を味合わされました。
今晩は☆彡
あ!のぼうの城も実話ベースなんですね。
知りませんでした。それにしてもこういうことが
実話であるということはある意味面白いですね。
特にアルゴはハラハラドキドキものでした。
007、こちらも観ましたが、まだ記事書けておらず(汗)
早く書かなければ、、、、。
SFも面白いですが、事実は小説より奇なりとも申しますから、感情意入しやすいですね。
次は、きょう封切りの007を愉しみたいと考えています。
なかなかシアターに足を運ぶ回数が減りました(涙)
これは本当にハラハラドキドキもんでしたね。
遠出されたんですね。でも行ったかいあったですね。
事実というのが驚きですよね。
コメント遅くなりました。
今年もカレンダー展頑張ります!
気がつけばもうベスト決めなければいけない時期ですね。
う~ん後半はあまり観れてないのでどうなることやら、、、
アルゴはなかなか緊迫感あって良かったです。
これもベストいいれようかな?
まったくもうの上映館なしで、はるばる遠出しました。
これだから田舎は!!ですよ。
事実は小説より奇なり!!でした。
ことしも頑張って下さいね!
アルゴ面白かったですね
皆さんのベストにきっとはいってくるでしょうね。年末のベスト考える時期が近づきましたね~
mezzotintoさんは決まりそうですか?
本当にリアルでした。
ベンもその時代のキャラを上手く演じていたし、、、。
観ている私たちも妙な緊張感を味わえたように
思います。絡んでくる中東の人たちも本当に怖くて。
おっしゃるように地味な配役だけにリアルさを感じるのかもしれません。
現在も中東は大変ですよね。いつまであんな状態が
続くのかな。
当時は子供でしたが、ホメイニ師やソ連のアフガン侵攻は憶えています。
でも、こんなとんでもない真実があったとは驚きでした。
B.アフレックのバランス感覚が冴えています。
配役も、地味だからこそのリアリティとでも言うのでしょうか、
見事に引き込まれました。
いつもコメントありがとうございます!!
おぉ~実在の人物と似ているんですね。
さすがベンですね。
まさか偽の映画製作で出国とは本当に嘘のような(笑)
嘘だけどなかなかスリリングで観入りました。
俳優陣は地味目ではありましたが、名優さんの脇役は
見事でした!
最後、無事出国できるかというサスペンスが効いていてハラハラさせますが、実話にしては綱渡りすぎる気もしました。
原作、最後の方だけ立ち読みして見ましたが、実際にはあそこまで最後は綱渡りではないです。
アラン・アーキンとジョン・グッドマンの脇役もうまいですが、役者は巧い人を揃えていて見せます。