先日、京都シネマにて鑑賞。東海テレビ開局60周年ということで制作された作品を映画化されたものだそうです。
メディアの世界については全く知らない私には、大変興味深いものでした。かなりリアルに描かれていて、その中でお仕事されている人たちの日常の大変さに色々考えさせられるものを痛感しました。
主役は3人、東海テレビのアナウンサー福井智之さん、契約社員で記者の澤村慎太郎さん、そしてもう一人は契約社員でリポーターをされている渡邊雅之さん
澤村さんは不安定な雇用状態で長年この局で記者をされている。いつ干されるか?分からない状況の中、おそらくこの仕事に魂をかけておられるのだろうとひしひし感じられる。本当に好きなんだと・・・。
福井さんはアナ職なので、安泰というポジションだけど。好きな番組を与えられるとは限らない。メインで持っておられた番組も、時期が来れば降板しなければならないという感じだ。結局この作品で降板劇も観ることに・・・・。
そして最後の一人、渡邊さん。彼も不安定な雇用状況の中、一生懸命リポに専念するも、今一つメッセージが弱いのか?一年で干されるという結果に。キャラは確かに少し弱さも感じたけど・・・。実際の渡邊さんは意外にも違うようだ。
トークイベントで顔見知りになったジャーナリスト立岩陽一郎さんが渡邊さんの実際のお姿を伝えてられたのを知る。近々、渡邊さんをゲストにこの作品上映会が開催されるという事なので、是非参加したいと思う。
驚いたのは実際の番組と併行されてこの作品は作られているようだ。そんな事で、この作品は単なるドキュメントではないのである。
このお二人がプロデューサーと監督さんです。
平日という事もあってお客さんは僅かでした。好評につきアンコール上映で只今京都シネマにて絶賛公開中です。